ログイン | 無料ユーザー登録


朝まで三国志
ながら三国志音声コンテンツ


はじめての三国志

menu

はじめての変

「楚」ってどんな国?キングダム戦国七雄を徹底紹介

楚の旗と兵士




 

キングダムでもお馴染み、戦国七雄の国々、

でも広い中国大陸、7か国には、それぞれに個性があります。

 

それらの国々の生い立ちを見ていると、後に辿った運命まで見えてきます。

今回は、そこから蛮族の国と恐れられた「楚」(そ)を紹介

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:三国志を楽しむならキングダムや春秋戦国時代のことも知っておくべき!

関連記事:キングダムと三国志の違いって何?時代を追ってみる

 

未だに分からない、楚を建国した人々

 

楚は漢民族の母体になった黄河文明を持つ人々が長江を下って興した

という説と黄河文明とは異なる異質な長江文明の土着人が興したという説が

あり今でも決着はついていません。

 

しかし、楚で発掘される墳墓の埋葬者が、周王朝の影響である北向きではなく

殆ど南を向いて埋葬されている事から、現在は土着の人々が興したのでは

ないかという説がやや、有力になっています。

大昔から王を名乗っていた楚、その理由

股 p

 

楚は国としては、紀元前11世紀に周が建国されてから

暫く後の記録に出現します。

大変に独立志向の強い国であり6代目の王の熊渠(ゆうきょ)の時代に、

 

「俺達は野蛮人だから、中華の爵位には服さないぜ へへん!」

 

と言い、早い段階から王を名乗って反抗していました。

これは、他の六国にはない楚の特徴であると言えます。

 

しかし、その割に周に厲王(れいおう)という暴虐な王が即位すると

 

「やばい、討伐されるかも知れないから、王は暫くやーめた」

 

と恐れて、王を名乗るのを止めたりしています。

なんか、ヘタレヤンキーみたいで可愛いですね。

 

侯爵国である随を滅ぼし爵位を求めるも拒否られ

 

楚は17代目の熊通(ゆうつう)の時代に、近くにあった侯爵国である

随(ずい)を滅ぼし、代わりに楚を侯爵にしてくれと周王室に頼みます。

 

しかし、周はこれを拒否したので、楚は怒り長らく封印していた

王号を復活させました。

これにより、楚の熊通(ゆうつう)は武王になり以後の楚は代々王を名乗ります。

紀元前740年頃の事で、もちろん七雄では一番早いです。

 

 

強くなっていく楚

 

楚は、武(ぶ)王に続く、文王(ぶんおう)、成王(せいおう)の時代に、

周辺の小さな国を併合して、国土を拡大させていきます。

6代目の荘王(そうおう)の時代になると楚は勢いが盛んになり

陳(ちん)、鄭(てい)という小国を属国化して中原の争いに顔を出すようになります。

 

そして、中華の最強国、晋の大軍を邲(ひつ)の戦いで破り、

荘王は春秋五覇の一人に数えられる程の名君と讃えられました。

 

滅亡の危機に瀕する楚

 

しかし、荘王の後を継いだ共王(こうおう)は、逆に鄢陵(えんりょう)の戦いにおいて

晋に敗れて覇権を失います、これを契機に楚は再び下り坂の状態になります。

 

11代の平王(へいおう)の時代、彼は家臣の伍子胥(ごししょ)の

父兄を無実の罪で殺します。

それを恨んだ伍子胥は、呉に走り呉王闔閭(こうりょ)を説いて楚に侵攻させます。

楚は敗れて、一時、呉によって支配され滅びる寸前に陥りました。

 

伍子胥は、平王が既に死んでいたので、仇を討つ事が出来ず、

腹立ちから平王の墓を暴いて死骸を引き出し鞭で三百回打ったと言います。

 

ここから、死んだ人を容赦なく批判するという意味の

「死屍に鞭打つ」という故事が産まれました。

 

同じ頃、逃亡した楚の家臣、申包胥(しんほうしょ)は

救援を請う為に秦の哀公に謁見を果たします。

ところが哀公は親戚にも関わらず、救援を無視し楚を見殺しにします。

 

申包胥は、それを知ると七日、七晩、食事もとらず号泣します。

それを見た哀公は心を動かされ、遂に戦車500輌を援軍として

送りました。

 

これにより楚の昭王は国土を奪い返す事が出来、楚は辛うじて

滅亡から免れます。

 

時代遅れになっていく楚、その理由は?

