英雄の死因
if三国志




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

洛陽の最速王は誰だ!意外に速い!三国時代の馬車ってどんなの?




馬車

 

つい最近まで、中国においての馬車は、富と権力の象徴でした。

三国志の時代以前には、戦車として、戦場の花形であった馬車は、

騎兵の登場で、戦場の主役の座を追われますが、馬車の需要は、

ステイタスに変化して、その後の時代も継続して存在します。

では、三国志の時代には、どんな馬車があったのでしょうか?

 

関連記事:三国志時代の兵士はどうやったら憧れの騎馬兵になれたの?当時の馬事情を徹底紹介!




意外、庶民でも乗れた馬車

董卓 馬車

 

馬車というと、特権階級の乗り物というイメージですが、

実は、そうでもなく、中国では古くから荷物運搬にも使われた経緯から

貨物輸送車の側面が存在しました。

 

つまり、荷物には人も含まれたわけで、馬車を保有していなくても、

一定のお金を払う事で、馬車に乗る事は出来たわけです。

 

ただし、荷物運搬の馬車は屋根も周囲の覆いもない吹きさらしで、

馬などを装飾で飾る事も厳禁でした。

そうする事で、同じ馬車に差をつけて、貴族や官僚とそれ以下の

庶民の区別をつけていたんですね。




女性の乗る馬車は、幌か覆いがつけられる 容車(ようしゃ)

西遊記 羅刹女

 

ただし、女性が乗る馬車には、姿が見えないように、馬車に幌を

かぶせたり、傘に布を垂らしたりしていました。

これらの馬車は、女性専用とされ、容車と言われていたようです。

 

役人用の馬車、軺車(しょうしゃ)

軺車 引用

 

これが、庶民とは一線を画する、役人になると、軺車という、

傘のような屋根がついた馬車に乗る事を許されます。

こちらは、庶民用の馬車よりは、やや見栄えが良く、

少々雨が降っても濡れないなどのメリットがあります。

 

しかし、まだ、周囲の覆いはなく、吹きっさらしになっていて、

また、自分で運転しないといけないので、冬などは、

これで出勤するとなると、かなり寒かったでしょうね。

 

大金持ちや貴族の馬車 軒車(けんしゃ)

軒車 引用

 

貴族や大金持ちになると、屋根ばかりではなく、周囲に覆いもついた、

贅沢な造りの馬車に乗る事が可能になります。

これなら、外から人にジロジロ見られる事もないし、風も雨も防げます。

内側で炭を起こせば、真冬でも寒くなく過ごせるでしょう。

 

もちろん、自分で馬車を運転する事はなく、御者に操縦は任せます。

複数の人が乗りますから、馬も複数になり大型化しています。

 

董卓や、曹操のレベルなら、こういう古代のリムジンのような、

贅沢な馬車に乗り、周囲を我が物顔で乗り回した事でしょうね。

 

後漢時代のスピード狂御用達、ロードスター

ロードスター 引用

後漢時代の人は皆、のんびりしていたと思うのは現代人の思いあがりです。

1800年の昔から、スピード狂の人間はいたようで、壁画には、

後部の幌に彼女か、妻を乗せて、男の御者が、勢いよく馬を走らせる様子が

描かれています。

 

馬車も小さめで、かなり軽量化されているようなので、

これならば、スピードがかなり出た事でしょう。

 

史書には、かなりスピードが出る、追鋒車(ついほうしゃ)という

馬車が記録されていて、性格がせっかちだった、魏帝、曹髦(そうぼう)が、

側近だけど、宮中には仕えていない司馬望を呼びだす時に、この追鋒車と

虎賁の兵卒5名を与えて、目一杯、急いで来させたという記録があります。

 

もしかすると、袁術や、曹操のような、金持ちのドラ息子達は、

この追鋒車のような快速馬車に彼女同伴で乗り込み、

洛陽の郊外までレースをするという、湾岸ミッドナイトな

青年時代を過ごしていたかも知れませんね。

 

馬以外にも、牛車、駱駝車、驢馬車と多彩

牛車 引用

車を引いたのは、もちろん、馬だけではありません。

日本の平安時代の貴族の乗り物のイメージの牛車、さらに、

 

駱駝車 引用

 

西域に住む漢民族は、駱駝車、低燃費を望む人には大人気の、

驢馬車など、多種多様な種類があった事が分かっています。

 

関連記事:まるでルイージマンション?曹操の自宅は、お化け屋敷だった!!英雄のお屋敷を徹底紹介!

