へなちょこ旅行記第3段。
前回の黄河に続き、今回は中国第一の長さを誇る川、長江です。
これは、中国旅行に興味はあるけれど、勇気が出ないというあなたを
こんなへなちょこの私でも行けちゃったという体験を
恥ずかしげもなく披露することで、
どんと背中を押しましょうという企画です。
赤壁の戦い
西暦208年、長江北岸に陣取った20万の曹操と、
南岸の数万の孫権・劉備同盟軍が赤壁の地で激突しました。
周瑜がしかけた火計が成功し、曹操軍の軍船を焼き尽くし、曹操軍は大敗します。
曹操の天下統一の夢はここに破れ、以後、三国鼎立の時代が始まるのです。
赤壁の行き方
(写真データが紛失している為、イメージ写真を利用しています)
長江と言えば……三国志ファンにとってはやはり、赤壁ですね。
しかし、湖北省赤壁市にはどうやって行くかというと
いろんな方法はありますが、ざっくり言ってみれば、
上海から5時間くらい新幹線に乗って武漢(ぶかん)に行き、
武漢から片道5時間くらい車で走る感じです。
ひとりで行ける気がしません……。
すみません、へなちょこなので、断念しました。
それでも簡単、長江観光
そこで、一番楽に長江を見られる方法を考えました。
それは、上海のバンド地区から出ている、
「黄浦江(こうほこう)下り」の船に乗ればよいのです!
大型の観光船のチケットを購入し、船に乗って2~3時間
揺られていれば、黄浦江と長江が合流する地点まで
行ってくれるというツアーがあるのです。
観光船の料金は客室によって違った
観光船は、客室によってチケット料金が異なっていました。
私は重ねて言いますがヘタレなので、
治安とかいろいろ考えてしまって、二等客船のチケット(二番目にいい客室)を買いました。
そこは広めの部屋で、座席もそれなりに高級そうな赤い布張りのソファーでした。
うわー、こんな個室をひとりで使って申し訳ないなぁと
思っていたら、別に個室ではなく、
後から団体さんが同室にやってきました。
ひたすら景色を眺めてたけど
初めの頃は、窓から景色を眺めて楽しんでいましたが、そのうち飽きてきます。
景色に横浜のシーバスに乗っているような観光感はなく、
川を下れば下るほど、なにもない野原が広がっています。
居合わせた団体さんから中国将棋に誘われたり、ポーカーに誘われたり、お菓子をもらったりします。
言葉があやふやでも、2、3時間も狭い部屋で一緒にいると、なんだか仲良くなります。
長江は果てしなく広い!
目的の長江にたどり着いた時には、とても感動しました。
というのは、長江、川幅が果てしなく広いのです。
対岸はまったく見えません。
間違えて海に出てしまったのかな?と思うほどです。
川を挟んでの決戦というと、日本では川中島合戦を思い出しますが
規模が違います。
長江は、こんなに果てしなく広い川だったのかと
目からうろこが落ちました。
シリーズ記事:東方明珠のへなちょこ洛陽旅行記 その1
シリーズ記事:東方明珠のへなちょこ黄河旅行記 その2
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