元々資産家の曹洪は、曹操の親戚である事を利用し、金貸しなどして荒稼ぎをしていたばかりか、その身内にも犯罪者が多かった。
ところが、同じ時期に曹洪と同じレベルの悪党がいた事は余り知られていない。
その名を劉勲と言い、元袁術配下で盧江太守になった人で、後に孫策に敗れて旧知の曹操を頼り、重用されていい気になり、法令を破り、暴言やその食客や部下にも横暴な人間が多かった。
やがて法律に厳しい事で有名な楊沛が鄴令として赴任すると曹洪と劉勲は部下や一族に身を慎むように釘を刺したという
ただ、最期だけは違い、曹洪が天寿を全うしたのに対し、劉勲は李申成という人物の告発で、それまでの罪状が調べられ死刑に処せられている。
いつ死んだか不明だけど、何かと庇ってくれた曹操の死後じゃないかな