曹操孟徳特集
朝まで三国志悪




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

三国志時代の兵士はどうやったら憧れの騎馬兵になれたの?当時の馬事情を徹底紹介!

この記事の所要時間: 346




太史慈 孫策

 

三国志の最大の見せ場と言えば、数多の英傑がぶつかる合戦のシーンです。

そして、そんな戦場の花形と言えば、騎兵という事になるでしょう。

では、三国志の時代の当時、馬はどのように扱われたのでしょうか?




今の価格では、数百万円もする 高価だった馬

孫策

 

私達は、軽く馬と考えてしまいますが、今でも、馬は大変に高価です。

馬は、一頭の雌が一頭しか産めないし、人が乗れるようになるまでは、

生後2年位は掛かるようです。

 

しかも、それまでには、高度な調練が必要なのですから、

馬というのは、走る芸術品という存在なのです。

 

今でさえ、そうなのですから、三国志の時代となると馬は貴重品でした。

現在の貨幣価値で換算すると、一頭数百万円にはなると言います。

まるで、新車の乗用車レベルなのです。

当然、簡単に殺すわけにはいかないので、大事にされていました。




騎兵になれるのは、お金持ちだけ

騎馬兵にあこがれる歩兵

 

三国志の時代の軍制では、馬は有力な豪族が個人で所有していたようです。

合戦で使う大量の軍馬を、国家が一括で飼育しているわけではないので

そうなると、必然的に金銭に余裕がある豪族位しか騎兵には成れません。

 

これは、中国ばかりではなく、古代は大抵の国で同じです。

だから騎兵は敬意を払われ、所作も人物もカッコいいのです。

 

また、馬術は、絶えず訓練しないと、合戦では使い物にならないので、

喰う事に一日の大半の時間を裂かれる農民階層は、歩兵にしかなれない

という事になるわけです。

 

関連記事:そんなカバな!!赤兎馬はカバだった?関羽は野生のカバに乗って千里を走った?(HMR)

関連記事:いつまでやるの?またまた『赤兎馬=カバ説』を検証してみる。第2弾【HMR】

関連記事:【歴代名馬史上最強戦】赤兎馬と騅ではどっちが凄い?

関連記事:衝撃の事実!赤兎馬の子孫が判明!?

 

後漢時代の厩舎(きゅうしゃ)とは?

後漢時代の厩舎

 

さて、そんな馬ですが、合戦が終わったら、或いは、飼い主を背に

乗せるのを終えたら、厩舎に帰る事になります。

もちろん、馬は、自分一人で餌を探して歩き回るわけにはいきません。

馬の世話をする、馬丁というスタッフがいて、世話をします。

イラストは、後漢時代の厩舎の様子を書いた、石刻版を描き起こしたものです。

 

まず、一日の仕事を終えた、馬は、口にくわえさせられている、

ハミを外され、乗せている重たい鞍を取り外し、腹帯も取ります。

鞍には大抵、矢筒が一緒についているので、これも外します。

 

次は、タオルか、藁で、水を被ったように濡れている馬体を拭きます。

これが一番、重要で、これを怠ると馬が皮膚病になったり、

免疫力が低下してしまって、病気になりやすくなります。

 

飼葉を与えて、立ったまま眠らせる

後漢時代の厩舎

 

さて、一連のアフターケアが済むと、馬がお待ちかねの飼葉を与えます。

後漢の時代は、近くで鳥を放し飼いしていたのか、食事の時間には、

おこぼれを求めて、鳥が集まってくる事もあったようです。

という事は、飼葉の中に藁以外に、穀類も混ざっていたという事かも知れませんね。

 

馬丁は、手に棒のようなものを持っていますが、これは鞭です。

皮の鞭のようには、しなりませんが、竹などで造られていたようです。

画面の左側では、別の馬丁が、しゃがんで作業をしていますが、

これは、藁を叩いて、食べやすくしている所のようです。

 

馬丁は、必然的に動きやすい服装が必要になるので、

ズボンと靴を使用しているのが見てとれます。

 

さて、イラストを見ると、天井に四角の枠があり、

それが鎖で、ぶら下げられているのが分かると思います。

どうして、こうなっているかと言うと、馬を眠らせる時に、

腹帯を四方の鎖に結んで、馬が立って眠る時の足の負担を

軽減しているようです。

 

成長した馬は、立ったまま眠る事が多い

旅馬 三国志

 

