おんな城主・井伊直虎(いいなおとら)。
12話は井伊家にとって激動の時代でした。
まず井伊家当主である井伊直親(いいなおちか)が今川家の武士達に包囲されて、
惨殺されてしまいます。
そして今川家は井伊直親の嫡男・虎松(とらまつ)を殺害するように命令。
井伊家は今川のお目付け役であった新野(にいの)さんの働きによって
なんとか虎松の命は助けられることになります。
しかし今川家は虎松の命を助ける代わりに
今川が行う戦に井伊家の軍勢を出すように命令。
ご隠居様・井伊直平(いいなおひら)達は氏真(うじざね)の命令に従って、
戦に参加することになりますが亡くなってしまうのです。
さらに今川家に捕らえられていた小野正次(おのさまつぐ)が井伊谷に戻ってきて、
氏真から「虎松の後見役として井伊家の当主として井伊谷を治めよ」と
命令を受けたと述べます。
こうして井伊谷(いいのや)の井伊家最大の危機が訪れることになります。
この井伊家最大の危機を救ったのは竜宮小僧として暗躍していた・次郎法師(じろうほうし)でした。
彼女は直親や直平が亡くなったのは自らのせいだと己を責めておりましたが、
過去を振り返って自らの覚悟を固めて虎松の後見役として井伊家を治める決意を固め、
井伊家当主の位に就任することになります。
そしておんな城主・井伊直虎として井伊谷を治めることになりました。
さておんな城主井伊直虎としてはじめての一回目の放映。
井伊谷はどのような船出になるのでしょうか。
前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第一話「井伊谷の少女」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第二話「崖っぷちの姫」の見どころ
前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第三話「おとわ危機一髪」の見どころ
前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第四話「女子にこそあれ次郎法師」の見どころ
前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第五話「亀之丞帰る」の見どころ
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第六話「初恋の分かれ道」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第七話「検地がやってきた」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第八話「赤ちゃんはまだか」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第九話「桶狭間に死す」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十話「走れ竜宮小僧」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十一話「さらば愛しき人よ」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十二話「おんな城主直虎」の見どころ紹介
この記事の目次
第13話 城主はつらいよの見どころその1:みんなから大反対される
龍潭寺(りゅうたんじ)の南渓和尚(なんけいおしょう)は、
直虎が当主となるべしと皆に説きます。
すると直平と一緒に亡くなってしまった井伊家の家老・中野さんの息子は
「おなごに当主が務まるか」と大いに反対意見を述べます。
さらに井伊直親の奥さんで狂犬の異名を持つシノの兄貴も直虎の井伊家当主の就任に反対。
しかし南渓和尚は「次郎法師は還俗しないで、虎松の後見役として井伊家を治めるのじゃ。
虎松が元服したら彼が井伊家の当主となる」と説得を続けます。
そして和尚は小野正次へ「お主はどう思う」と訪ねます。
すると彼は「直虎様の覚悟がどの程度かわかりません」とさらっと述べます。
直虎は「私は井伊谷のみんなが笑顔で暮らせるような国を作っていきたい」と決意を述べます。
この言葉を聞いた正次は「左様でございますか。
ならば正次は井伊家家老として誠心誠意直虎様を支えていく所存にございます」
としれっと述べるのでした。
この正次の発言が契機となり皆彼の言葉に従って、
直虎が井伊家当主となることを渋々認める事になるのです。
みんなに一応井伊家当主の就任を認めてもらった直虎ですが、
どのような苦難が待ち受けているのでしょうか。
そして前当主・直親の奥さんであった狂犬の異名を持つしのが、
直虎が井伊家の当主として井伊谷を治めることに賛成するのでしょうか。
