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暗君フラグ満載!奇跡の水にハマった曹叡の逸話


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劉備

 

水は生き物の生命維持になくてはなりません。だから水に感謝するのは当然なのですが、一方で水を飲むだけで難病が治るとか、そのような詐欺まがいの事が多いのも事実です。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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奇跡の水を信じていた魏の3代目皇帝・曹叡ちゃん

美女を集めた曹叡

 

実は、魏の三代皇帝曹叡もこの奇跡の水を信じていた事がありました。曹叡は晩年、巫女の宣託を受け入れるようになり(巫女にハマりだすのは暗君のテンプレ、どこかの劉禅みたいなモノ)巫女が勧める用水法を信じて実践していました。それでも自分ひとりで信じている分にはまあ、いいのですが、卞太后の親族で糖尿病に苦しんだ卞蘭という人に曹叡は善意で奇跡の水を持たせて飲むように勧めたのです。

 

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奇跡の水を飲む事を拒否した卞蘭

曹叡

 

しかし、卞蘭は奇跡の水を飲む事を拒否しました。曹叡は不思議に思い、「どうして?」と詔して意図を尋ねると「病気は薬で治します。どうしてこんなものを信じましょう?」と全否定します。

 

曹叡は顔色を変え、なおも勧めたようですが卞蘭も頑固な人でついに飲まず、最後は糖尿が悪化して亡くなりました。

 

忙しい方にざっくり解答02 kawausoさん

 

当時はインシュリンもなく、悪化した糖尿病を治す事は出来ないので奇跡の水を飲んでも卞蘭の寿命が延びたとは思えませんが、仮に飲んでも信じていないのでは、プラシボ効果も期待できずやはり意味はなかったでしょう。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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