よかミカンの三国志入門
朝まで三国志悪




はじめての三国志

menu

執筆者:黒田廉

【キングダムに登場した子孫達】王賁の子孫は三国時代で大活躍

この記事の所要時間: 243




王賁

 

キングダムで絶賛活躍中の武将である王賁(おうほん)

彼は秦の始皇帝の天下統一事業で大いに活躍します。

彼が亡くなった後、息子である王離(おうり)は

楚漢戦争で名将・章邯(しょうかん)に付き従って活躍しますが、

項羽軍に敗北した時に捕虜になってしまいます。

王離はそのまま史記では記述がなくなってしまいますが、

彼の息子達は琅邪と太原に住み付くことになります。

太原王氏は三国志の時代に活躍した王允と王凌が有名ですが、

琅邪王氏は一体どのような人物を輩出したのでしょうか。

今回は琅邪王氏が輩出した三国時代の人物にスポットライトを当てて見たいと思います。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:【キングダム】用心深い男、王翦の幸せな最期を大胆予想




三国志に出現した孝行者・王祥(おうしょう)

暴れる黄巾党008

 

王賁の血が流れている琅邪王氏も三国志の時代に活躍しておりました。

その名を王祥(おうしょう)と言い、後漢末の黄巾の乱が発生した時に誕生します。

彼は後漢王朝が腐っていたことに憤慨して、

後漢王朝の官職に就くことなく家で過ごしておりました。

だが彼の名前は家に過ごしていたにも関わらず、

孝行者として天下にその名が響き渡ることになります。




継母に仕えた孝行者

ろうそく f

 

王祥は母が早くに亡くなってしまい継母と一緒に暮らしておりました。

しかしこの継母は王祥が無茶苦茶嫌いで、彼に色々と無茶なことばかりを言いつけます。

あるエピソードとして王祥が継母から「この家にあるすももの木をしっかりと見張るのですよ」と

命じられます。

このため王祥は継母の言われるとおり、雨の日も風の日もすももの木を見張っていたそうです。

また彼女は自らの息子である王覧をすごく可愛がっており、

王祥が孝行者としてその名が有名になっていくことを苦々しく思っておりました。

そこで彼女は彼が寝ている間に殺害してしまおうと考え、

彼の寝室に入って刀で彼の布団に斬りつけます。

しかし彼はたまたま布団の中にいなかったため命からがら助かりますが、

寝室に入ってボロボロの布団を見るとすぐに継母の元へ言って

「私に母上を苛立たせる落ち度があったのでしょう。

どうか私を殺してそのいらだちをおさめてください。」と言ったそうです。

この言葉を聞いた継母は彼に対しての態度を改めたそうです。

このように継母にしっかりと仕えていた王祥ですが、

彼女が亡くなると彼女が生きていた当時から何度も仕官について要請があったため、

ついに彼も致し方なく、仕官することに決めます。

この時彼は60を過ぎていたそうです。

 

 

司馬家に仕えて三公の位にまで登る

司馬炎 はじめての三国志

 

王祥が魏に仕えた時、魏は司馬家が政権を握っている時代で、

魏の皇帝は司馬家の傀儡状態でした。

その後、司馬炎(しばえん)が魏の皇帝から禅譲を受けて晋の皇帝に即位します。

王祥はこの間高齢でありながらも自らの前半生で培ってきた孝の高さと事務処理能力の高さが

認められて魏の滅亡寸前に三公の位に就任します。

その後司馬炎が成立させた晋の時代には

三公の上にある名誉職・太保(たいほ)の官職を得るほど重用されたそうです。

 

関連記事:司馬炎(しばえん)ってどんな人?三国時代を終わらせたスケベ天下人

関連記事:犬も食わない夫婦喧嘩が皇帝に持ち込まれた?司馬炎、感涙の名裁きとは?

