よかミカンの三国志入門
夷陵の戦い




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

びっくり!五丈原の戦いの戦費、現在で換算すると、なんと○○円!

この記事の所要時間: 224




孔明

 

戦争には莫大な金がかかるというのは誰でも納得できる事でしょう。

兵法家の孫武(そんぶ)も、軽戦車を千台、重戦車を千台、鎧武者十万人を用意して、

千里先に食糧を運搬する時は、諸々の経費を入れて一日千金を費やす。

などと書いていて、戦争が長引く事をきつく戒めています。

 

さて、規模も最大で戦争期間も長かった五丈原の戦いでは孔明は、

幾らの大金を費やしたのでしょうか?

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら




孔明の北伐ルートを考えてみる・・

孔明

 

西暦234年、第四次北伐から3年の期間を置いて

蜀の丞相、諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)

同年、二月に最期の北伐へと出発しています。

 

漢中から出発した孔明と十万の軍勢は、褒斜道を通過し五月、五丈原に到達。

渭水の沿岸に屯田兵を置き長期戦に備えています。

司馬懿(しばい)も渭水を挟んで南へ砦を築いて蜀軍と対峙しました。

 

五丈原ですが、現在の地図で調べてみると陝西省 漢中市から、

陝西省 宝鶏市 岐山県 五丈原鎮までが直線で228キロメートルあります。

当時の輸送車の一日の進軍距離は一説では8キロという低速なので、

毎日行軍しても、五丈原までには28日が掛る事になります。

 

すると、五丈原まで100日余り掛っている蜀軍は、

どこかで道草を食っていた筈で最初は祇山にいたという話もありますが

その詮索は面倒くさいのでしません、単純に五丈原まで3カ月、

100日かかったという事をカウントします。




当時の兵士の食べた食糧

空腹の兵士

 

さて、次に当時の兵士の一日の食料を計算してみます。

人間が一日に食べる米は二・五合だそうです。

こちらはグラム換算だと375グラムという事になります。

単純に、兵士一人、100日分の米を換算すると22・5キロです。

 

次に、同じように従軍した兵力10万人を換算しています。

蜀軍の兵力は、数万から十万ですが、「晋書宣帝紀」の記述を採用し

兵力十万を採用しようと思います。

 

22・5キロ×100、000名=22500トンです。

こちらを米俵(60キロ)に換算すると実に347、000俵にもなります。

途方もない量である事が数字にすると分りますね。

 

孔明は、五月から八月の末まで司馬懿と睨みあいをして、

ここでも100日を費やし、やがて病を得て陣中に没します。

 

関連記事:これぞ重箱の隅!三国志の時代の調理具・食器特集!

関連記事:甘寧や袁術もびっくり!実は大事にされた料理人(厨師)

 

五丈原の戦いの費用、現在の金額に換算すると○○○円!

三国志 武具 軍備

 

実際には、戦争に掛る経費は贈答品であったり陣地構築の費用だったり

煮炊きする為の薪だったり、鎧や武器の修理、製造だったりと

もっと掛るのですが、そこは概数の出しようもないのでスルーして

あくまでも兵糧の経費だけを現在の金額に換算してみます。

 

現在、お米1キロの値段を400円と算定して1トンの価格を出すと

40万円になります。

 

そこで1トン(40万円)×22500トンで計算してみると、

あくまで五丈原に到着するまでの三カ月の間の話ですが、

ざっと、88億2000万円かかる計算になります。

 

蜀軍は、孔明が死ぬと、大量の物資を遺棄して退却していますが、

全ての物資を捨てたわけではなく、漢中に戻るまでの兵糧は持ったでしょう。

屯田をしたり、祇山で麦を刈り取ったりもしたと思うので司馬懿と対陣していた

100日と帰還する28日分の兵糧はカウントに入れない事にします。

 

なんか緩いあやふやな計算ですみません・・

 

関連記事:驚愕!蜀漢の塩の精製が意外にハイテクだった!

関連記事:【素朴な疑問】蜀漢って国内はどうなっていたの?蜀軍の配置から北伐や蜀の情勢が見えてくる!

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

最初に孫武の言葉に軽戦車千輌、重戦車千輌、鎧武者十万人で

千里の先まで物資を輸送すると一日千金掛ると言っていますが、

現在の金の価値で考えると、千金は27億円になるようです。

 

これだと、五丈原の戦いは三千金掛った事になりますが、

兵糧以外の諸々の費用を考えると戦費は百億円を越えたかも

知れませんね。

 

単純に五度の北伐と考えると、五倍で500億円、、

小さな益州1国で、これだけの負担を出したのでは、

そりゃあ、毎年財政は火の車になるでしょうね・・

 

本日も三国志の話題をご馳走様でした。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:【諸葛亮 vs 織田信長】戦争費用捻出法!あれやこれやの財源探し

関連記事:【素朴な疑問】三国志時代はどうやって兵士を集めていたの?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 地味だけど超大事!三国志の時代の食糧貯蔵庫とはどんなもの?
  2. 合肥(がっぴ)むかつく!孫権が合肥攻略にこだわる理由とは?
  3. 三国志に出てくる羌族ってどんな民族?
  4. 【ザ・犯罪】曹操軍に実在した墓泥棒組織 発丘中郎将・摸金校尉
  5. 歴史上の最強の弓の使い手は誰?太史慈?李広?源為朝?立花宗茂?
  6. 【ざっくり解説】開国と攘夷って一体どういう思想なの?
  7. 【ビジネス三国志】曹操、黄蓋、孫権から学ぶ性格を見抜かれない上司…
  8. 114話:蜀キラー陸遜、劉備を打ち破るための不気味な沈黙

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【袁紹と袁術の関係を正す】其の1・字からの考察
  2. 【キングダム】用心深い男、王翦の幸せな最期を大胆予想
  3. 迷信を利用して統治を行った魏の西門豹(せいもんひょう)に迫る!
  4. 李陵(りりょう)とはどんな人?キングダムの李信を先祖に持つ悲運の将軍【前半】
  5. 実は鐘会はマザコンだった!人生を狂わせた母の愛
  6. 三国ベースボール攻略1 三国志キャラが登場する野球ゲームに挑戦!

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

6話:三国志は黄巾の乱から始まった 三国志時代のセキュリティはどうなっていたの?何でもかんでも機密保持じゃい! 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース13記事【7/11〜7/17】 周瑜は孫策よりも名門で君主になってもおかしくなかった 倭国 「魏志倭人伝」 から読み取る当時の日本、邪馬台国と卑弥呼を分かりやすく解説 袁紹の評価は名君?凡君?徹底紹介 官渡の戦いでも使われ東西を問わず世界中で取られた戦法「坑道戦」って何? 周公旦(しゅうこうたん)とはどんな人?周王朝の基礎を固めた功臣

おすすめ記事

  1. 【軍師連盟】晩年の司馬懿には欠点はなかったの?
  2. 晏嬰(あんえい)とはどんな人?孔明の好きな梁父吟を作った春秋戦国時代の名宰
  3. 姜維が北伐をしなかったら、あるいは北伐を成功させていたら蜀漢は長続きした?
  4. 陸遜と趙雲は本当に有能だったの?英雄を徹底分析
  5. よかミカンって、何者?
  6. 赤壁の戦いは計略の宝庫
  7. 橋本左内には写真が存在するの?
  8. 何で武田晴信は長尾景虎との対決を避け続けたの?

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"
PAGE TOP