第13話 城主はつらいよの見どころその2:はじめての城主
さて春になると新入生やら、新入社員やら色々と新の付く新しい事柄が増えてきます。
そんな中、大河ドラマ井伊直虎も新城主としてはじめて国を治めることになります。
彼女はカナ目録(駿河の今川家が定めた法令集、あの信長もこの法令集をみて
学んだとか学んでないとか)をみて政を勉強しておりました。
そして翌日正次が色々と書類を持ってきますが、
直虎は「もう一度見直してからもって参れ」と突っ返してしまいます。
さらに直虎は農民たちからの訴えに応じて村に行くことを軽々と決めてしまい、
中野さんの息子からイヤミを言われてしまう始末。
そして彼女は村へ行ってみるとなんと草が生えまくって手入れがしていない状態でした。
直虎は農民へ事情を聞いてみると「戦に男が駆り出されて人がいない状態なんでさ。
しかし年貢は納めなくちゃならんから金を借りてなんとか年貢を納めるけんど、
次は年貢と金を返さなきゃならん。
だんだん生活が苦しくなって土地売って金にしたりしてなんとか食いつないできましたが、
このまんまでは村が滅びてしまうけ。
徳政令をやってくだされ。直虎様」と訴えられます。
さて直虎はこの訴えにどのような裁決を下すのでしょうか。
第13話 城主はつらいよの見どころその3:正次の暗躍
ここで東海地方の勢力図を少しおさらいしましょう。
井伊谷の井伊家は当主として直虎が君臨することによってなんとか危急存亡の時を
乗り切ることに成功しますが、井伊家の経済状況は最悪な状態でした。
そして今川家から独立して勢力拡大に励んでいた松平元康(まつだいらもとやす)は、
三河(みかわ)で起きた一向一揆衆(いっこういっきしゅう)の反乱と激闘を繰り広げており、
勢力拡大ができない状態でした。
今川家は遠江(とおとうみ)の反対勢力をすり潰すことに成功し、
勢力を少し盛り返していました。
そして井伊家では小野正次が駿府へ向かい井伊直虎が城主として井伊谷を支配していることを
今川義元(いまがわよしもと)の母親寿桂尼(じゅけいに)へ報告しておりました。
寿桂尼は「お前に井伊谷を任せたのだからおめおめと退くことは許さんぞよ」と
釘をさします。
すると正次は寿桂尼へ秘策を披露することになるのですが、
正次はどのような秘策を寿桂尼へ示したのでしょうか。
第13話 城主はつらいよの見どころその4:起死回生の一策とは
正次が駿河で寿桂尼と密談を交わしている頃、
直虎はどうすれば百姓の村々が借金から救うことが出来るのか悩んでおりました。
そんな中、百姓が耕している田畑を見ながら、
百姓がいなければ国力が低下してしまうことを改めて思い知ることになります。
そして彼女は井伊谷の井伊家や百姓達が金を借りている瀬戸の方久(せとのほうきゅう)へ
「民衆達の借金を少なくするのではなく返済期限を待ってもらうことはできないか」と
お願いします。
しかし彼は「返済期限を伸ばすのはやぶさかではないのですが、
しっかりと返済期限が来たら耳を揃えて返していただける保証があれば待ちますよ。」と
のべます。
直虎は「いやそれじゃ百姓が困ってしまうのじゃ。
百姓がいなければ国は立ち行かぬとわれは思うのじゃ。」と
自分の誠意を方久へぶつけます。
すると方久は「ならば百姓に商いをさせればいいじゃありませんか。
コメを大量に作って他国へ売るもよし。
金になりそうなものを作らせて売るもよし」とサラっと述べます。
直虎はこの言葉を聞いて大いに頷いて、
すぐに実行するべく方久の屋敷を後にするのでした。
さてこの方久が示した百姓商い計画は成功するのでしょうか。
大河ウォッチャー黒田レンの独り言
さて新城主一年生である井伊直虎。
井伊谷を救うために井伊家当主として君臨することになったのですが、
井伊谷の内政はズタボロで財政はいつ破綻してもおかしくない状態でした。
直親・直盛(なおもり)・直平の時代はどうやってこの経済状況を立て直していたのか。
この部分も少し描いていれば、
もっと深く井伊谷の戦国時代の状況を知ることができたように感じます。
だが視聴率は危険な水域に入っているそうです。
初回放映時から少しづつ低下していっているそうです。
このままだと「花燃る(吉田松陰(よしだしょういんの妹を主人公にした大河)」
の二の舞になりそうな気配だそうです。
昨年の「真田丸」がかなりの戦シーンを導入しており派手さもかなりありました。
しかし今回の大河は戦シーンは今までで、
桶狭間の戦でちょっとした戦闘シーンがあったのみで、
激しい戦シーンがほとんどないことや井伊直虎の知名度の低さが、
視聴率低下の原因ではないのかなとレンは思います。
ここから視聴率の回復を臨むことができるのか井伊直虎の今後に期待が高まりますね。
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