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執筆者:kawauso

キングダム 513話 ネタバレ予想:王翦は落ちない鄴をどう落すのか?

この記事の所要時間: 318




 

列尾から無断で抜け出した王翦(おうせん)が二日もかけて確認したのは

鄴(ぎょう)の防御力でした。

一目見るなり王翦は「鄴は陥落させる事は出来ない」と匙を投げます。

しかし、今回の趙攻めの目的は鄴を陥落させる事であり、それが出来ないなら

退却しか残されていない事になります。

 

前回記事:キングダム 512話 ネタバレ予想:列尾危うし!王翦の次の秘策を徹底予想

関連記事:楊端和率いる山の民連合軍が列尾攻めで大活躍!山の民の生態とは?




史実では、九城を攻めた後に閼与を攻め鄴を陥落させている

 

ひとまず、冷静に史記を確認すると、王翦は、まず九城を獲り、

次に閼与(あつよ)を攻めそれから皆一軍にまとめてから、功積がない兵を帰らせ、

兵力を5分の1にしてそれまでに落せなかった鄴を落すとあります。

 

ここから考えると、史実を捻じ曲げて、一度退却するというのは無さそうです。

漫画では、王翦は鄴城を見降ろせる山で地図を広げさせ、やってきた趙兵の始末を

副臣の亜光(あこう)に任せつつ、自身は悠然と新しい計略を考えていました。




列尾に戻るや、全軍に全ての食料を持たせて鄴への突撃を命じる

 

行方不明から4日後に戻った王翦は、全軍を招集して、昌平君のプランは、

砕け散った事と、以後は王翦の計画で李牧(りぼく)と戦う事を宣言します。

それによれば、王翦は防御力に問題がある列尾を放棄して、全ての食料を持ち

鄴へと突撃するという一見して無謀なプランでした。

 

だって、他ならぬ王翦が、鄴は李牧によって完璧な防御が施されていて、

とても落せないと言っているのです。

それが本当なら、秦軍二十万は無駄死になってしまいます。

 

李牧は王翦の判断に戦慄しつつも、全軍で秦軍を包囲する作戦に出る

 

李牧は、王翦が退却せず、鄴に向かって進軍した事に戦慄しました。

何か、李牧の策を破る秘策が王翦にあるのかと考えたのです。

しかし同時に自分の策に絶対の自信を持つ李牧は、今こそが、

秦軍二十万を撃破して、秦王政の野望を打ち砕く勝機と判断します。

 

扈輒(こちょう)将軍に列尾を攻めさせて秦軍の退路を絶ち、

それ以外の王都圏の将軍にも秦軍を包囲するように命令を出しています。

 

王翦は、どうやって鄴を陥落させるのか?

 

問題は、どうやって鄴を陥落させるかですが、その前に補給の問題から解決しましょう。

王翦は単独で閼与を攻めていますが、ここはかつて太行山脈を越えて

秦の六大将軍、公孫胡傷(こうそんこしょう)が攻めた城なので、

ここを落す事が出来れば、咸陽との補給線は繋がります。

 

まず、これで、食糧不足で秦軍が壊滅する目はなくなります。

次に鄴ですが、これは無理に落す必要はなく、無力化すればそれでいいのです。

鄴の東には漳河(しょうが)が流れていますが、ここを堰きとめて決壊させれば、

鄴から外に出る事は出来ない事になります。

 

鄴の外側に万里の長城を建設して邯鄲を孤立させる

 

そうでなければ、秦は二十万も軍勢がいるのですから、鄴を取り囲む形で、

万里の長城を築きあげて包囲してしまう方法もあります。

守れば無敵でも、城外に出てしまえばそうではないのですから、

悪い手段ではないと思われます。

 

王都邯鄲の外側には、趙の万里の長城が聳えていますが、

鄴が使い物にならないとなれば、裸の城も同然という事になります。

そうなれば、あの悼襄(とうじょう)王の事ですから、秦と手打ちをして

鄴を開く可能性もあります、これなら、李牧がどうあがいても鄴は落ちます。

そう他ならぬバカ王の命令で陥落してしまうのです。

 

キングダムウォッチャーkawausoの独り言

 

王翦の戦略のポイントは補給を何とかする事、

これは閼与を落して補給線を繋げる事で、なんとか出来ます。

次に鄴を無力化する事ですが、漳河を決壊させるか、万里の長城を

鄴の外側に築いて無効化してしまう。

 

この二段構えで、何とか出来るのではないでしょうか?

忘れがちですが、この戦いをしているのは、李牧と王翦ですが、

戦争を終結させる権限は秦王政と悼襄王にしかないのです。

李牧ではなく、悼襄王に厭戦気分を起こさせれば、王翦の勝機は、

充分にあると言えるでしょう。

 

 

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10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

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