春秋戦国時代

はじめての三国志

menu

はじめての変

【劉恒に課せられた使命】ボロボロになった漢帝国を立て直せ!!

この記事の所要時間: 224




張良と劉邦

 

高祖・劉邦(りゅうほう)

歴史を少し知っている方なら漢帝国を樹立した初代皇帝です。

しかし劉邦は天下統一後疑心暗鬼に駆られてしまい、

今まで一緒に闘ってきた諸将をちょっとしたことでも疑ってしまいます。

それが原因で項羽と天下を争っていた時の諸将が反乱を起こします。

 

冒頓単于、劉邦

 

劉邦はこれらの諸将の反乱鎮圧や長城の外にいる異民族である匈奴との戦いを行った後、

亡くなってしまいます。

その後劉邦の妻呂雉(りょき)が漢の政権を握り、

呂雉の一族が漢の政権内で非常に強い力を持つことになります。

その為漢の政権は大きく乱れてしまいますが、呂雉の死後彼女の一族を粛清。

そして劉邦の第四子である劉恒(りゅうこう)が皇帝の座に就きます。

だが彼が皇帝の座についたとき漢帝国は大いに乱れておりましたが、

この皇帝は家臣とともに一生懸命頑張って漢帝国を立て直していきます。

 

関連記事:40代の劉邦が20代の項羽を討ち天下統一することは天命だった!?

関連記事:漢の400年は、たった8年の激しい戦いから生まれた?三国志の前哨戦、楚漢戦争!




お母さんが人相見から予言をくだされる

趙達

 

劉恒のお母さんである薄(はく)という人でした。

この人は昔お母さんに連れられて人相見で有名な許負(きょふ)へ占ってもらったことがあります。

ここで許負は薄を見て「この娘は天子の子を後年生むことになるであろう。」と予言されます。

薄のお母さんはこの言葉を信じて、

薄が住んでいた魏の実力者である魏豹(ぎひょう)へ嫁がせます。

しかし魏豹は劉邦に敗北して薄は劉邦の後宮へ入れられます。

その後薄夫人は劉邦の息子である劉恒を生むことになります。




代王に就任

劉邦

 

劉邦が天下統一すると劉邦の四男であった劉恒は代王になるように命じられます。

彼は代の地へ赴き、この地の王として君臨することになります。

その後劉邦が亡くなると彼の妻であった呂雉(りょち)が漢帝国を牛耳り、

自らの一族を要職につけて漢の国をすき放題、やりたい放題に政権を運営していくことになります。

 

呂氏一派粛清、そして皇帝に

陳平

 

呂雉が漢帝国の政権を運営しておりましたが、彼女が亡くなると漢帝国樹立時の功臣である

周勃(しゅうぼつ)や陳平の働きによって政権を牛耳っていた呂氏一族が殺され粛清。

そして新たな皇帝として代王であった劉恒が指名されます。

彼は皇帝になる決意を固めて漢の首都である長安へ向かうことにします。

 

ボロボロになっていた漢帝国

漢帝国の宿敵で匈奴の名君Part.1 01 匈奴族

 

劉恒が皇帝に就任した時、漢の政権はボロボロになっておりました。

その原因は呂雉一派が政権を握って好きなことをやった事で政権内はボロボロ。

また前漢最強の異民族である匈奴(きょうど)との戦いなどが主な原因です。

そこで彼は農政に力を入れることを主眼に置き、政権を立て直す計画を行っていきます。

 

ボロボロになった漢を立て直す政策その1:農業奨励

 

まず劉恒は農業を奨励して民衆の力を回復させるために、税を安くすることにします。

また一定期間税を廃止するなど民力回復に努めます。

この結果、民衆の力は回復していき、

倉庫には食べきれないほどの食料が備蓄されていたそうです。

 

ボロボロになった漢を立て直す政策その2:厳罰廃止

 

劉恒は民力回復に努めていく一方で厳罰の全撤廃を行います。

当時重罪であった罪人には、刺青の刑や鼻を切る刑、

踵をブッタ斬る刑など肉体に損傷を与える刑罰が行われておりました。

彼が目指す政治は仁政を目指していることから身体にこのような損傷を与える刑罰を廃止。

また大逆罪適用などを緩和していき、極刑を減らしていくことにします。

 

