編集長日記
ビジネス

はじめての三国志

menu

はじめての変

ここを押さえれば大丈夫!NHK大河ドラマ『真田丸』を100倍楽しむ方法!

この記事の所要時間: 439




真田丸 NHK 引用

(画像引用元:NHK大河ドラマ『真田丸』)

 

2016年のNHK大河ドラマは、三国志!ではなく「真田丸」です。

でも歴史好きの人はいいとしても、歴史初心者の方は

「真田丸?何それ、美味しいの?」と、チンプンカンプンでしょうね。

でも一見難しそうな大河ドラマには観るポイントがあります。

そこを押さえる事で初心者でも、充分に真田丸を楽しむ事が出来るのです。

 

真田丸に関する記事一覧:真田丸全記事



真田丸を楽しむポイント1 戦国史をざっくりお勉強

応仁の乱 wiki

 

まず、真田丸の舞台になっている時代背景を簡単に説明します。

真田丸の舞台は1490年~1590年まで継続した戦国時代の末期です。

西暦1467年より始まった応仁の乱は室町将軍の後継者争いを

切っ掛けとして、東西の守護大名が合計27万の大軍で京都で激突!

その後10年間にわたって戦争が継続し京都は灰になります。

 

この結果、京都を拠点にしていた室町幕府の権威は地に墜ち、

元々は、室町将軍の家来だった守護大名は幕府の命令を無視して、

勝手に他国に攻め込んで領土を広げるようになります。

 

この時代には下剋上(げこくじょう)と呼ばれる、下の身分の人間が

上の身分の人間を実力で引きずり落とすという行為が頻繁に起ります。

まさに弱肉強食の世界がやってきたわけです。

 

三国志でも献帝(けんてい)を擁した董卓(とうたく)が洛陽で好き放題するのを

アンチ董卓の袁紹(えんしょう)、曹操達が反董卓連合軍を結成して戦うも決着がつかず、

そのまま、連合軍が分裂して群雄割拠になりますね。



真田丸を楽しむポイント2 真田家を理解する

真田丸

 

真田丸の主人公になるのは真田信繁(さなだ・のぶしげ:通称 幸村)です。

彼が生を受けた真田家は、元々、信濃国(しなののくに)小県郡(ちいさがたぐん)

真田郷(さなだごう)に起きた小豪族で、とても勢力が小さいので大きな豪族に

従って動いていました。

その後、真田郷の一部が甲斐の武田氏に奪われると、これを取り戻そうと

関東管領(かんれい)上杉氏に組みしますが上杉勢の力が武田に及ばないと知ると、

ここを見限り武田氏に接近して、その配下に入り旧領地を返還されました。

 

武田氏が滅亡すると、今度は武田を滅ぼした織田家に取り入り、

織田信長が本能寺で死ぬと徳川家康と戦火を交え、その後豊臣家の天下取りが

確実になると上杉景勝を仲介して、豊臣秀吉に取り入るなど保身に勤めています。

 

その後、関ヶ原の合戦で豊臣と徳川が衝突すると、

真田家は徳川方に残った信繁の兄、信之と豊臣方ついた、

昌幸・信繁に分かれて戦い、どちらが勝っても真田が残るようにします。

このように真田家は、めまぐるしく変わる戦国の勢力図を冷静に見極め

弱者ながら明治維新まで家を存続させた強かな一族なのです。

 

この無節操にさえ見えるバランス感覚は、公孫瓚(こうそんさん)

陶謙(とうけん)呂布(りょふ)曹操(そうそう)、袁紹(えんしょう)、

劉表(りゅうひょう)と複数の群雄を渡り歩きながら、皇帝になって

天寿を全うした劉備(りゅうび)に似ていなくもありませんね。

 

真田丸を楽しむポイント3 真田三傑、昌幸、信之のカッコよさ

真田家の家紋である六文銭 wiki

 

真田家は、主人公の真田信繁ばかりではなく、父、昌幸(まさゆき)、

兄の信之(のぶゆき)までが大変に優れた傑物であるという恵まれた一族です。

 

父、昌幸は、生涯に何度も主君を変えながら、一族を維持した狡猾な人です。

そればかりでなく戦にも無類の強さを誇り、二度にわたる上田城合戦では、

初回は戦上手で知られる徳川家康の軍勢七千を二千の手勢で防ぎ切り、

二度目は、家康の息子の徳川秀忠の軍勢三万を僅か数千で足止めします。

 

