【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第21話「ぬしの名は」の見どころ紹介

2017年6月6日


 

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井伊家を守るために日夜奮闘している井伊直虎(いいなおとら)。

先週はなんと先代井伊家当主・井伊直親(いいなおちか)の娘・高瀬(たかせ)が

井伊直虎の元にやってきました。

そして井伊家の狂犬シノと直虎は高瀬が来たことによって絆が深まるほっこりとした

お話でした。

さて第21話おんな城主井伊直虎ではなんとあの新キャラの名前と出自が、

判明することになるのです。

一体新キャラはどんな名前で、

直虎とどういった関係を築いていくことになるのでしょうか。

 

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前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第六話「初恋の分かれ道」の見どころ紹介

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前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第19話 「罪と罰」の見どころ紹介

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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おんな城主 第21話の見どころその1:直虎が襲撃される!?

 

今川氏真(いまがわうじざね)に取り入って鉄砲の製造を始めることになった瀬田の方久。

しかし氏真は方久がいつまでたっても鉄砲を生産できないことに激怒し、

方久に鉄砲を生産する任務を解いて違う商人に任せることにします。

方久は氏真のこの仕打ちに激怒。

井伊谷に帰ってきた方久は直虎へ「今川はダメです。

これからは気賀(きが)の時代になります」と提案します。

気賀とは遠江(とおとうみ)にある浜名湖の奥地にある港町の事で、

商売が盛んに行われている有名な場所でした。

方久と直虎はこの気賀の町を訪れて綿布を売るため中村屋という店を開いている

中村与太郎(なかむらよたろう)と商談を行うことに。

この商談後、気賀の町並みを見ていた直虎一行。

色々と珍しい物に目を奪われていた直虎へ子供がぶつかって、

直虎が持っていた銭入れが盗まれてしまうのです。

直虎は銭入れを取り戻すため子供を追いかけていくのですが、

何者かの攻撃によって気を失ってしまうのです。

直虎は果たして無事なのでしょうか。

そして直虎を襲撃してきた人物達は一体何者なのでしょうか。

 



おんな城主 第21話の見どころその2:新キャラはなんと海賊!?

 

直虎は目を覚ますと倉のような場所に囚われておりました。

直虎が目を覚ました場所は船の上であり頭と呼ばれる新キャラが登場。

新キャラは直虎を見てびっくりしますが、

直虎へ「ちったぁおとなしくしていた方がいいぜ。

井伊谷では直虎様だけどここではあんたはタダのおなごなんだ。」と

言い放ち去っていきます。

所変わって井伊谷に帰還した六左衛門はすぐに直虎が拉致られた事を報告。

すると中野直之(なかのなおゆき)、小野政次(おのまさつぐ)など井伊家の人達が

集合して会議を開くことになります。

すると新キャラ率いる海賊集団が直虎を返して欲しければ、

身代金をよこせと言ってきます。

小野政次は「身代金をとりあえず払うと言っておき、

身代金の受け渡しの時に賊を捕らえてしまえばいいのではないのでしょうか。」と提案。

この提案を受け入れた井伊家家臣達は早速金を用意。

果たして直虎は無事に井伊谷へ帰還することができるのでしょうか。

 

おんな城主 第21話の見どころその3:幕府も盗賊と変わらない!!

 

