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李牧の想定を越えろ!
今回、李信が過剰と思えるほどに深く攻め込んでいるのは、王翦の期待に応えるためでした。河了貂も李牧の想定を超える働きを見せないと、今回の戦いには勝てないと考え、何か奇策を練っている様子です。
動かない中央
右と左が激しくぶつかる中で、全く動きがないのが中央軍でした。李牧が期待する秘密兵器である青歌軍の総大将、司馬尚は全く動く様子を見せていないのです。それに対し倉央は「趙はビビっている」と軽口を叩きますが、この状態に耐えかねた亜光将軍が軍を動かしました。
キングダム774話ネタバレ「動きが遅い楽彰軍」
亜光軍が動き出すと、楽彰軍も前進を開始、しかし、両軍が近づいてきても速度を上げようとはせず、そのままです。王翦はすぐに前線の異変に気付き、楽彰軍は亜光軍と戦うつもりはなく、速度と位置を合わせていると見抜きます。中央と秦右翼の中間に位置している王賁も、この陣形は麻紘将軍が討たれた時の状況に似ていると感じ取りました。王賁は、李牧が亜光を狙っているのかも知れないと考え、いつでも援軍に出れるように準備せよと部下に伝えます。
李牧が亜光軍の前に出現
亜光も楽彰軍が速度を上げない事に違和感を感じていますが、前進を止める事も出来ず、低速で進んでいると森に隠れていた遊軍の李牧が姿を現しました。王翦は、亜光に対し心中で「その誘いは罠だから乗るな」と祈りますが、鄴攻めで李牧に苦杯をなめさせられた亜光は止まりません。例え罠だとしても、敵の総大将である李牧を討てば戦争は終わるのです。こうして、亜光将軍は李牧の首を獲れと進路を変更し全軍で突撃する模様です。決して脳筋ではない亜光ですが、世代交代の哀しさ、ここで李牧の罠にハマり、無残な最期を遂げるのでしょうか?次号に続きます。
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