キングダム
朝まで三国志悪




はじめての三国志

menu

アンゴルモア 元寇合戦記

アンゴルモア 元寇合戦記ネタバレ 第29話 Part.2 高麗の栄光の為、父を裏切れ

この記事の所要時間: 41




アンゴルモア 元寇合戦記(1)<アンゴルモア 元寇合戦記> (角川コミックス・エース)

 

あらすじ:後の高麗二十五代忠烈王、諶(しん)は、1269年、高麗王、

元宗の代理で皇帝フビライ・ハンが留まる上都に沢山の貢物を持ってやってきました。

現在では、モンゴルと連合して対馬を攻めている高麗、しかし、それ以前は、

三十年に渡りモンゴル軍と激闘を繰り広げた国だったのです。

そして、その事は、モンゴルの高麗国への不信として色濃く残っていました。

 

日本史上最大の危機、元寇を描いた、たかぎ七彦の冒険チャンバラ時代劇

「アンゴルモア元寇合戦記」のネタバレです。

 

アンゴルモア元寇合戦記に関する全記事一覧はこちら

前回記事:アンゴルモア 元寇合戦記ネタバレ 第29話 高麗がモンゴルと組んだ理由

関連記事:今更勉強しにくい鎌倉時代ってどんな時代なの?アンゴルモア 元寇合戦記を100倍楽しむ!




フビライ・ハンは、諶に更なる忠誠を要求する

 

モンゴル語で自己紹介をしようとして、モンゴルの家臣達に嘲笑された諶ですが、

フビライ・ハンは、「自分の言葉で語ろうとするものを何故笑う!」と一喝します。

しかし、フビライは、高麗を信用しておらず、上位に上りたいなら、

さらに忠誠を尽くせと諶を見下し、冷たく言い放ちます。

 

モンゴルは率先服属を重要視していて、無抵抗で降伏した国であればあるだけ

重く扱うという掟を持っていました。

その掟に従えば、三十年も抵抗した高麗は、最低ランクに甘んじるしか

無かったのです。




モンゴルの公主を妻にし王族に上りたい 諶の野望

 

諶は、惨めな高麗の境遇を何とかしたいと思っていました。

搾取されるばかりの最下層の国から脱し、モンゴルの王族並みに遇されるには

どうすればいいのか?

 

「フビライ・ハンの娘を妻にすれば王族に上れる」

 

諶は、その野望の為に、どこまでもモンゴルに媚び尽くしフビライの信頼を掴み

その娘を妻にして高麗の地位を高める事を決意します。

 

高麗の使節が帰国する途中、武臣の林衍(イム・ヨン)がクーデターを起こして

元宗を玉座から引きずり下ろすという事件が起きます。

諶は、この時に躊躇わずにモンゴルに救援軍を要請し、援軍と共に漢城に戻り

林衍を撃破して、父、元宗を再び、玉座に戻しました。

 

諶、自ら望んで元の親衛隊(ケシク)に入る

 

諶は、内紛を自力で解決できない事で、高麗の内政にモンゴルを介入させます。

さらに諶は、復位した父、元宗に対して、フビライの娘を妃に迎える為に

自分自身が、モンゴルの親衛隊(ケシク)に入隊したいと志願しました。

 

ケシクに入れば、2~3年は高麗には戻れません。

裏を返せば、皇太子、諶は、ていのよい人質になるわけです。

 

それに対し、元宗は複雑な表情を見せます。

降伏したとは言え、モンゴルはかつての敵なのです、そのモンゴルに皇太子の

諶が喜んで媚びていくのが、たまらなく寂しかったのです。

 

「諶よ、、父の顔が見えてるか?上都へ行って以来、

お前は、どこか熱病にでもかかっているようだ」

 

しかし、モンゴルの力で、息子の機転で玉座に戻れた王に、

諶を止める事は出来ませんでした。

 

ケシクとして励む諶にフビライ・ハンが話しかける

 

西暦1271年、諶はケシクに入隊します。

ケシクはフビライ・ハンを守る直属の親衛隊で、モンゴルに服属する

諸国、諸王の子弟で構成されていました。

このケシクでは、大ハーンへの忠誠が叩きこまれる思想改造が行われ

ケシクを出た人材は、元帝国を支えるエリートとして各地へ派遣されました。

 

像が引く輿に乗るフビライ・ハンが護衛に付く諶に話しかけます。

 

フビライ「朕の娘が欲しいのだったな?」

 

諶「そうです」

 

フビライ「だが、まだやるわけにはいかんな」

 

再び、高麗が三十年もモンゴルに盾突いた事を口にするフビライ

うんざりする諶ですが、そこでフビライが意外な事を言います。

 

フビライ「だが、どうしても欲しくば、武功を立てる事だ」

 

フビライ・ハン、日本遠征を示唆、高麗に先陣を命じる

 

フビライ・ハンは服属命令にも応じず、勝手に皇帝を名乗り、

独自の年号を使い、モンゴルが戦闘中の南宋を支援する

日本に遠征すると宣言します。

 

