キングダム
朝まで三国志悪




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

羅貫中はケアレスミスをしていた?三国志時代の紙の価値

この記事の所要時間: 30




 

ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく

「ろひもと理穂の三国志の文化を探る」のコーナーです。

 

 

現代では情報の伝達手段はほとんどがインターネットですね。

メール、LINE、FacebookやTwitterなど世界中のどこにいようと

情報を交換することができるようになりました。凄いことですね。

三国志の時代の人たちがこれを見たらどう思うのでしょうか。

 

 

劉禅は確実にはまっていたと思います。そして部屋から出てこなかったことでしょう。

しかし残念ながら三国志の時代にはインターネットは普及してはいませんでした。

えー!!って驚くゆとり世代の人たちもいそうですが。

三国志の時代にはメールもLINEも無料通話もないんです。いいねボタンもありません。

どうやって生きていくんだろう?と不思議がるひともいると思いますが、なくても生きていけます。

私の大学時代はポケベルでした。

それでも充分に恋人に気持ちは伝えられました。

恋ができたら生きていけます。ちなみに三国志の時代にはポケベルもありません。

ポケベルって何?って質問もしないでください。今回の話と関係ないので。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:三国志で映画にしてほしいシーンベスト10




だって紙もまともになかったんだよ

 

後漢の時代に紙が発明されます。

しかし紙の役割はもっぱら何かを包むことです。

完全に情報伝達の手段として紙が用いられるのは三国志終焉以降になります。5世紀ぐらいです。

ですから三国志の時代は、竹簡や木簡、帛を主として使用しています。

携帯電話が普及する前にポケベルを使っていたような感じですね。

ちなみに一部の文化人の間では紙を手紙として活用していたそうです。

合肥の戦いで呉の武将である周魴が

魏の総大将・曹休に送った偽装降伏の文は「紙」だったと記録されています。

 

 

蜀を攻めた鍾会鍾繇の息子)は手紙に書かれた筆跡を真似るのがとても上手く、

二度も手紙の偽造を行っています。

三国志の後半期には手紙はかなり出回っていたということでしょう。




紙は持ち運びに便利

 

別に竹簡でも紙でも伝わればいいじゃん。って思う人もいるでしょう。

確かに手紙ぐらいの文章量であれば大差がありません。

あとは自己満足の世界ですね。

私は時代の先端をいっているから紙を使う。みたいな。

紙の方が草書は滑らかに書けたそうですし。

しかし、問題は書物です。文章量はかなり多くなります。

それを竹簡に記して残していたのではかなりかさばりますね。

後漢の役人で呉恢が交州の南海太守に任じられたときに

「経書」だけでも持っていこうとしたら馬車二台分になって諦めたそうです。

それを考えたら現代は凄いです。

軽いタブレットを持ち運べばどこにいてもどんな情報でもあっという間に引き出せます。

それでも竹簡から紙に変わったのは大きな変革です。

書物は軽くなり、持ち運びが便利になりました。

 

早速曹丕孫権に書物を送る

 

流行の先端をいっている魏の皇帝「文帝」(曹丕)は早速、自分の著書を各地に送り付けます。

「典論」というものです。おそらく文章の量はかなりのものだったのではないでしょうか。

曹丕はこの典論を紙に写させ、呉の張昭に送っています。感想は不明です。

本当に読んだのでしょうか。曹丕が凄いのは呉の孫権にも送っていることです。

この時は紙ではなく白絹(素)に写して送ったそうです。

上品ですね。孫権の感想も不明です。きっと読んでいないと思いますよ。

曹丕は紙を使用して百科全書も編纂しています。「皇覧」という名前です。

中華ではこのような百科全書を「類書」と呼ぶそうですが、史上初の類書は曹丕が編み出したのです。

曹丕って紙好きだったんですね。

現代のSNS大好きなひとと同じかもしれません。

 

関連記事:そうだったのか!?曹丕はスイーツ男子。詩にスイーツの想いを込めちゃったよ!

関連記事:魏の初代皇帝・曹丕はいったいどんな仕事をしていたの?

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

 

で、タイトルの話になりますが、

14世紀に生きる羅貫中はその辺の時代考証がわからず話を書いたようです。

三国志演義には紙に印刷された書物が出てきたりするとか(ありえない!)

後世のひとがそこは修正していますが。

 

皆さんはどう感じますか。

 

はじめての三国志アンケートはこちら

関連記事:忠誠心低すぎ!家臣にするのは難しい三国志ベスト10

関連記事:三国志一騎打ちの強さベスト10!一騎当千は誰だ!

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

ろひもと理穂

ろひもと理穂

投稿者の記事一覧

三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。

自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください!

好きな歴史人物:

曹操、蒲生氏郷

何か一言:

袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

関連記事

  1. 周瑜公瑾の輝かしい功績
  2. 陳宮(ちんきゅう)ってどんな人?溢れんばかりの才能を備えた知略家…
  3. 三国志の時代の結婚事情とはどんなもの?古代中国の不思議な恋愛観・…
  4. 【地図付き】地味だけど結構重要だった!諸葛亮の南中遠征
  5. あの張飛がデレデレ?張飛が愛した愛馬
  6. 諸葛瑾は呉の黒幕!孫権さえ手が出せなかったってホント?
  7. 【衝撃の事実】鳥巣襲撃戦後にとった曹操の行動が結構エグかった
  8. 【どっちの皇帝show】曹丕と曹叡はどっちが名君?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 孫静(そんせい)とはどんな人?兄貴、孫堅とはゼッコーモン!ひたすら故郷を守った孫一族
  2. 韓玄(かんげん)とはどんな人?劉備に降伏した長沙太守
  3. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース21記事【3/27〜4/3】
  4. 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.1
  5. 孫権が暴露!蜀は孔明の国だった
  6. 【はじめての孫子】第6回:勝つために最も大切なことは智謀でも勇気でもなく、緻密な計算

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

馮氏(ふうし)とはどんな人?三国志演義では出番が少ないが正史三国志では重要人物 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.1 文鴦(ぶんおう)ってどんな人?趙雲に匹敵した勇将 謎の人物・婁子伯とは何者?その策「氷城の計」は可能なの!? 韓宣(かんせん)とはどんな人?曹植が口喧嘩して勝つことのできなかった人物 衝撃の事実!忍者のルーツは春秋戦国時代の中国にあった?(HMR) 三国時代の音楽ってどんな感じだったの? 黄忠と黄蓋は親族なの?黄忠と黄蓋の違いと共通点をわかりやすく解説

おすすめ記事

  1. 大久保利通の名言・格言の意味、座右の銘を紹介
  2. 【マイナー武将列伝】賈詡は有名だけどご主人の張繍って誰?
  3. 曹髦(そうぼう)とはどんな人?曹植に匹敵する才能を持ち、曹操に見劣りしない武略を持っていた為に、殺害されてしまった皇帝
  4. 呂布だけじゃない!こんなにいる董卓の優秀な側近4選
  5. 郭嘉は劉備の命の恩人?地獄で仏のアドバイス
  6. 【薩摩vs大英帝国】薩英戦争は勘違いから始まったってホント?
  7. 晏嬰(あんえい)とはどんな人?孔明の好きな梁父吟を作った春秋戦国時代の名宰
  8. 献帝死亡説を利用した?劉備が漢中王に即位したのは孔明と法正の入れ知恵の可能性が浮上!

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"
PAGE TOP