色々な政策を実施して漢を立て直していく

 

劉恒は上記以外にも匈奴との外交において親しくなる方針を行い、

匈奴と国境を接している地域の守備兵を減らすことで戦費軽減に努めます。

また長安で贅沢ぐらしをしていた王達を領地へ返して、領土の統治に専念するように命じます。

領地経営に専念させることで、漢全体の国力増加が狙いでした。

さらに自分も節約して豪華な服を着ないばかりか、夫人達にも豪華な服を纏うことを禁じます。

こうした節約を行ったことで、国庫は潤っていきます。

彼が皇帝としていた期間を文帝の治といい、

ボロボロだった漢帝国が豊かになっていく時代となります。

 

前漢ライター黒田レンの独り言

黒田廉さん02a

 

前漢時代は文帝が節約や民力回復に勤めていったことで漢の国力は回復していくことになります。

そのおかげで、民衆は豊かになり心に余裕が出来てきます。

しかしまだまだ漢の国力回復は達成されましたが、増大することはありませんでした。

だが文帝・劉恒の次代の皇帝によって漢は最大の国力に達することになるのです。

「今回の前漢時代のお話はこれでおしまいにゃ。

次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃあまたにゃ~」

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー




黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 武田信玄の死と勝頼の武田家継承の謎
  2. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース38記事【3/6〜3/12…
  3. 董襲(とうしゅう)とはどんな人?孫家の仇敵・黄祖討伐戦で活躍した…
  4. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース11記事【7/11〜7/1…
  5. 三国志の時代の県とはどんな構造なの?県城の生活は快適だった?
  6. 【建安文学】文学史に残る名文を記した陳琳の魅力ってなに?
  7. 【曹操軍と劉備軍】部下と君主関係の違いって一体どこら辺から?
  8. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース13記事【8/28〜9/4…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 曹純(そうじゅん)ってどんな人?曹操軍の騎馬隊長として戦場を駆け巡る
  2. 【見逃した方向け】情熱大陸に出演した原先生の苦痛の漫画人生
  3. 荊軻(けいか)とはどんな人?伝説の暗殺一家ゾルディック家もびっくり!秦王政を暗殺しようとした男
  4. 【そもそも論】どうして袁紹や袁術には力があったの?
  5. 三国志ならともかく戦国時代は興味がないから大河ドラマを見ないあなたへ。こうすれば真田丸も楽しめる!
  6. 三国時代の音楽ってどんな感じだったの?

三國志雑学

ピックアップ記事

おすすめ記事

宝刀・七星剣(しちせいけん)?なにそれ?おいしいの?伝家の宝刀を分かりやすく解説! 尼子晴久(あまごはるひさ)とはどんな人?毛利家最大の敵として立ちはだかった中国地方の戦国大名 民話の中の三国志がカオスな件!関羽が作者羅漢中にブチ切れる キングダム 楚の宰相、春申君の最後が残念すぎる 【曹髦編】三国最強の魏はなぜ滅びることになったの? 【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第五話「亀之丞帰る」の見どころ 蜀の五虎大将軍ってなに?実は全員揃ったことがなかった蜀の猛将たち 洛陽の最速王は誰だ!意外に速い!三国時代の馬車ってどんなの?

おすすめ記事

  1. 【諸葛亮 vs 織田信長】戦争費用捻出法!あれやこれやの財源探し
  2. 史上最高の天才将軍 韓信(かんしん)は性格にかなり問題あり?
  3. 呂布、ナイスシュート!
  4. 【シミルボン】幸村だけじゃない曹操、孔明も使った赤備え!
  5. 【キングダム】昌文君が李斯を土下座説得!何で昌文君は李斯があんなに必要なの?
  6. 信陵君(しんりょうくん)はどんな人?生まれ故郷を救うために舞い戻ってきた戦国四君
  7. 「豎子に名を成せり」とはどのような意味なの?龐涓(ほうけん)の名言
  8. 五禽戯(ごきんぎ)とは何?華陀が生み出した元祖ラジオ体操が凄すぎる!

はじさん企画

袁術祭り
特別企画
異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
はじめての三国志TV
PAGE TOP