キングダムには個性的な武将たちが数多く登場しています。中でも合戦がメインなだけに、武力に秀でた将兵たちが主人公の信を始め、戦場を駆け巡ります。
戦場で指揮官となる将軍たちには前線で戦うだけに武力が必要になりますが、キングダムで最高クラスの人気を誇る王騎将軍はどのくらいの武力になるかみていきましょう。
中華最強を誇る龐煖に負けない王騎
王騎の武力は秦の怪鳥ともいわれるほどで、昭王(政の曾祖父)の時代には六大将軍の一人として各地で大活躍していました。
史実上は秦の中では白起将軍が最強となっていますが、そもそも武力というのを一騎討ちにおける個人の武力とするか、戦場での指揮官として統率力を挙げるかで意見が分かれてしまいます。軍を率いるという点では白起が優れているかもしれませんが、馬上での個人戦ともなれば、キングダムでは王騎のほうが上であろうという模写になっています。
個人の武力も高い王騎ですが、これに待ったをかけるのが龐煖です。事実王騎を死に至らしめたのは龐煖の一撃です。単純な腕力、殺傷力、攻撃力という点では龐煖が上になるでしょうが、将軍としての重みを背負っている王騎は、一振りの矛に込められている力が龐煖の武力を圧倒しています。
個人戦での戦いを武力と想定した場合、信や羌瘣を軽くあしらった龐煖も最強クラスといえますが、絶対に倒れない、諦めない、すべての将兵の思いを背中に背負っている王騎の底力は龐煖を凌駕しているでしょう。
時代が違ってもゲームにしたら最強クラスの王騎
史記にある春秋戦国時代には数多くの将軍たちが登場しています。500年もの期間になりますし、戦国時代だけでも200年あまりに及びます。これだけの長い期間ですから、同じ時代ではないので単純に比較するのは難しいといえますが、個人の武芸に優れている将軍よりも、指揮官として知略にも能力を発揮している将軍たちが歴史に名を残しています。
キングダムの主要登場人物以外で春秋戦国時代の英雄として名が挙がるのは楽毅、孫武、田単、呉起など、ゲームで武力という表記をすれば満点が100とすると、90以上は間違いない人物たちです。この4名は知略も優れているので、武力・知力ともに90以上、もしかすると95を超えてくる可能性は高いといえます。これに対抗できるのがやはり王騎でしょう。史実ではほとんど名前が残っていませんが、キングダムのおかげで知名度はかなり高まったといえます。時代を問わない武将が集結するゲームが出れば、能力値はすべて高く、間違いなく最強クラスの武将となるでしょう。
最強に待ったをかけるのが少し後に登場する項羽と呂布
王騎が最強クラスとはいえ、中華最強を名乗るのに待ったをかけるのが、少し後の時代に登場することになる項羽と呂布です。
呂布は三国志になるので300年ほど後の時代となります。
一方の項羽はキングダムに登場することはないでしょうが、秦と趙が戦っている時代に誕生しています。いってみれば政や信から25~30歳ほど年下になりますので、ちょうど王騎と信の年齢差くらいですから、孫の世代となります。
特に項羽は楚の生まれで秦の時代に終止符を打つことになる英雄ですので、もしも同じ時代だったらと思うとワクワクしてしまいます。楚の大将軍である汗明や媧燐は大きな顏ができなかったでしょうね。
この項羽と呂布はゲームになると必ず武力や攻撃力は100という数値になるほど、破壊力は抜群です。歴史書だけでなく、多くの小説や漫画、映画、ゲームで取り上げられているので実際に単騎で強かったのだろうと推測できます。一騎で多勢を震え上がらせ、愛馬はともに名馬の騅と赤兎馬で、姿を見ただけで多くの将兵が恐れをなして動けなかったといわれています。
キングダムでの一騎当千といえば龐煖が一番手になります。キングダムでの呂布や項羽の武力は龐煖に置き換えることも考えられますので、王騎に関してはキングダムでしか分からないのがネックですが、龐煖と互角以上に戦った王騎は項羽や呂布と同等の武力といっても過言ではありません。項羽や呂布が王騎に後れをとったとは考えにくいですが、それでも王騎が負けるのは想像しづらいですね。
春秋戦国時代ライター ソーシーの独り言
キングダムの中では王騎の武力は飛び抜けているといっても過言ではありません。春秋戦国時代に登場する将軍たちの中では龐煖と比べても最強クラスですし、後の歴史に登場する項羽や呂布といった一騎当千の武将に引けを取らない武力の持ち主といえるでしょう。むしろ、キングダムでは天才的知略を持っている李牧と鬼のような強さを誇る龐煖が手を組まないと倒せないのですから、やっぱり王騎の武力が最高と考えられますね。
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