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執筆者:黒田廉

【趙の名宰相・藺相如の名言】長平の戦いの時に王に発した名言とは

この記事の所要時間: 238




photo credit: DSCF1368 via photopin (license)

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秦と趙の最終決戦と行っても過言ではない「長平の戦い」。

秦は最初は違う将軍を任命して趙軍と戦っておりましたが、

ある策が成功してから天下の無敵将軍・白起を総司令官に任命。

趙は当初三大天の一人である廉頗(れんぱ)を総大将として出陣させます。

秦は最初の小競り合いで廉頗に何回か勝利を得ますが、

廉頗はこの小競り合い以降守備を固めて、秦の軍勢と真っ向から勝負をしませんでした。

そこで秦は廉頗を名将である趙奢(ちょうしゃ)の息子趙括(ちょうかつ)と交代させようと

策略を巡らせます。

秦の策略は趙王の近くに仕える間者へ「秦は廉頗よりも趙括を恐れている」と流言を流します。

この流言を信じた趙王は廉頗を更迭させて、趙括を総司令官にしようとします。

この時、病で臥せっていた藺相如(りんそうじょ)がわざわざ宮廷に来て、

趙王が総司令官交代をしないようにするために名言を残しておりました。

今回は藺相如の名言をご紹介しましょう。

 

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長平の戦い

photo credit: Sky Fire via photopin (license)

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秦と趙は長平の地で決戦を開始します。

当初は無敵将軍でどんな戦でも勝ってきた白起ではなく、

王齕(おうこつ)と言う人物を派遣しておりました。

はじめはこの王齕率いる秦軍が小競り合いで趙軍に幾度が勝利を重ねます。

廉頗はその後秦軍の攻撃を防ぐために、しっかりと防備を固めて敵軍の攻撃を跳ね返し、

積極的に自ら秦軍に攻撃を仕掛けようとしませんでした。

秦はこのままではラチがあかないと考え、趙の総司令官である廉頗を更迭させて、

違う将軍を総司令官にしようと考えます。

そのため秦は趙王の近くに仕えている秦のスパイにある指令を出します。

スパイは秦本国から指令を受け取ると早速趙王へ

「秦は戦に出てこない廉頗よりも積極的に攻撃をしかけてくる趙括を恐れている。」と

デマを流します。

趙王はこのデマを信じて廉頗を総大将の位から降ろし、

趙括を趙軍の総司令官へ任命しようと考えます。




病を押して参内する

 

藺相如は長平の戦いが行われている最中、病に伏せっておりました。

彼は趙の宰相として趙の国政を握ってきましたが、

その疲れが一気に出てきて彼を蝕んでおりました。

しかし藺相如はあることを耳にするとベッドから起きて、着替えてから参内しようとします。

その噂とは「長平で戦っている総大将廉頗様を更迭させて、趙奢殿の息子である趙括を

総司令官にするようだぜ」との噂でした。

彼はもし廉頗が総大将を更迭されて、趙括が総司令官として秦軍と戦ったら間違えなく負けると

考え、急いで宮廷に参内します。

 

「柱に膠して琴を鼓す」

 

「柱に膠して琴を鼓す」は琴の柱を膠(にかわ)で固定してしまうと音調を整えることができません。

上記を持って教科書通りのことしかできない人間を表す言葉として、

使われていたそうです。

藺相如は趙王の前に参内する

「王は廉頗を総大将から更迭させて、趙括を新たに総大将にしようとする噂を聞いたのですが、

本当でしょうか。」と質問します。

この質問を聞いた趙王は「その通りだ。秦は趙括を恐れているとの情報が入っているからな」と

その噂が本当であることを述べます。

この言葉を聞いた藺相如は血相を変えて「王よ。趙括は名将・趙奢の息子ですが、その実力は

ほとんどありません。「柱に膠して琴を鼓す(ちゅうににわかしてしつをこす)」のような人物である。

戦をほとんど知らない彼は教科書通りの戦しかできず、

臨機応変の対応ができずにやられてしまうでしょう。」と述べます。

藺相如のこの言葉を聞いた趙王ですが、趙括を総司令官に任命してしまいます。

 

春秋戦国時代ライター黒田レンの独り言

黒田廉さん02a

 

趙王が趙括を総大将に起用したせいで、趙軍は秦軍に大敗してしまいます。

そして趙軍の主力となっていた若い兵士はすべて白起に生きたまま埋められてしまいます。

もし趙王が藺相如の言葉を聞いていれば趙軍は敗北せずに引き分けで長平の戦いを済ますことができたかもしれません。

「今回の戦国時代末期のお話はこれでおしまいにゃ

次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃあまたにゃ~」

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

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