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劉備の一族は生活の為に皇帝の末裔を名乗った?

2022年11月1日


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靖王劉勝の子孫と勝手に名乗る劉備

 

三国志演義の主人公、劉備は前漢の中山靖王劉勝の末裔とされます。しかし、それは自称で本当の事は分からないとされますが、あるいは本当に皇帝の子孫であったかも知れない説があります。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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「属尽」という身分を利用した劉備

土いじりをする劉備

 

それは、皇帝の末裔の中で遠すぎて特に特権がない属尽(ぞくじん)と呼ばれる人々に税金や雑役の免除を与える制度を西暦159年、後漢の桓帝が施行した事です。属尽と認められれば税金が大幅に軽くなるとなれば、申し出が殺到するのは道理でそれにより租税収入が減少する州郡では反対運動が起きました。

 

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劉備の将来の夢

三国志大学で勉強する劉備

 

劉備は幼少期に、「俺は将来天子になるんだ」と口走ったり、父親を早くに失くしたにも関わらず叔父の援助で学資をえて遊学したりしていますがこれは涿郡の劉氏が、自分達は皇帝の末裔だということを内外に示す為に行うパフォーマンスだったと考えられるそうです。

 

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三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

宮廷もバカではないので、劉氏だから皇帝の末裔です程度の詭弁では属尽とは認めずそれなりに確かな証拠を求め、それに見合う証拠を涿郡の劉氏は出したと考えられます。ものすごく遠い事に違いはないですが、劉備は本当に皇帝の末裔だったかも知れません。

 

参考:wikipedia

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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