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三国志の雑学

なんと○○を食べていた!三国志の驚異の食生活

この記事の所要時間: 313




伊尹 料理人

 

所変われば品変わるといいますが、地域でさえそうなんですから、

時代を1800年も遡れば何を食べていても不思議じゃないでしょう。

それが、中華料理を生み出した中国と言えば尚更です。

今回は、なんと○○を食べていた三国志の驚異の食生活に迫ります。

 

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関連記事:甘寧や袁術もびっくり!実は大事にされた料理人(厨師)




羊の生血に豉(し)を効かせた強烈酔い覚まし

曹操と羊

 

三国志の時代にも、飲み過ぎの二日酔いはあったようで、

宴会では前もって酔い覚ましの飲料が造られていました。

それは、羊の生血に豉という発酵大豆に塩を加えて混ぜ合わせた

酸っぱい飲料で血カン(月+臽)と呼ばれていました。

 

羊を殺してから逆さに竿に吊り下げて流れる血を器に溜め、

それに豉を混ぜて造ったようですが、逆に生臭そうで

「ヴェッ」とならなかったのか心配です。

 

恐らく、今でいうと、ムカデやマムシのエキス入りの

滋養強壮ドリンクを頂く感覚なのでしょうね。

 

関連記事:【素朴な疑問】三国志の時代にも居酒屋ってあったの?

関連記事:三国時代のお酒は発泡酒レベルだった?




目があったら食欲が落ちそう・・牛の頭

張飛とkawauso

 

三国志の時代には、もちろん牛も食べていましたが、

当時の壁画には、切断した牛の頭をそのまま厨房の上に

ぶら下げているものがあります。

 

牛の頭は周の時代には肉屋の看板代わりに店頭に吊り下げた

という記録がありますが、漢の時代の牛頭は、

ただのディスプレイではなく保存処理をして食べたようです。

しかし、牛の頭が丸々と食事に出てきたら、

さらに目があったりしたら食欲が減退しそうです。

 

関連記事:地味だけど超大事!三国志の時代の食糧貯蔵庫とはどんなもの?

関連記事:これぞ重箱の隅!三国志の時代の調理具・食器特集!

 

割合ポピュラーだった犬の肉

犬とネズミ

 

犬は古くから中国では身近な生き物でした。

周の時代には犬官(けんかん)という専門の役職まで設けられ

犬の調教から食肉加工までを引き受けていました。

 

中国では犬の家畜化が猫よりずっと早く調教をして

猟犬として使う以外に鼠まで獲らせたそうです。

 

漢の時代には、犬を食べる文化は盛んになり、

牛豚の屠畜とは別に犬の屠畜専門業者が出現する程に、

犬は日常的に食べられていました。

しかし、唐代以降は、廃れて都会では食べられなくなったようです。

 

現代の日本人の感覚では、犬は猫と並んでペットの感覚なので

犬食はかなり抵抗があるでしょうね。

 

関連記事:【意外】古代中国では犬やタヌキが鼠を捕っていた?

関連記事:三国志時代のペット事情が興味深い!陸遜の孫も犬を可愛がっていた!

 

漢の時代でもゲテモノだった○○の肉

リスザル f

 

色々な肉を食べた三国志の時代の人ですが、

特にこれは凄いという食材が猿の肉です。

当時の厨房の様子を描いた厨房画というジャンルの壁画にも

小型の人間のように吊るされて描かれていて

かなりの珍味として扱われていたようです。

 

ただし、外見が人間に似ている猿を食べるという人は、

当時もあまり多くはなく、ただしくゲテモノの類だったようです。

一方で猿の脳は、性的な不能を治療する特効薬だとされ、

そういう意味で、薬として食べられた部分もあるみたいです。

 

関連記事:【誕生秘話】西遊記は実話だった!?一人の僧侶の苦難の旅を記した記録から始まった

 

淮南子の記録にある猿を食べた人のリアクション

三国志 月

 

淮南子(えなんじ)の脩務訓(しゅうむくん)には、

この猿の肉を食べた人のリアクションが記録されています。

 

ある楚人が猿を調理して隣人を食事に招待した。

隣人は出された羹(あつもの:スープ)を

犬を材料にしたものだと思い美味しく頂いた。

さて、すっかり食事が済んでから、猿の羹である事を

聞かされると、隣人は地に這いついて食べたものを

すべて嘔吐してしまった。

 

「そりゃあ、何も言わないで食わせたらそうなるわ、、」

 

という記述ですが、楚人は中国の南方の人を意味し、

その土地には密林もあり、野生動物も多く、

猿を食べるという事に抵抗が無かったのかも知れません。

 

関連記事:「楚」ってどんな国?キングダム戦国七雄を徹底紹介

関連記事:五禽戯(ごきんぎ)とは何?華陀が生み出した元祖ラジオ体操が凄すぎる!

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

いかがだったでしょうか?

三国志の時代の食材は、どちらかと言うと現在の日本の料理に近く、

生魚があったり、酢の物があったり、ソーセージがあったり

美味しそうなモノも多いのですが、一方では、犬、猿、

羊の生血ドリンクと遠慮したい食材も多くあったようです。

 

しかし、何でも食べるという中国人の食への執着が

現在の中華料理を生み出した事を考えると、

ゲテモノ食いも、食の洗練には大きく貢献したと言えるのかも

知れないですね。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:もし郭嘉が劉備軍の軍師だったらどうなる?呂布や袁術も討伐できた!?

関連記事:曹操と劉備はどうしてライバル扱いなの?【三国志の素朴な疑問】

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

kawauso

kawauso

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三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

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