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趙王と斉王のクーデターによって賈一族は皆殺しにされる
趙王司馬倫(しばりん)と斉王司馬冏(しばけい)は賈氏一族が晋王朝の実権を握っているのを前々から苦々しく思っておりました。そこで彼らは晋王朝を司馬家に取り戻すべく賈氏一族を取り除こうと決意します。その後彼らは兵を集めて宮中へ乱入し、まず賈謐を殺害。そして賈氏一族に協力していた者を殺害していき、皇后である賈南風殺害に向かいます。賈南風はクーデターを起こした首謀者が趙王達であることを知ると舌打ちをして「クソ。犬を飼いならすには首に縄をしておかなければならなかったのに、尻尾に鎖をついないでいては意味がなかった」と大いに悔やみますが、彼女は趙王の兵に捕縛されて処刑させられます。こうして賈氏一族は賈南風死後に一族のほとんどが殺害されていき、晋王朝から彼らの権力は無くなっていくことになります。
三国志ライター黒田廉の独り言
賈南風は司馬衷の皇后として長期間政権を握り続けることになります。しかし彼女が政権を握っていたことで、晋王朝は滅亡への道を転がっていくことになります。賈氏一族を滅ぼした後、趙王司馬倫はポンコツ皇帝である司馬衷を皇帝の位から引きずり下ろします。この事を知った斉王・司馬冏は激怒して司馬倫を殺害。だがこの斉王司馬冏も権力を握るとおかしくなり、政治を欲しいままにして自らのやりたい放題に政治を動かしていきます。その為、彼も殺害されてしまいます。ここから司馬家が打ち立てた晋王朝がボロボロになっていき反乱が頻発し、晋王朝は滅亡へと転がっていくことになります。
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