架空戦記
ビジネス

はじめての三国志

menu

執筆者:黒田廉

小早川隆景(こばやかわ たかかげ)とはどんな人?毛利を支えた三本の矢

この記事の所要時間: 29




小早川隆景 wiki

 

戦国時代、日本の中国地方の領主として栄えた毛利家。

この毛利家をここまで強くさせたのは毛利元就のおかげです。

毛利家の当主である毛利元就を支えたのは3人の息子達や家老らのおかげです。

特に毛利家で特筆すべきはこの息子達三人で長男・毛利隆元(もうりたかもと)。

次男・吉川元春(きっかわもとはる)、三男・小早川隆景(こばやかわたかかげ)です。

この三兄弟が力を合わせて父を支えたことにより、

毛利家は広大な領土を手に入れることに成功するのです。

今回はこの兄弟の中から三男の小早川隆景についてご紹介したいと思います。

 

真田丸に関する記事一覧:真田丸全記事

関連記事:ここを押さえれば大丈夫!NHK大河ドラマ『真田丸』を100倍楽しむ方法!




小早川の家を継ぐ

毛利元就 wiki

 

隆景は毛利元就の三男として生まれ、幼少期は両親のもとですくすくと育っていきます。

しかし長くは毛利の家にいることはありませんでした。

その原因は当時の毛利家はまだ基盤が後年の毛利家のような

広大な領地を持っているわけではなく、まだ小名と言われるくらいの弱小の豪族でした。

さらに毛利家の本拠としている安芸の隣国には大領主である大内氏や尼子氏が、

威勢を誇っており、元就が拠点としていた安芸も小早川家と吉川家の両家が割拠している

状態で、毛利氏がいつ両家や大領主である大内や尼子氏に滅ぼされても、

おかしくない状態でした。

そこで元就は毛利家の基盤を強化するため、次男・元春には吉川家に養子に出し、

三男・隆景を小早川家に養子へ出します。

その後次男である元春が養子へ向かった吉川家は嫡男と当主が相次いで亡くなったため、

元春が吉川家の当主へ就任します。

そして小早川の家でも当主と後継者が不可解な死を遂げたため、

隆景が当主の地位に君臨します。

こうして元就の毛利家と吉川・小早川の両家が加わり、

毛利家の基盤は安定し、強化されることになります。




小早川家の新体制の象徴

瀬戸内海 f

 

隆景は小早川家の当主に就任すると以前から小早川家の居城であった高山城を放棄し、

自分の城を建築することから始めます。

彼は新たな城を建築する際に、瀬戸内海にほど近い場所に城を築城します。

この新城築城は自分が小早川の家の新当主になったことを内外にアピールするとともに、

瀬戸内海の勢力をまとめるためにこの城を築城します。

 

小早川水軍と隆景

 

隆景は海上を制するために小早川家の重臣である乃美氏が、

元就の後妻(こうさい)であったことから乃美氏を右腕として活用していきます。

そして乃美氏の妹を瀬戸内海で勢力を張っていた水軍である因島(いんのしま)村上氏へ

嫁がせて小早川家との協力体勢を構築することによって小早川水軍が完成。

彼はこの強力な水軍を率いて大内家に対して謀反を起こした陶晴賢(とうはるかた)を

厳島(いつくしま)の戦いで打ち破るなどの功績を残すことになります。

この戦いで功績を残した小早川隆景率いる水軍はその後も山陽方面での戦いや

大友家との門司城攻防戦などで活躍することになります。

 

隆景と「両川体勢」

 

毛利家といえば有名なのは「三矢の教え」でしょう。

この教えはざっくりと説明すると

毛利元就が嫡男・次男・三男を呼んで三人が力を合わせて、

毛利家を支えていくようにとの内容です。

この元就の教えを聞いた三人は力を合わせて毛利家を支えていくことになるのですが、

実はこの話には裏がありました。

それは嫡男である隆元と元春・隆景が実は仲が悪く、

元就がいる吉田城に立ち寄っても隆元がいると知ると急いで吉田城を跡にしたそうです。

このようにすこぶる仲の悪かった兄弟ですが、隆元が亡くなると彼の子供である輝元(てるもと)

が毛利本家の当主となります。

すると元春と隆景は輝元を支えるため

兄弟力を合わせて「両川体勢」を築き上げ、毛利家発展のために尽くして行ったそうです。

 

戦国史ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

今回は小早川隆景をご紹介しました。

彼と元春は毛利本家を支えていくために協力体制を築くことになりますが、二人の性格は

どのようなものだったのでしょうか。

毛利家の歴史を記している「陰徳太平記」によると

元春は「戦闘型のスタイルで勇将」だったそうです。

そして隆景は「大局を見通すことができる人物で、外交力とその智謀で毛利本家を支えた」とあります。

毛利元就の嫡男隆元が亡くなると幼い当主である輝元が毛利本家の後継となりますが、

この元春と隆景が毛利本家の両輪となって毛利氏を支えたため、

戦国の荒波を乗り越えることができたのではないかと思います。

 

真田丸に関する記事一覧:真田丸全記事

関連記事:いまさら聞けない真田丸って一体何なの?

関連記事:さよなら戦国BASARA!イケメン真田幸村の不細工伝説

 




黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第四話「女子にこそあれ次郎法…
  2. 劉備が諸葛孔明に託した遺言には裏切りを防ぐための作戦だった?
  3. 【時代の先導者】父に嫌われていた孟嘗君・田文は○○がきっかけで父…
  4. 【晋の文公亡命旅行がすごい】中国大陸を横断していた亡命生活
  5. 司馬家の皇帝殺害を正当化するための故事が存在した!?晋国を安定に…
  6. 【センゴク】織田信長は長年、本願寺に苦しめられた理由とは?
  7. 劉備と趙雲が出会う事になったきっかけを作ったのは袁紹のおかげ?
  8. 真田丸の関ヶ原の戦いはすぐに終わったが、どうして西軍は負けたの?…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. まだまだいた三国志の名外交官たち5選
  2. 曹植の存在が曹丕を歪めた?何で曹丕はあんな性格になっちゃったの?
  3. 荀灌(じゅんかん)とはどんな人?父の危機を十三歳の少女が救った荀彧の遠孫
  4. 史書から見る曹操の評価がベタ褒めすぎてやばいってホント?
  5. 驚愕!実は名築城家でもあった魏延の意外な才能!
  6. 【はじめてのスキッパーキ】船乗り犬?それとも牧羊犬?意外に謎の多い犬種だった?【第2話】

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

馬良(ばりょう)って何した人だっけ?意外な馬良の役割と任務に迫る! 試験に出ます!九品官人法(きゅうひんかんじんほう)の理想と弊害 三国志と夏の風物詩「蚊」は古代中国の偉人も苦労していた 【衝撃の事実】実は三国志には桃園の誓いなんてものは無かった 【曹操の人心掌握術】身内よりも部下を優先せよ 三国志一騎打ちの強さベスト10!一騎当千は誰だ! 関羽の死後、その一族はどうなったの?龐会に一族を抹殺される悲運な一族 「燕」ってどんな国?キングダム戦国七雄を徹底紹介

おすすめ記事

  1. 軍師連盟を100倍楽しむ!何で司馬仲達は魏の重鎮として出世できたの?
  2. みんなが名乗りたがる最高の位!皇帝と王の違いについて分かりやすく解説
  3. 遅れてきた呉の英雄・孫権の才能とは?
  4. 沮授(そじゅ)とはどんな人?袁紹に献策するも採用されなかった悲運のアドバイザー
  5. 日本で一番すごい武将?敵中を突破して帰国した猛将・島津義弘の武勇伝
  6. 劉備より先に五斗米道の教祖・張魯が漢中王になった可能性が浮上
  7. 91話:張飛の大手柄 蜀将の厳顔を味方にする
  8. 衛瓘(えいかん)とはどんな人?司馬昭の重臣であり、晋の建国時に大いに活躍【晋の謀臣列伝】

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP