三国志好きのゲーマーの皆さん待望のゲーム
「三國無双」シリーズ最新作、『真・三國無双8』の発売日が
2018年年2月8日に決まりましたね。
今作はシリーズ初のシームレスな世界でのプレイが楽しめる
「オープンワールド」をシステムに導入、
ゲームの自由度も高くなっているようなので、今から愉しみです!!
さて、歴史を題材にしたゲームというと、
皆さんはどの時代を思い浮かべますか?
パッと思いつくところで、三国志や日本の戦国時代、
あるいは第二次世界大戦などでしょうか?
実はここ近年、そういった「メジャー」な時代のみならず、
さまざまな国と時代を舞台にしたゲームは数多くリリースされているんです。
堅っ苦しい専門書は苦手な方でも、ゲームなら、楽しく歴史が
学べてしまうかもしれません。
歴史を題材とするゲームと言えば、シミュレーションや
リアリタイムストラテジーが定番ですが、今回はあえて定番ではなく、
アクションやアドベンチャーといった、少しかわったジャンルの中から
歴史ロマンに浸れるタイトルを5つ、紹介いたしましょう。
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この記事の目次
博物館モード実装予定!『アサシンクリードオリジンズ』
ユービーアイソフトの『アサシンクリード』シリーズは、
歴史の裏で暗躍する「テンプル騎士団」と、
それを阻止しようとする暗殺者集団「アサシン教団」の戦いを描く
ステルスアクションゲーム。
2008年に発売された第1作目から2017年まで
にスピンオフ作品を含め20作以上がリリースされている
大人気シリーズです。
(画像引用元:UBISOFT_JAPAN twitter)
これまでも、十字軍遠征やフランス革命など、
世界史においてよく知られた時代や出来事を背景として
展開してきましたが、2017年10月27日に世界同時発売された
最新作である「アサシンクリードオリジンズ」は、
第一作目から時間を遡り、古代エジプトを舞台にしています。
開発会社のこだわりようは並大抵ではなく、
なんと、戦闘などのゲーム要素を廃して実在する有名な古代遺跡を周り、
その詳細や時代背景を学ぶことができる「博物館モード」が
後日配信されることが決定しています。
さらには、開発元のユービーアイソフトが、
この『アサシンクリードオリジンズ』の開発をきっかけとして、
古代エジプトの絵文字「ヒエログリフ」の解析を簡略化するための
人工知能の研究プロジェクトまで立ち上げてしまったというのですから、
その本気ぶりは相当のものです。
2017年11月3日、エジプト最大のピラミッドである
「クフ王のピラミッド」を調査していた国際研究チームが、
ピラミッド内部に長さ30メートルの巨大な未発見の空間が
存在することを公表しました。
この空間の存在についてはすでにその可能性の指摘も
ありましたが、ユービーアイソフトの開発陣は
すでにゲーム中のピラミッド内部に同様の空間を再現している
ことを公表、「アサシンクリードオリジンズ」における
古代エジプト文明の再現度の高さが改めて立証されることになりました。
歴史資料満載のパズルアドベンチャー『バリアントハート ザ グレイトウォー』
アサシンクリードと同じユービーアイソフトが2014年にリリースした
『バリアントハート ザ グレイトウォー』は、
第一次世界大戦を舞台とする2Dパズルアドベンチャーゲームです。
第一世界大戦の最中のヨーロッパを舞台に、歴史に翻弄される3人の男女と
一匹の犬がたどる運命を描くストーリーで、
キャラクターはコミック的にデフォルメされた可愛らしいデザインながら
戦争の悲劇を真正面から描いた重厚な物語が心に刺さります。
また、ゲームには時代背景を知るための歴史資料が閲覧できる
モードがあり、第一次世界大戦を学ぶことも可能です。
魔法要素一切なし!のRPG『Kingdom Come: Deliverance』
RPGと言えば、『ドラゴンクエスト』を始めとする
“剣と魔法の世界”を舞台にしたゲーム、という印象が強いかと思いますが、
チェコのゲーム開発会社Warhorse Studiosが製作中のイープンワールドRPG
『Kingdom Come: Deliverance』は一味違います。
ゲームの舞台となるのは、15世紀のチェコ、ボヘミア王国。
そう、これは現実の中世ヨーロッパを舞台としたRPGなんです。
アレフガルドやイヴァリースが舞台ではないので、当然魔法なんか
登場しません、
なにせ、ゲームのキャッチコピーが
『Dungeons and no Dragons』(迷宮あるけど竜はいないよ)
っていうくらいですから!!
ゲームに登場する街並みは、歴史資料を参照して中世の雰囲気を
そのまま再現する作りになっており、戦闘システムも、当時の
剣技をベースに創られたリアルな出来となっています。
まだ、日本語ローカライズの正式発表はありませんが、
RPGの好きな歴史ファンは、日本語版の発売を期待したいところですね。
知られざる台湾の現代史を描くホラー『返校 -Detention-』
(画像引用元:返校 -Detention 公式サイト)
近年、特にインディーズタイトルで勢いのあるホラーゲームですが、
なかでも、インドネシアの『DreadOut』やタイの『Home Sweet Home』など
アジアのホラーゲームには、日本や欧米のタイトルとは一味違った
恐怖感を感じさせるタイトルが多く、ファンの注目を集めています。
台湾のゲーム開発チーム「赤燭遊戯」が2017年1月にリリースした
ポイント・アンド・クリックのホラーゲーム『返校 -Detention-』は
1960年代、中国国民党が戒厳令を敷いて強権政治を行っていた時代を
舞台としたタイトルで、権力による弾圧(白色テロ)を題材として
描いたことから、内外から注目を浴びています。
ビックリ系ではない、精神を追い詰めるような恐怖感と
それを煽る音楽、そしてアジアらしい情緒感が融合したホラーです。
『アンゴルモア』でもお馴染み!元寇時代の対馬が舞台の『Ghost of Tsushima』
2017年10月31日に正式発表されたオープンワールドアクションゲーム
『Ghost of Tsushima』は、最初の元寇(文永の役)の時代、日本の対馬を
舞台とするゲームです。
製作を担当しているのは、『インファマス』等のアクションゲームで
定評のあるアメリカの開発会社、サッカーパンチプロダクションズです。
突如襲来した蒙古軍に蹂躙された対馬
しかし、その戦場で生きのびた一人の侍がいました。
彼は復讐を果たすため、侍の面目を捨て、新たなる戦い方
「Ghost」を駆使して蒙古軍に戦いを挑むことになります。
タイトルが発表されたばかりで発売日も未定ですが、
すでに日本語吹き替え版プロモーション映像が公開されていますので、
日本国内版の発売は決定済みのようです。
戦国時代や幕末ではない日本の歴史背景を描くタイトルとして
今後の続報が楽しみですね。
今後の展開が楽しみな歴史系ゲーム
近年、大手のゲームメーカーだけでなく、
中小の独立系(インディーズ)チームによるゲーム開発が
活発になっており、そこを中心として歴史を題材とする
ゲームも数多く開発・リリースされるようになってきています。
ゲーム好きの歴史ファンには
これからの展開が愉しみですよね。