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【三国志のエチケット】口臭は人間関係もビジネスも台無しにする?

2017年6月3日


 

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目は口ほどにモノを言うといいますが、現在では臭いは目の100倍モノを言うです。

「この人なんか臭い・・」なんて思われたら最期、それがどんなに優秀な人物でも、

どんなに良い人でも、その人の視界からは、シャットアウトされてしまいます。

それは、現在も三国志の時代でも同じだったようなのです。

 

自称・皇帝
当記事は、
「古代中国 口臭」
三国志 エチケット」
などのワードで検索する人にもオススメ♪

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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あなたが臭くても誰も教えてくれない・・

 

口が臭くても、誰かが注意してくれるだろうと呑気に考えているあなたは、

もしかすると、すでに口臭で誰かに迷惑をかけているかも知れません。

それというのも、口臭とは、ハゲと同様に他人からは注意しにくいポイント

アンケートなどを見ても、、

 

・口臭は自分・他人共に気にしてしまう

・口臭は本当に困る・口臭は迷惑だ

・他人の口臭は注意できない

・口臭で疎遠になった人がいる

 

等など、ショッキングな結果が並んでいて、口臭は気になるのに、

いざとなると他人に注意できない、その為に疎遠になった人までいるのです。

あなたの周りに、特にトラブルもないのに、最近連絡が無くなった人、

もしかして一人や二人はいるんじゃあないですか?

 

三国志の時代のエチケット鶏舌香

 

口臭の問題は今に限らず、はるか三国志の時代でもエチケットでした。

特に皇帝のそばで意見を述べる秘書官、尚書令(しょうしょれい)は、

口のニオイに敏感で、鶏舌香(けいぜつこう)をガムのように噛んで、

口臭を消していた事が文献から分かっています。

 

この鶏舌香の正体は、香辛料のクローブで、中国よりも遥かに南の、

インドネシアモルッカ諸島原産の常緑樹でした。

当時、クローブは非常に高値だったのですが、皇帝を不愉快にさせない為に

宮廷の人々は、大量に購入していたようなのです。

まさに、三国志の時代から、人々は口臭に気を配っていたのですね。

 

呆れた!油断も隙もない!孔明にもつばをつけていた曹操

    曹操(そうそう)と言えば、人材コレクターとして、少しでも「お?」と思う人材には、 惜しみなく労力を使い自陣にスカウトしてしまう事で知られています。     ...

 

口臭はビジネスパフォーマンスをダウンさせる

 

口臭はエチケットばかりではなく、ビジネスパフォーマンスをダウンさせます。

2014年のマンダム調べによると、25歳~49歳の有職者の男女に

アンケートを取ったところ、職場の身だしなみでどうにかして欲しいという

項目で、体臭が60%、口臭が57%で2トップを占めました。

 

容姿や服装の乱れ等よりも、ずーっとニオイがストレスの元である事が

このアンケートから分かります。

怖いですね、他はバッチリでも、臭ければアウトって事ですよ。

 

さらに回答者の59%がニオイを原因に仕事に支障を来したと言い、

他人のニオイが気になり仕事に集中できないも34・8%になりました。

一方で自分の臭いが気になる人は7・5%しかいません。

そして、初対面で気になる身だしなみに、臭いを上げた人は男性で4割、

女性だと7割近くになり、さらに4割の人々がクサイ人とは、

一緒に仕事をしたくないと回答する手厳しさです。

 

つまり、これからの出来るビジネスマンは、何よりも

口臭、体臭に気を配る人なのです。

   

出来る三国志武将、荀彧は香りにこだわった

 

王佐の才を持つ人物として、魏における名士の代表だった文官、

荀彧文若(じゅんいく・ぶんじゃく)は、とても臭いに敏感な人でした。

 

荀彧は、大変な香りマニアで、彼が衣服に焚き込めている香は、

沈香(じんこう) 煎香(せんこう)雀頭香(じゃくとうこう)

藿香(かっこう) 丁子香(ちょうじこう)をすりつぶして篩(ふるい)にかけ、

麝香(じゃこう)半両を粗い網で振るってブレンドして造っていました。

使用する時には、これに蜂蜜を混ぜて固形化したものに

火をつけて、お香のように焚き、衣服に香りを染み込ませたものです。

 

 

もちろん、これらの香料は、とても貴重で、誰でも使えるわけではありません。

 

東晋時代に書かれた「襄陽耆旧記」には、荀彧と同時代の劉弘(りゅうこう)という

人物が愛香家として紹介されているのですが、彼が友人に語った話として

「荀令君が訪れると、彼の座った席は三日間その香りが残るんだよ」

と言った事がハッキリと記録されています。

 

 

愛香家の劉弘の言葉ですから褒め言葉であり、後にこの故事から

仕事が出来て、高貴な人の事を「令君香」と呼ぶようになっています。

これは、荀彧のエチケット対策の賜物であり、まさに彼が

当時の出来る人であったという証拠のような話ですね。

 

三国志ライターkawausoの臭いへの提言

 

簡単ではありますが、三国志の時代、そして現代の臭いについての、

あれこれを紹介してみました。

人によっては、私は口臭なんか無いと自信を持って言える方もいるでしょうが

仮に、今、口臭がなくても、加齢により口臭が発生する事があります。

 

その原因としては、唾液の分泌量の減少があります。

加齢により人は全身から潤いが失われていきますが、

特に唾液には、口の中の雑菌を殺す成分が含まれているのです。

 

私達は口の中が渇くと、なんとなく口臭がキツくなったように感じますが、

それは唾液が減少して、口の中の雑菌が増殖しているからです。

もちろん、口臭の抜本的な解消には、正確な歯磨きや、虫歯の治療や、

唾液の量を増やせるように、規則正しい生活を送るなどの方法がありますが、

一番、手軽に出来る口臭予防はブレスケア、つまりサプリメントで

手軽に口臭を消す事です。

どうせ一次しのぎじゃない?と思われがちですが、口臭サプリは進化していて

「やばい!」という時に充分にサポートしてくれるのです。

 

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