この徳川キラーぶりは、家康にトラウマを与えました。

大阪冬の陣で真田家が豊臣家に加勢したと聞いた家康はガタガタと震えだし、、

「真田とは父か子か?」と質問し、立て籠ったのが当時無名だった

信繁だと聞くと、ようやく安心したと伝えられています。

真田信之

 

また、信繁の兄の信之も温厚ながら剛胆な人物でした。

その初陣は1583年の17歳の時、手勢800騎を率いて北条方の

富永主膳(しゅぜん)が5000騎で立て籠る手子丸(てこまる)城を

一日で陥落させたという凄いものでした。

 

その後、1585年の徳川家康との上田城決戦では、信之は上田城の支城である

戸石(といし)城に入り、たった300名の兵力で、徳川勢主力を奥地に誘導する

役目を引き受けて勝利に貢献します。

 

このような事から、後に真田家と和睦した家康は、信之を味方につけようと考え

重臣の本田忠勝(ただかつ)の娘の小松姫を一旦自分の養女にしてから信之に与えます。

こうして徳川の大名になった信之は、関ヶ原の戦いでは、父、昌幸、弟、信繁が

西軍の豊臣方についたのに対し、東軍の徳川方につきます。

 

大阪の陣でも徳川勢でしたが、病気として出陣せず息子を派遣します。

彼等は真田丸で戦う事は無かったので親戚同士で殺し合う事は回避されました。

このように信繁に勝るとも劣らない二人が物語に登場する事が、

真田丸を重層的でより面白い話にしているのです。

 

三国志でも、劉備、曹操、孫策、孫権、袁紹や、孔明(こうめい)

司馬懿(しばい)周瑜(しゅうゆ)等、いずれも単独でも天下を統一できる

才覚を持つ人々が天下を争い権謀術数を尽くす所が見所ですよね。

 

関連記事:【真田丸】日本一の兵と称された真田幸村と魏の張遼、名将の類似点を紹介!

関連記事:「後漢の州人口」から読み解く群雄の力!曹操が袁紹の本拠地を欲しがった理由も分かる!

 

真田丸を楽しむポイント4 負け組の意地が勝ち組を追い詰める

真田丸

(画像引用元:NHK大河ドラマ『真田丸』)

 

英雄の物語というと、普通1人の英雄のサクセスストーリーを追うものです。

しかし、真田丸の主人公である真田信繁は、最後には合戦に敗れて滅びます。

つまり、真田丸とは負け組の物語になっているのです。

 

「なんで負け組の話なんかするの?勝った側がいいじゃん」

 

そう疑問を持つかも知れませんが、そこには真田信繁の反骨精神があります。

実は信繁は、大阪冬の陣までは父や兄に比較しても殆ど無名でした。

 

彼の名が高くなるのは、実に40歳を過ぎて大阪夏の陣で戦死する

1年にさえ満たない期間の間の事なのです。

その時代、すでに時代は江戸時代に入っていて、徳川勢は勝ち組の

大名連中で占められているのに、豊臣勢は没落した浪人勢が大半でした。

 

つまり、真田丸とは、世の中の勝ち組に対して、負け組が喧嘩を売る

という構造になっているのです。

 

その中で信繁は生命を燃やして、父昌幸の宿敵であった徳川家康に、

立ち向かいます、

そして、大阪冬の陣では、真田丸に立て籠り、徳川勢に大打撃を与え、

大阪夏の陣では、徳川の本陣に斬り込んで、家康に自決を覚悟させる程に

追い詰めてしまう大活躍をするのです。

 

どうですか?弱小ながら最強の徳川家康を追い詰めた真田信繁は、

まるで諸葛亮孔明のようではありませんか?

 

関連記事:【真田丸特集】有能なのに歴史の影に埋もれてしまった真田信之と程昱!ジミーズ二人の共通点

関連記事:【真田丸】NHK大河ドラマ決定記念!家康と劉備の黒歴史の共通点。クソ漏らし家康と死んだふりの劉備

関連記事:【真田丸特集】劉備に忠誠を誓った趙雲と豊臣家に忠義を尽くした・毛利勝永との共通点を探れ!

