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キングダム 521話 ネタバレ予想:王翦の秘策と蒙恬の機動力

2017年6月12日


 

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キングダム 46 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、舞台はいよいよ、朱海会戦。

趙軍120、000VS秦軍88、000の戦いの火蓋が切られます。

しかし秦軍の布陣は、左翼5000、中央58、000右翼が25、000と

左翼は5000のみと圧倒的に少ない、いびつな陣形でした。

そして、当然のごとく最も脆弱な左翼を狙い趙の大軍が動きます。

 

前回記事:キングダム 520話 ネタバレ予想:朱海平野で李牧と王翦が激突!

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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王翦は飛信隊を中央軍の最後尾に配置・・

 

秦軍の左翼が5000名とかなり薄くなった一方で、王翦の中央は、

58、000と、李牧の中央軍60、000と見劣りしない大軍です。

一方で、王翦(おうせん)と麻紘(まこう)、飛信隊で組織される中央軍では、

これまで常に先発だった飛信隊が最後尾に追いやられていました。

 

「まるで俺達が李牧が怖くて逃げてるみたいじゃねえか!」

 

と憤る信ですが、王翦が飛信隊を最後尾に下げたのは、

河了貂(かりょうてん)の予測通り、李牧の視界から遮る為、

つまり、何か奇襲らしき事を王翦は飛信隊にさせる予定です。

 

李牧は王翦の誘いにのり、敢えて左翼の楽華隊を攻撃

 

同じ頃、李牧にも、秦軍の陣容が報告されます。

もちろん、極端に薄い、秦軍左翼に何かある事を李牧は察知します。

 

①あえて、誘いに乗らず蒙恬をスルーするか、、

②逆に誘いに乗って蒙恬を討たせるか、、

 

李牧が選んだのは前者でした、ここで、離眼の勇者、紀彗(きすい)

馬呈(ばてい)達、趙軍右翼30、000に攻撃命令が降ります。

いよいよ、趙と秦が雌雄を決する朱海会戦が開始されます。

 

楽華隊、趙軍右翼を翻弄する

 

趙軍の右翼は、前進を開始します、一方で楽華隊は動きません。

半分程も進んだ所で、紀彗が異変に気がつき全軍を停止させます。

そこへ伝令が飛びこんできました。

 

「楽華隊の半分が消えた」という信じられない報告です。

 

その時、紀彗の視界が右で土煙を立ててすすむ楽華隊の影を捉えます。

蒙恬は軍を二つに分けて一方を迂回させ、趙軍右翼の横っ腹に突撃したのです。

趙軍の右翼は30、000とはいえ、歩兵がメイン、陣も構築できない間に

秦軍騎兵の突撃を受けてはひとたまりもありません。

 

紀彗は、すぐに軍に右に陣を構築するように命じ、

黄角(こうかく)の騎兵2000で楽華隊の背後を突くように命じます。

 

蒙恬は、趙右翼が陣形を立て直し、黄角の騎兵隊が出てきたと知ると、

ただちに軍をまとめて退却を開始しました。

まだ、趙軍に大したダメージは与えていませんが、

蒙恬、小数で機動力を活かした見事な騎兵の運用です。

   

深追いしてきた黄角の軍勢に、左から楽華隊が襲いかかる

 

蒙恬が退却したと知ると、黄角は逃がすかとばかりに追撃に入ります。

ところが、これも蒙恬の罠でした。

必死においすがる黄角の騎兵2000の左手から、

残り2500の楽華隊が一斉に襲い掛かります。

 

黄角の騎兵が崩れると、退却していた蒙恬の騎兵も引きかえし、

左右から、黄角の騎兵をすりつぶしにかかりました。

 

蒙恬「狩り場へようこそ・・」

 

狩られるつもりなんて全くない、

30、000の紀彗、馬呈軍を逆に狩るつもりの

蒙恬の自信満々のセリフでした。

 

キングダムのネタバレ予想 ここからどうなる?

 

さて、ここからは、kawausoのネタバレ予想です。

蒙恬の騎兵の扱いは見事で、流石は後に匈奴(きょうど)の騎馬軍団を

長城の北に押し返すだけの事はあります。

しかし、5000という兵数を考えると、メインの任務は撹乱であって、

趙軍の右翼を李牧の本隊から引き剥がすのが目的でしょう。

 

つまり、趙軍が寄ってくると逃げつつ、迂回して、側面を突き、

敵が騎兵を繰り出してくると、自軍を二つに割り、敵軍の騎兵を側面から

攻撃して粉砕するというパターンです。

 

王翦とすれば、たった5000の楽華隊で、30、000の趙軍の右翼を

抑えられれば、それ以上の功積は求めないと思うので、

蒙恬は、このまま遊撃隊の役目を続けると思います。

 

王翦、李牧の読み違いを利用し、飛信隊を趙軍中央の背後へ・・

 

漫画の中で気になったのは、李牧が王翦の中央軍を50、000強と読んでいる事です。

実際は、58、000なので、飛信隊と羌瘣(きょうかい)の軍勢を丸々失念しています。

このまま本体同士の戦いになったとして、混戦の中で、王翦が飛信隊に戦線を離脱し

李牧の本隊の背後を突けという事も充分に出来るのではないでしょうか?

 

李牧中央は、秦中央軍の実数を8000名読み違えているわけですから、

まさか、飛信隊が丸々、王翦の本隊から抜けたとは考えないでしょう。

突然、飛信隊が背後に出現すれば、前面の王翦軍と背後の飛信隊に挟まれて

相当な混乱が生じると考えるのです。

 

キングダムライターkawausoの独り言

 

こうして、李牧の本隊の背後に飛信隊が回った所で、龐煖(ほうけん)が本陣に・・

そして、龐煖対信の最期の一騎打ちが開始される、というのはどうでしょうか?

しかし、実の所、鄴の周辺の桓騎(かんき)軍も、遼陽の楊端和)ようたんわ)も

戦いが終結してはいないので、朱海会戦だけで全ての決着がつくとは思えません。

三つ巴の戦いが、どこでどう繋がるかに注視してみましょう。

 

次回記事:キングダム 522話 ネタバレ予想:まさか!紀彗軍が全滅の危機!

 

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