 

三国志ライター黒田レンの独り言

黒田廉

 

三国時代きっての琅邪王氏の出世頭・王祥。

しかし彼の死後一気に家運は衰えてしまい、彼の一族は歴史から姿を消してしまいます。

では琅邪王氏の血族はここで歴史の中からいなくなってしまうのでしょうか。

そうではありませんでした。

琅邪王氏の一族は王祥をいじめ抜いた継母の息子・王覧の一族が担っていくことになるのです。

王賁は武将として鮮やかな活躍を史記に記録されて歴史にその名をとどめることになるのですが、

彼の血族は文官として歴史に名をとどめており、

キングダムの王賁一族がしっかりと歴史に参加している事を知ると

キングダム好きの皆様も春秋戦国時代以外の歴史にも

興味を持つことができるのではないのでしょうか。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:原泰久スゲー!虚構の秦・斉秘密同盟に隠された意図とは?

関連記事:【見逃した方向け】情熱大陸に出演した原先生の苦痛の漫画人生

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー





よく読まれている記事

キングダム 40巻

よく読まれている記事:【キングダム好き必見】漫画をより面白く読める!始皇帝と秦帝国の秘密をまとめてみました

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれている記事:知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント

 

キングダム 政

 

 

よく読まれてる記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれてる記事:戦術マニア必見!兵馬俑の戦車で2200年前の戦略がわかる!

 

始皇帝

 

 

よく読まれてる記事:中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介

 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 読書感想文に使えるオススメ歴史小説「日本の幕末・近代史編」おまけ…
  2. 徳川慶喜ってどんな人!?評価が定まらない最後の将軍
  3. 【蜀の建国~滅亡まで】蜀の国を背負って戦い続けた丞相【孔明編】
  4. 晋にも五虎将軍が存在した?魏の五将軍に匹敵する晋の名将を紹介
  5. 暴漢・董卓は後漢王朝を安定させようと努力していた!
  6. 【陳祇】蜀滅亡の原因は黄皓だけのせいではなかった?
  7. 江東の虎・孫堅が次世代の息子たちに残したものとは?
  8. 【真田丸】高速で関ヶ原の戦いは終わったが、どうして三成と家康が戦…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 月刊はじめての三国志2018年3月号 (桃園出版 三国舎)を出版しました
  2. 趙雲と姜維の一騎打ち!姜維の武勇は本当に凄かったの?
  3. 諸葛恪は父諸葛瑾に期待されていなかった?
  4. 正史『三国志』と言うけれど、正史って、なに?
  5. 102話:成長した張飛、計略で張郃を撃ち破る
  6. 春秋戦国の覇者・桓公の最後は非常に残念!名宰相がいなくなったら大変なことに

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

陶謙はどうして劉備を後継者にしたの?三国志の素朴な疑問に答える 知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント 根拠のない夢を信じないリアリスト曹操 袁紹と袁術の仲が悪くなった理由は劉虞が原因か!?【黒田レンの考察】 誰かに話したくなる!自由すぎ、フリースタイルな三国志の武将達8選 66話:曹操、孔明の実力を確認すべく劉備討伐の兵を挙げる 何で陸遜は呉書の単独伝で記述されているのに蜀書の孔明の単独伝よりも地味なの? 曹操は郭嘉を後継者として考えていたのは本当なの?

おすすめ記事

  1. 【真の将軍はあいつだ!!】漢の名将・周亜夫が命じた命令とは
  2. 秦王政の疑心を見抜いていた二人の人物:尉繚と王翦
  3. 【徹底解析】天下統一するはずだったのは蜀だった?
  4. 呂玲綺(りょれいき)とはどんな人?史実でも実在したの?
  5. 周瑜の名言から知る三国志の世界「人生れれば死あり。修短は命なり」
  6. 鈍重なイメージは嘘!実は騎兵を率いたスマートな名将曹仁(そうじん)
  7. 【高杉晋作と伊藤博文の共通点】幕末テロ兄弟の絆
  8. 董卓はどうしてデブになったの?真面目に考察してみた

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“西遊記"
PAGE TOP