関連記事:【こんなに共通点】戦国一の智謀の持ち主・真田昌幸と魏の謀臣・司馬懿

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

真田信繁の奮闘は負け組ばかりか、勝ち組の徳川勢にも賞賛されます。

鬼島津と称され戦国最強を謳われた薩摩の島津家久(いえひさ)は、

 

「真田は日本一の兵じゃ、古来ここまでの英傑はいないであろう

徳川は半分負けたようなもので御座る」と信繁を絶賛しています。

 

また、同じく大名の細川忠興は

「左衛門左(信繁)討ち死に、古今無双の大手柄」と

まるで味方の事のように信繁を称えているのです。

 

ただ、勝ち組に残る為ではなく、強い者に逆らうという反骨を見せつけて

不朽の名を残した、真田信繁の物語は2016年1月10日、午後8時より

NHK総合テレビジョンでオンエアです。

 

 

関連記事:こっそりお教えします!NHK大河ドラマの通な見方。歴代大河ドラマも徹底紹介!

関連記事:三国志ならともかく戦国時代は興味がないから大河ドラマを見ないあなたへ。こうすれば真田丸も楽しめる!

関連記事:【真田丸】真田信繁も背水の陣を敷いた?国士無双と謳われた天才武将・韓信との共通点

関連記事:三国志と日本史の『名城対決』真田丸と陳倉城が激アツすぎる!



よく読まれている記事

曹操01

 

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

 

朝まで三国志

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

kawauso 投壺

 

関連記事:三国時代の娯楽にはどのようなものがあったの?タイムスリップして当時の人に取材してみた

 

袁紹 曹操

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. 陳宮(ちんきゅう)ってどんな人?溢れんばかりの才能を備えた知略家…
  2. 「後漢の州人口」から読み解く群雄の力!曹操が袁紹の本拠地を欲しが…
  3. 赤壁の戦いで孔明が東南の風を吹かしたじゃん?あれマジらしいよ?
  4. 董卓は何で李儒や賈詡がいたのに賈詡を重用しなかったの?
  5. 三国時代のファッションはどんなのだったの?
  6. 【三国志で例えるよ】初心者でも『ジャンヌ・ダルク』『百年戦争』が…
  7. 韓遂の処世術が現代人にも参考になる!いつでもナンバー2!キングメ…
  8. 舜水樹(しゅんすいじゅ)は実在したの?李牧の右腕は史実通りなのか…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 袁術が評価される日も近い?スーパー袁術の凄い所7連発!!
  2. 魏のラストエンペラー曹奐(そうかん)魏の最後はどうやって迎える事になったの?
  3. 【シミルボン】本当は凄い!黄巾賊を滅ぼし後漢を支えた三将軍とは?
  4. 合肥の戦いで張遼が孫権を討ち取っていたら三国志はどうなった?
  5. 羅憲(らけん)とはどんな人?蜀のラストサムライ!奇跡の逆転勝利で蜀の意地を見せる
  6. なんで重耳は生まれた国から逃げなければならなくなったの?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

匡亭の戦いを図解で解説!袁術の華麗なる転落のプレリュード 漫画「センゴク」から見る小牧・長久手の戦い前哨戦 【キングダム】羌瘣は戦死するの?それとも結婚?どんな最期を遂げるの? 朱儁(しゅしゅん)とはどんな人?董卓を恐れずに反対意見を述べた人物 中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介 関羽と張遼の「交流」をピックアップ!三国志演義のサイドストーリーに迫る!後篇 何晏(かあん)とはどんな人?三国志一のナルシストで歴史に名を残した男 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース19記事【11/21〜11/27】

おすすめ記事

  1. 3分で分かるアンティキティラ島の機械の技術力の高さ!
  2. cha-ngokushiコラボ企画|はじめての八宝茶
  3. 三国志タクティクスデルタとはどんなアプリゲーム?
  4. 実は大激戦だった!劉備の蜀獲りを地図で見ると意外なこともわかる!
  5. キングダムの羌瘣(きょうかい)は実在したの?飛信隊の美女にはモデルが存在した!
  6. 梁鵠(りょうこく)とはどんな人?魏の宮殿を飾った全ての題字を書いた文化人
  7. 正史三国志と三国志注に出てくる趙雲はビックリするくらい全然違う!
  8. 集まれ曹操の25人の息子たち・その1

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP