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今日のkawauso52「呉のリスク」

2020年10月18日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし赤壁の戦いで敗北する曹操

 

権力が不安定な三国時代においては、

総大将の親征はリスクが高い官僚化が進んだ魏でさえ、曹操が漢中に親征するや、反乱の連続だった。

では、呉ではどうなるかと言えば、守備を任される張昭が不安を口にした

 

以下は正史三国志甘寧伝

(中略)黄祖の軍を破られた上で、隊伍を整えて西方に向かい、

西方の楚関を占拠されますならば、味方に有利な状況はさらに展開して、

やがて巴蜀の地の奪取も可能になるので御座います。孫権は、この意見に深くうなづいた。

 

張昭は、この時同席していたのであるが、これに反論して言った。

「呉のまちにおいても未だ人心は安定しておらず、

もし、軍が本当に西に向かったら、きっと反乱がおこるでありましょう。

三国志に出てくる海賊達と甘寧

 

甘寧は張昭に言った

「陛下はあなたに、蕭何(しょうか)と同じ任を付託しているのに、

あなたが留守を任されながら、反乱を心配するようでは、古人と同様の勲功を立てたいと、

望んでおられる事と矛盾するではありませんか?」

 

張昭

 

多分、孫権が親征する前提での張昭の発言だけど、曹操の事例を鑑みるに、

1ヶ月も2カ月も建業を留守にしたら、きっと反乱がおきるだろうな…これは、張昭が正しいと思う。

あと、孫権は戦が下手なので出ない方が賢明。

 

前回記事:今日のkawauso51「地元就職」

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-kawauso編集長ぼやき