直虎は脱出するため縄を斬って子供を人質に取って逃げようとします。

しかし直虎の作戦は失敗してしまい再び捕まってしまうのでした。

この時直虎は新キャラへ「お前はどうして賊徒をやっているんだ」と叫びます。

すると新キャラである賊徒の頭は直虎へ「領主ってのは賊徒と一緒じゃあねーんですか」と

意味ありげな言葉を残して去っていきます。

そして翌日身代金が受け渡される少し前に直虎は再び新キャラへ

「なぜ我が賊徒と一緒なんじゃ」と問いかけます。

新キャラは「領主は農民から年貢を巻き上げているだろう。

それが盗賊だってんだ」と語ります。

すると直虎も負けずに「井伊谷に住んでいる農民たちが年貢を納めるのは当然じゃろう。

だって井伊谷の井伊家が農民に土地を貸しているのだから」と新キャラに述べます。

しかし新キャラは「どうして井伊谷が井伊家の物だって決まってるんだい。

鎌倉幕府から頂いたってのは幕府が勝手に井伊谷を井伊家に与えると決めたことで、

農民の総意があったわけじゃあねーでしょ。泥棒と何が違うんだ。

俺らは何代も続いてきた泥棒である武家からしか盗みを働いてねぇ。

だから咎めを受けることにはならん」と筋を通して直虎へ説明。

さて直虎はこの新キャラの考えにどのように反論するのでしょうか。

筋が通っているので非常に反論しにくいことだと思うので、

今回最大の見どころだとレンは思います。

 

おんな城主 第21話の見どころその4:イチかバチかの賭けに出る

 

直虎は井伊谷へ無事に帰還するとみんなに怒られて大人しくなります。

そんな中方久は直虎へ井伊谷の資金源を得るための方策として

「木材を各地に売ってはどうでしょうか。

木材が盗まれるということは木材の需要が有ると言う事にございませんか。」と提案。

直虎は方久へ「しかし木材を切り出すための人で・・・・」と

言い始めている途中で言葉を止めることに。

そして決意の眼差しで直虎は気賀の町に再び向かい、

あの新キャラに一人で寺へ来るように呼び出します。

新キャラは直虎の呼び出しに応じて一人で寺にやってきます。

そして直虎は新キャラへ「人は追い詰められれば盗みを働く。

しかしそれは幸いなことなのか。

人として生まれて大義を掲げながらも盗みを働いて生きて行っていいのか」と

新キャラに説得。

すると新キャラははぐらかそうとしますが、直虎が引き止め言葉を紡いでいきます。

直虎は「盗みを働いて生きていく状況を作った世の中が悪い。

ならば盗みを働かないで人々が生活できる世界を作ればいいのではないか」と

とんでもないことを述べるのです。

しかし直虎と新キャラの論争に決着はつきませんでした。

そこで直虎は方久から提案された木材売買の話を新キャラにすると共に

「お主らはあっという間に木材を切り倒す腕を持っておる。

そこで井伊家でお主らを抱えたいと思っている。どうじゃ。」と提案。

新キャラは唖然としてしまいますが直虎へ

「なんであっしらに頼むんですか」と当然の質問をします。

すると直虎は「お前に盗賊だって言われてからずっと考えた。

そして盗賊だって言われないようにするしかないと思案した結果・・・・・。

まぁつまるところ自分の利益のためじゃ」と答えます。

その後ふたりはじっと黙って考えを巡らすことになるのですが、

果たして直虎が提案した案件を新キャラは飲むのでしょうか。

気になる方は是非ご覧あれ!!

 

大河ウォッチャー黒田レンの独り言

 

今回の直虎はなかなか見ごたえのある回でした。

武家を盗賊扱いする新キャラの解釈はまさに新解釈と言って良く、

筋の通っている言葉で胸に響きました。

確かに鎌倉幕府が勝手に土地を武家達に与え、

武家は与えられた土地に住んでいる民衆から年貢を徴収している構図は、

法的に根拠を与えられている盗賊と何ら変わることはありません。

そして新キャラが述べた「何代も続いてきた由緒ある盗賊」このフレーズは今までにない

日本の戦国時代の解釈として注目を浴びることになってもおかしくないと

レンは思っております。

この言葉に対して直虎は「盗みを働くことを生業としない世界を創成すればいい」と

述べております。

しかしこの提言は説得力にかけているでしょう。

ありきたりな言葉であり新キャラが言っていた問題提起に関して、

根本的な解決になっていないのですから。

ですが井伊家が徳川家に仕えて天下統一に貢献していたことを考えると

井伊直虎が述べた「世界を創成する」というフレーズは、

今後の徳川家と井伊家の関係を示唆させるものなのではないのでしょうか。

上記のように考えるとおんな城主井伊直虎・第21話「ぬしの名は」は

かなり見どころがあった回であると思います。

そしてこの新キャラ盗賊の名前ですが…「龍雲丸(りゅううんまる)」と言います。

気になる方はぜひ一度ご覧下さい。

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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