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今日のkawauso54「お馴染みの銭唐」

2020年10月20日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし海賊時代の孫堅

 

孫堅が若い頃、銭唐で海賊の胡玉が商人から奪った商品を山分けしているのに遭遇し、官憲の素振りを見せて、逃げた賊を追い、1人の首を獲った話は有名だ。ところで、この銭唐は銭唐江という杭州湾からの海水が流れ込む場所になっていて、古くから港湾が発達していたらしい。

 

杭州は、南宋の時代には都の臨安があり当時の世界最大の港湾都市だった。そんなわけで商業が盛んなら、当然、海賊業も盛んでその後の銭唐にも海賊が出た。

 

以下は正史三国志、周魴伝

 

周魴(しゅうほう)は字を子魚と言い、呉郡陽羨の人である。若い頃から学問を好み、孝廉に推挙され寧国県の長となり、後に転じて懐安を治めた。銭唐一帯に勢力を張る大頭目の彭式(ほうしき)等が、多数の人を集めて略奪を働くと、周魴は、銭唐侯の相に任ぜられ、一カ月の間に彭式以下、一味の首を獲った。

 

計画通りになった周魴(しゅうほう)

 

孫堅も海賊に官憲の手先と見せかける演技派だったが、周魴も、曹休を完全に騙す為に、頭まで剃る体当たり演技を披露して石亭で曹休軍を撃破している。

 

前回記事:今日のkawauso53「劉寵譲りの弓の名手」

 

英雄の死因

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-kawauso編集長ぼやき