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キングダム 520話 ネタバレ予想:朱海平野で李牧と王翦が激突!

2017年6月5日


 

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キングダム 46 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、先週からずっと急展開なのですが、

今週号で、とうとう李牧(りぼく)王翦(おうせん)の決戦場が判明しました。

邯鄲(かんたん)より西に五十里、鄴(ぎょう)より北に七十五里、

誰が呼んだか知らないが、血の海を連想させる朱海(しゅかい)平原です。

さあ、ここから、どうなるのでしょうか?じっくり解説します。

 

前回記事:キングダム 519話 ネタバレ予想:強力な山の民の戦闘力

関連記事:楊端和率いる山の民連合軍が列尾攻めで大活躍!山の民の生態とは?

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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まず、現在の戦況についておさらい

 

ここに来て、王翦と李牧が決戦上に朱海平原を選んだので

戦場が3つになりました。

ややこしいので、以下に一度整理しておきます。

 

① 楊端和(ようたんわ)と公孫龍(こうそんりゅう)が激闘、北の遼陽

② 桓騎(かんき)が王翦より任された鄴城の周辺

③ 李牧と王翦が総力でぶつかる朱海平原

 

現在、①は楊端和の山の民五万が公孫龍の軍勢九万を押していますが、

ここには、間も無く李牧の腹心、舜水樹(しゅんすいじゅ)が入る予定です。

 

②は桓騎が任されていますが、趙軍が鄴を開放しようと死に物狂いで

猛攻を仕掛けています。

 

桓騎軍は騎兵の厘玉(りんぎょく)・黒桜(こくおう)が前に出てくる趙軍歩兵を

迂回して側面から突き戦いを有利に進めているようですが、

趙軍も騎兵を数千単位で繰り出して来たので桓騎軍にも余裕が無くなったようで、

参謀、摩論(まろん)が青い顔をしています。

 

朱海会戦で、まさかの蒙恬が大ピンチに・・

 

朱海平原に、王翦と李牧の軍勢が到着します。

両大将とも、無人の平原に幻の軍勢を出現させて無数のシュミレーションを行い、

お互いに必勝の策を練ります。

 

その結果、決定した布陣が以下です。

 

秦軍右翼・・亜光(あこう)・玉鳳(ぎょうほう)隊 25、000名

秦軍中央・・王翦、麻紘(まこう)、飛信隊 58、000名

秦軍左翼・・楽華(がくか)隊 5000名

 

趙軍右翼・・紀彗(きすい)、馬呈(ばてい) 30、000名

趙軍中央・・金毛、李牧、カイネ、傅抵(ふてい)、尭雲(ぎょううん)60、000名

趙軍左翼・・岳嬰(がくえい)、馬南慈(ばなんじ)、趙峩龍(ちょう・がりゅう)

30、000名

 

うおおおおおおおおーーーーいぃ!!

少なっ!楽華隊少なっ!!これで趙軍右翼の紀彗と馬呈の30、000と

激突するとなったら厄介です、相手6倍ですよ。

公孫龍と対峙している楊端和だって2倍差なのに、一気に6倍差です。

信も絶句していましたが、この布陣を見た蒙恬(もうてん)はうろたえる様子もなく

あっさりと承知して一番手を勤めると言います。

一体、どうしたというのでしょう?蒙恬らしからぬ破れかぶれ・・

それとも、何か秘策があるのでしょうか?

 

関連記事:【歴史嫌いな中高生必見】春秋戦国時代はいつ始まってどこで終えたの?

関連記事:【キングダム】李牧が言った「桓騎の弱点」って何なの?

 

ここからネタバレ予想、出るか必殺の斜行戦術!

 

ここからは、kawausoの予想ですが、極端に左翼の兵力が少ない秦軍の布陣は、

もしかしたら、斜行(しゃこう)戦術の前触れなのかも知れません。

 

斜行戦術とは、劣勢の楽華隊を潰そうと趙軍の右翼、中央、左翼が意識を楽華隊に

集中している間に、秦軍の中央軍と右翼が斜めに進んで、趙軍の右翼に突撃し

そのまま側面を喰い破り、趙軍の中央を撃破する戦法です。

 

・・・と、言っても文字では分かりにくいので、イラストで説明します。

 

このように、王翦の中央軍と飛信隊、右翼の亜光、玉鳳隊が敵前で一気に

斜めを向いて、最短距離で趙軍の右翼を総攻撃して、瞬時に粉砕し、

そのまま、中央の李牧を撃ち破るのが斜行作戦です。

 

王翦の秦軍は、88000と、李牧の趙軍より32000名少ないので

最初から劣勢ですが、斜行戦術が成功すれば勝利は確実でしょう。

 

斜行戦術には弱点はないの?

 

斜行戦術に弱点はないのか?はい!弱点だらけです。

まず、李牧が斜行作戦を見破れば、右翼軍は楽華隊に対処させつつ、

中央軍を動かし趙軍に対して脇腹を見せている秦の中央軍に突撃するでしょう。

脇がガラ空きの中央軍は瞬時に全滅して戦闘は終了です。

 

仮に、李牧に見破られないとしても、83、000人という大軍が

タイミングを合せ趙の右翼軍に喰らいつくのは至難の業でしょう。

動きが合わないと趙軍の前で陣がバラバラになり、総攻撃を受けて全滅です。

 

つまり、この斜行戦術は

①李牧にそれと見破られず、②同時に83000人という大軍が、

シンクロナイズドスイミングばりに規則正しく動くという二段のハードルがあります。

相当に難易度が高い戦術ですが、それだけに漫画では盛り上がりそうです。

   

キングダムウォッチャー kawausoの独り言

 

歴史上、この戦術を成功させたのは、七年戦争で、ロシア、オーストリア、

フランスを相手に勝利を収めた、プロイセンのフリードリヒ大王です。

圧倒的に兵数で不利な大王は、大砲の有効活用と圧倒的なプロイセン歩兵の

訓練度で、この斜行戦術を成功させました。

 

さて、王翦は自軍を信じてこの難易度の高い戦術を取るのか?

それとも、もっと簡単に李牧を葬れる秘策があるのでしょうか・・

 

次回記事:キングダム 521話 ネタバレ予想:王翦の秘策と蒙恬の機動力

 

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