馬を立ったまま眠らせるというと、動物虐待のようですが、

そうではなく、馬は仔馬時代を除くと、生涯の大半を立ったまま眠ります。

たまに、足を休ませる為に座る事もありますが、それも、

4時間位が限度で、体重が重いので、それを超えると、

内臓に圧迫がかかり健康に悪影響があるという事です。

いずれにしても、立って眠る馬の足の負担を減らすのに、

腹帯で天井の枠に馬体を吊るして、足の負担を減らすのですから、

かなり馬の健康には、気を使っていたんでしょうね。

 

関連記事:まるでルイージマンション?曹操の自宅は、お化け屋敷だった!!英雄のお屋敷を徹底紹介!

関連記事:三国志時代の楽しい農村!当時の農業とはどんなのがあったの?

関連記事:三国時代にも「ザ・たっち」は存在した?後漢時代に存在した双子についての記録が凄い!

関連記事:三国志時代の笑い話は腹がよじれるほどシュールだった!?

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

いつも、馬上の人にばかり、脚光が向かい、地味で目立たない馬。

でも、大変高価な馬は、とても大事にされていたのですね。

それに、馬は活動的で、陰陽思想の「陽」の象徴ともされており、

大昔は、馬を生贄にする事で死者が甦るとも考えられていたようです。

それだけ、中国人は大昔から馬に大きな興味を持っていたという事になります。

 

本日も三国志の話題をご馳走様でした。

 

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—



よく読まれている記事

曹操01

 

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

 

朝まで三国志

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

kawauso 投壺

 

関連記事:三国時代の娯楽にはどのようなものがあったの?タイムスリップして当時の人に取材してみた

 

袁紹 曹操

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. 【官渡の戦いの裏話】趙儼と李通がいなければかなりやばい状況だった…
  2. 劉備だけじゃない、漢王室の末裔 劉虞
  3. 【どっちの皇帝show】曹丕と曹叡はどっちが名君?
  4. 藏覇(ぞうは)とはどんな人?鬼神呂布に勝ち曹操を感激させた漢の…
  5. 稀代の豪傑 魯粛(ろしゅく)|演義と正史では大違い?
  6. ネタバレ注意!政の配下となった李斯の最期が残念すぎる
  7. 袁紹と今川義元は似たもの同士だったってホント!?
  8. 孔明や荀彧が務めていた尚書(しょうしょ)ってどんな役職?女尚書も…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【シミルボン】おのれ曹丕!縁談をぶち壊され大騒動を起こした丁儀
  2. ゴルゴ13もびっくり!三国志のスナイパー武将・龐徳・太史慈・呂布
  3. 【秦の宰相】呂不韋の人生をかけた計画に危機が訪れる
  4. 26話:弟を殺された事が袁紹VS公孫瓚の抗争の原因
  5. 張温vs秦宓宿命の口先合戦勃発?
  6. kawauso編集長のぼやきVol.5「kawausoのアイデア」

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

要離(ようり)とはどんな人?呉王・闔廬の為に身命をとした刺客 匡亭の戦いを図解で解説!袁術の華麗なる転落のプレリュード 信長ジェラる?高松城水攻めからの甲州征伐の流れが完璧すぎる 周處(しゅうしょ)とはどんな人?必ず負けると分かっていながらも、戦い抜いた闘将【晋の将軍列伝】 集まれ曹操の25人の息子たち・その2 王異(おうい)ってどんな人?戦乱の中で数々の逸話を残してきた女性武将 【三国志都市伝説】袁術は曹丕より先に禅譲を考えていた? 島津久光を好きになってはいけない6つの理由

おすすめ記事

  1. 江藤新平と大久保利通、明治時代の権力闘争
  2. 井伊直弼は井伊直虎の子孫なのか?大河をまたいで続く井伊家
  3. 松本清張も注目!邪馬台国(やまたいこく)はどこにあったの?
  4. 命乞いでここまで堕ちるか?関羽に命乞いし全てを失った男・于禁
  5. 19話:超豪華!反董卓軍の英雄達
  6. 封神演義(ほうしんえんぎ)って何?殷末の武将たちの戦いをもとに書かれた小説
  7. 三国志一の策謀家、袁術の伝説
  8. 大久保利通はどんな性格をしていたの?身長や西郷隆盛との関係性

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"
PAGE TOP