関連記事:スーパーマンも驚き!三国志時代の仙人はびゅんびゅん空を飛んでいた!【古代中国の仙人事情】

関連記事:これはビックリ!三国志の時代にも曲芸があった!当時の娯楽がじわじわくる

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

 

このように、後漢時代、馬車は、その人物の社会的なステータスを一目で表すものでした。

当時の貴族や高級官僚は、馬車に乗る自分の姿を絵師に描かせ、

それを壁画にして、屋敷を飾ったりしたようです。

 

今風にいえば、高級車を乗り回す自分をDVDに録画して、

後で鑑賞するようなものでしょうね。

 

本日も三国志の話題をご馳走様でした。

 

画像出典元/中國古代車馬圖集 @ 中國藝術典藏 :: 隨意窩 Xuite日誌

 




よく読まれている記事

曹操01

 

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

 

朝まで三国志

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

kawauso 投壺

 

関連記事:三国時代の娯楽にはどのようなものがあったの?タイムスリップして当時の人に取材してみた

 

袁紹 曹操

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. 孔明と龐統の両軍師 63話:去りゆく徐庶が、紹介した大軍師、臥龍、鳳雛って誰のこと?…
  2. 【なんだそりゃ?】注さらに注!ラビリンスな注釈の歴史
  3. 袁紹はどんな性格で他の群雄との違いはなんだったの?
  4. 株式会社三国志で働く劉備と孔明 あの子が欲しい♪三国時代のヘッドハンテング事情
  5. 劉勲(りゅうくん)とはどんな人?袁術病死の後継者は「泣く子を救う…
  6. 三国志大学を目指す曹操 若き日の曹操の優れた危機察知能力と後漢王朝への忠義心
  7. 【三国志平話】俺って凄いだろ?赤壁の戦いで諸葛亮が嫌な人に変身
  8. 君たちはどう生きるか?劉禅 劉禅は父親に似ず暗愚であるって本当?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 織田信長
  2. 徐庶
  3. 道具を輸送する民人
  4. 華陀と麻沸散
  5. 占いをする卑弥呼(鬼道)

おすすめ記事

  1. 信濃守護職就任と武田晴信の出家
  2. 話題の水素水問題は三国志時代にもあった?健康になる水信仰
  3. 馬超が曹操に仕えていたらどうなったの?馬超vs関羽の軍事衝突の可能性も!
  4. 【キングダム】用心深い男、王翦の幸せな最期を大胆予想
  5. 司馬懿の名言から分かる!曹爽との権力争いを分かりやすく紹介!「駑馬、短豆を恋う」
  6. 【新事実】漢の時代の市場はヤンキーの溜まり場だった!

三國志雑学

  1. 張飛、劉備、関羽の桃園三兄弟
  2. 曹沖
  3. 三国志 武器
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 落書きをする宋江(水滸伝の主人公)
  2. 陸遜
  3. 愛馬に乗り敵を粉砕する張遼

おすすめ記事

後ろ向きになって弓矢を放ち虎を倒す曹真 虎豹騎 対蜀戦を任される前の曹真はどんな活躍していたの? 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第26話「誰がために城はある」の見どころ紹介 白起(はくき)ってどんな人?キングダムでお馴染みの六大将軍 呉の初代丞相・孫卲(そんしょう)は「正史三国志」に記されていないのは何で? 三国志大学で勉強する劉備 三国志テストにチャレンジ!!TOSIC990点を目指せ!! 織田信長 織田信長の父・「尾張の虎」こと織田信秀の前半生に迫る 江藤新平 幕末 江藤新平と佐賀の乱について語り佐賀を観光しよう! キングダム 530話 ネタバレ予想:端和の勇

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集
“西遊記"

“三国志人物事典"

PAGE TOP