そこで高麗が、その戦いに従い、大きな手柄を立てれば、

フビライは、娘を諶にやってもいいと言ったのです。

 

フビライ「そなたの父、今の高麗王は、朕の威徳が日本に届くのを、

何年にもわたり妨害してきたが、朕の娘婿になるお前はどうかな?」

 

諶は、迷う事なく、高麗軍を率いて、日本を屈服させて、

世界をモンゴルの屋根の下に一つにすると宣言します。

 

フビライ「息子よ、お前の言葉は随分上達したな・・」

 

フビライ・ハンは、目を細めて初めて笑いました。

やがて、高麗王、元宗が死去し、諶は忠烈王として即位。

こうして、高麗はモンゴルと共に日本に攻め込む事になるのです。

 

アンゴルモア元寇合戦記 kawausoの一言

 

元寇に高麗、(今の韓国と北朝鮮)が関わっていた事を知る人は少ないです。

さらに、それ以前に高麗がモンゴルと30年、激闘していた事も、

あまり知られていないでしょう。

激しく抵抗した為にモンゴルに冷遇され、それを取りかえす為に、

どこまでもモンゴルに尽くし、モンゴル帝国の中で上を目指した諶、

心情としては分かりますが、日本サイドとしてはウーンですね。

何でって、高麗って史実では結構、強いんですよ・・

高麗の葛藤を描いた、たかぎ七彦氏の筆力には脱帽です。

 

おさらい:アンゴルモア元寇合戦記七巻

 

 

モンゴル軍に追いつめられた、朽井迅三郎(くちい・じんざぶろう)と

対馬武士団、そして避難民は安徳帝の勅書を伝手に、刀伊祓(といばらい)衆の居城。

金田城(かなた・ぎ)に籠城する事になるが、裏切りと苦戦が待ち受けていた。

いつもながらギリギリの戦いが熱い、おススメです。

 

アンゴルモア元寇合戦記に関する全記事一覧はこちら

関連記事:「アンゴルモア 元寇合戦記」という歴史漫画が超絶面白い!

関連記事:朽井迅三郎(くちい・じんざぶろう)は実在したの?アンゴルモア 元寇合戦記の主人公に迫る

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 17話:結構頭脳派?少数の手勢を何倍にも見せた菫卓
  2. 始皇帝の息子、胡亥(こがい)ってどんな大馬鹿野郎だったの?
  3. 知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せない…
  4. 三国志の有名武将のように私も歴史に名前を残したい!どうしたらいい…
  5. 大胆仮説!孔明が口ずさんだ梁父吟は芝居のセリフだった!?
  6. 【キングダム】秦の旧六大将軍と新六大将軍を大胆予想!
  7. 赤兎馬(せきとば)が活躍できたのは武霊王のおかげ
  8. 誰かに話したくなる!自由すぎ、フリースタイルな三国志の武将達8選…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 西郷隆盛は大家族!幕末ビッグダディを解説
  2. 【水滸伝】なっとくできるか!本を捨てたくなるヒドイ結末
  3. 孫家三代もメロメロ、実は周瑜と双璧の名将 程普の伝説
  4. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース19記事【11/14〜11/20】
  5. 【戦国四君の食客の名言】人間関係を達観した馮驩の名言
  6. 蔣欽(しょうきん)とはどんな人?孫権に『国士』と激賞された呉の十二将の一人

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【はじめての君主論】第1話:君主論ってなに?曹操とkawausoが解説するよ 【すこやか三国志】やばい!乗馬をやめてデブった董卓と劉備 天才軍師・郭嘉の息子も天才軍師だったの!? 【告知】7月23日から夏の公孫瓚スペシャルを6日ぶち抜きで掲載するよ 【真・三國無双 Online Z 攻略4】ラスト1時間50分!超初心者が三国無双を5時間プレイするとどうなるのか? 李儒(りじゅ)とはどんな人?董卓の恐怖政治を参謀として支えた謎の軍師 不老不死の妙薬を求めて? 孫権の倭国(日本)遠征計画 涼州兵も思わずニッコリ?曹操はユーモアに溢れていた

おすすめ記事

  1. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第39話「虎松の野望」を振り返ろう
  2. 朱然(しゅぜん)ってどんな人?名将亡き後、呉の重鎮として孫家を支え続けた将軍
  3. 月刊はじめての三国志2017年9月号 (桃園出版 三国舎)の販売を開始しました
  4. 【真の将軍はあいつだ!!】漢の名将・周亜夫が命じた命令とは
  5. キングダムの昌平君(しょうへいくん)は、なぜ秦を裏切るの?実在した男の数奇な運命
  6. 【後漢のラストエンペラー】献帝の妻・伏皇后が危険な橋を渡った理由!
  7. 諸葛亮の出師の表って、一体何が書いてあるの?
  8. びっくりするような遅咲き!天下の賢者 太公望

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“水滸伝"
PAGE TOP