華歆(かきん)とはどんな人?孫呉の英雄達に仕えた文官


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袁術(えんじゅつ)に強制的に仕えることになるもマッハで見切りをつけた

後漢王朝の文官・華歆(かきん)

 

 

彼は袁術の元を去ってから、孫呉の英雄である孫策・孫権の兄弟に仕えることになります。

彼は孫呉の英雄であるふたりの元でどのような活躍をするのでしょうか。

 

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豫章太守として活躍する

 

華歆は豫章(よしょう)の太守に任命されると任地へ赴きこの地を統治することになります。

当時の豫章は法令が煩雑で民衆達には分かりにくい事この上ない状態で、

その上戦乱で土地が荒廃している状況でした。

彼は豫章へ赴任するとすぐに法令を簡単にして民衆達へわかりやすい様に布告し、

農業などを奨励していきます。

この結果、民衆達は大いに喜び華歆の統治に感謝したそうです。


孫策に仕える

 

孫策(そんさく)は袁術(えんじゅつ)の元から独立して寡兵でもって江東を制圧。

彼は豫章の太守であった華歆の才能が優秀であることを聞きつけて、

配下に加えようと考えます。

華歆も孫策の用兵の巧さを聞いており、

孫策から招聘を受けるとすぐに彼の元へ参上します。

孫策は華歆が来ると丁寧におもてなしをして優遇。

こうして華歆は孫策に仕えることになるのですが、

彼が孫策に仕えてから数年後に暗殺されてしまうのでした。

優れた君主に仕えることがようやくできたにも関わらず君主運のない華歆でしたが、

孫策死後も江東を離れることなく孫策の弟である孫権にそのまま仕える事にします。

 

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曹操から呼ばれる

 

孫権が孫策の跡を継いで江東の主として君臨。

彼が江東の主として君臨した時、曹操は官渡で袁紹軍と激しい戦いを行っておりました。

そんな中、曹操は江東の孫権の元に優れた文官である華歆がいることを知ります。

曹操は後漢王朝の皇帝へ「華歆は優秀な人材です。

後漢王朝の朝廷に仕えさせるように使者を孫権の元へ送ってください」と上奏。

皇帝は曹操の意見を聞いてすぐに孫権の元へ使者を派遣します。

孫権は後漢王朝の使者から話を聞くと大いに反対しますが華歆は孫権に

「殿。曹操殿とは今友誼を持ったばかりで全然互いのことを知らない状態です。

そこで私が後漢王朝に仕えることによって殿と曹操との友誼を温めることができれば、

殿にとって非常にいいことではないのでしょうか。」と進言。

孫権は華歆の進言を聞くと大いに納得して彼を曹操の元へ派遣することに決めます。

華歆が曹操の元へ出発する日、孫権をはじめとして孫呉の重臣や彼の友人などが、

見送りに来てその数はなんと1000人にも登ったそうです。

また孫権や孫呉の重臣達は華歆へ餞別として金銭や贈り物を贈ります。

華歆はこれらを受け取るのですが、出発してから数日して部下に命じて全て

贈り物を送ってくれた人々へ返還してしまいます。

部下は華歆へ「どうして頂いた物を返還するのですか」と訪ねます。

すると彼は「こんなにいっぱい贈り物をもって曹操殿の元へ向かうことになれば、

道中危ないではないか。

平和な時ならばいいのかもしれないが、まだまだ平和な時とは言えないからな。

贈り物を返す時にはこの事をしっかりと説明してくるように」と

贈り物を返還しに行く部下へしっかりと説明します。

 

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三国志ライター黒田レンの独り言

 

華歆はこうして孫呉の英雄である孫策・孫権に仕えるも孫権の事を考えて、

孫呉去っていくことになります。

袁術・孫策・孫権の元では自らの才能をフルに発揮する場所を得なかった華歆。

曹操に仕えることになった華歆は今度こそ自らの才能をフルに活躍する機会に

恵まれるのでしょうか。

乞うご期待!!

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書2 今鷹真・井波律子著など

 

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