 

楚は、戦国時代に入っても、劇的な改革が起こらず、

勇猛だが旧態依然の国という印象がつきまといました。

 

その理由は国土が広い割に人口が少なく地方の支配者の権力が強く

楚王の権限が強くならなかった事。

そして、王族や皇族、名門貴族が重職を独占して、

新しい人材が入らなかった事が影響しています。

 

それでも、呉起のような魏の亡命者の尽力で或る程度の改革は出来ましたが

ようやく、改革が実績を挙げる頃には七雄の秦は手がつけられない

強大な国になっていて、秦につくか、斉につくかで国内は二分するという

情けない事大主義の状態になっていきます。

 

それでも最期には意地を見せた楚人の激しい気性

炎 s

 

楚は秦に滅ぼされる直前にも項燕大将軍が秦の二十万の大軍を撃破

「例え残り三戸になろうとも秦を滅ぼすのは楚」という項燕の無念の言葉は

そのまま、孫の項羽に受け継がれて秦を滅ぼす原動力になります。

 

楚人は、項羽といい、伍子胥といい、屈原(くつげん)といい、

性格が真っ直ぐで熱く直ぐに爆発するという民族的な特徴を持っていました。

 

その爆発力には、他の六国は敵いませんでしたが、一方で、

中々、改革を受け入れない頑固さがあり、それが近代化を遅らせて、

天下統一には至らせなかったように思えます。

 

関連記事:史上最高の天才将軍 韓信(かんしん)は性格にかなり問題あり?

関連記事:秦の為に戦い秦人に恨まれた名将 章邯(しょうかん)

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代  

 

 

関連記事

  1. 張飛 え、そうだったの?蜀の五虎将軍、実は存在しなかった?五虎大将軍の…
  2. 張飛 【シミルボン】進化する名将?張飛は決して脳筋ではなかった!
  3. 【戦国時代と三国時代の類似点】権力者に抵抗して戦い抜いた曹髦と織…
  4. 袁術と孫策 孫策を自分の息子にしたいと思っていた袁術
  5. 曹操 曹操 生涯最大の苦戦 烏桓討伐|完結編
  6. 呂布、黒山賊 もし呂布が曹操に斬首されず助命されていたらどうなったの?
  7. 張飛の最後 111話:関羽と張飛の死に劉備は仇討ちの決意を固める
  8. 劉備 現代医学からみた劉備玄徳の死因…驚愕の真実が発覚!!

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 五斗米道の教祖・張魯
  2. 黄巾賊を撃退する太史慈
  3. 呪われている太史慈
  4. 吉田松陰(極悪顔)
  5. 劉備 呂布 裏切り
  6. 今晩からぐっすり眠れる特集バナー ながら三国志
  7. 顔良と関羽
  8. 剣を持って戦う徐庶

おすすめ記事

  1. 公孫瓚の易京城はどんな城? 三国志大学で勉強する公孫サン(公孫瓚)
  2. 龐徳の子や孫は一体どんな人なの!? ホウ徳(龐徳)
  3. 【キングダム】王賁の子孫はついに○○になっちゃったってホント!? 王賁
  4. キングダム594話ネタバレ雑学「趙峩龍の戦術元ネタを暴露」 キングダム53巻
  5. 戦国最強の同盟を成立させた名軍師・太原雪斎(たいげんせっさい)の活躍 三国志ライター黒田レン
  6. キングダム586話ネタバレ予想vol2今後覚醒しそうなキャラは? キングダム52巻

三國志雑学

  1. 七星剣
  2. 陸遜
  3. 孔明の留守宅の壁に長々と漢詩を書いて汚す劉備
  4. 曹操から水攻めを受ける呂布
  5. 劉禅と董允


“ながら三国志音声コンテンツ開始" “忘年会企画" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム" “はじめての三国志コメント機能" “読者の声"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 三国志大学を目指す曹操
  2. キングダム52巻
  3. 戦国昭王、大激怒で白起に死を命ずる
  4. 孫武(ゆるキャラ)
  5. 孔明の罠
  6. 茶を飲む張角(太平道)

おすすめ記事

李儒と三国志 三国志を簡単に説明!そもそも三国志ってどんなもの? 悩む司馬炎 司馬炎は武帝・曹操に匹敵するほどの功績を残せなかった? 【山月記】の中島敦は中国古典に違和感を持つフランス文学の人だった【李陵】 徳川家定 徳川家定はどんな人?障害を乗り越え必死に頑張った13代将軍の素顔 西郷どんキャスト表「島津斉彬」「坂本龍馬」の配役は誰? 三顧の礼 ゆるキャラ 孔明 【衝撃の事実】日本の戦国時代にも三顧の礼があった! 王翦 王翦はどういう性格だったの?キングダムに学ぶつかみづらい男の処世術 織田信長 織田信長の父・「尾張の虎」こと織田信秀の前半生に迫る

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志

ながら三国志音声コンテンツ
春秋戦国時代
日常生活
架空戦記
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

“ながら三国志音声コンテンツver3"
PAGE TOP