ログイン | 無料ユーザー登録


キングダム
徐庶


はじめての三国志

menu

はじめての魏

毛玠(もうかい)とはどんな人?魏の人事担当者として辣腕を振るった政治家




 

魏の文官として曹操に仕えることになった毛玠(もうかい)。

魏の国の中ではかなりマイナーな分類に当たる文官ですが、

人事選抜者としての能力は優れていたものがあった人物です。

今回は文官・毛玠(もうかい)をご紹介していきたいと思います。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:胡昭(こしょう)とはどんな人?司馬懿の命の恩人で曹操の招きに応じながらすぐに辞職した男




荊州へ行こうとするが・・・・

 

毛玠は若い頃に役人として県に仕えておりましたが、

各地の群雄達が屹立し中原各地で戦が始まると彼は戦乱を避けるため、

戦のない荊州(けいしゅう)へ避難。

しかし荊州を治めている劉表(りゅうひょう)がかなりいい加減な政策を領内に施しているとの

噂を聞いたため荊州行きをやめてしまいます。




曹操に仕える

 

曹操は兗州(えんしゅう)の統治に成功すると優秀な人材である毛玠の噂を聞いて、

すぐに彼を招きます。

毛玠は曹操の招きに応じて仕えることにします。

彼は曹操と会見すると「皇帝陛下を自らの元へお招きして、

農業を奨励し、兵士の訓練に明け暮れれば天下を制覇できるでしょう」と進言。

曹操は毛玠の進言をきっかけで農業の大切さを思い知ることになり、

屯田制の施行を行うきっかけとなるのです。

 

【PR】三国志の武将に特化したデータベース「はじめての三国志メモリーズ」を開始しました

 

人事担当者として優れた人物を抜擢

 

毛玠は曹操が司空の位に就任した時に崔琰(さいえん)と一緒に人事担当者の位に就任。

毛玠は優れた人物を次々に採用していくことになるのですが、

彼が採用した人物は誠実で媚びへつらうことをしないで、

慎み深い行動を行っている人物を積極的に採用していくことします。

その結果、配下の者達は豪華に着飾ったりするものはいなくなることになります。

曹操は自分の配下達が着飾ることをしなくなり質素倹約を始めていると知ると

「天下の人臣がこのように着飾ることをしないで質素倹約に努めていくことになれば、

わしが人材を見ることがなくなるであろう」と毛玠を大いにほめたたえていきます。




毛玠の職を撤廃してしまえ!!

 

毛玠は慎ましく人からのお願いを一切受けない人物でありました。

曹丕が身内の人物を官職に就けてくれないかと毛玠にお願いしてきます。

すると彼は「いや。曹丕様が推挙してきた人物はあまりに能力がないので無理っす」と

言ってバッサリと断ってしまいます。

この噂を聞きつけた毛玠の同僚達が、

毛玠を嫌っていたので彼の官職を削って追い出してしまおうと企んでいました。

そして同僚達は曹操へ「毛玠殿が就任している東曹(とうそう)の官職を無くして、

西曹(せいそう)の職だけにする方がいいのではないのでしょうか。」と進言を行います。

しかし曹操は「西曹を削って東曹を残していく」と毛玠をかばったことで、

彼は官職が無くなることはなく今までどおり仕事を行っていきます。

 

同僚が殺されたことに不満を持つ

 

毛玠は同僚であった崔琰が死刑されたことを聞くと曹操の仕打ちに対して、

不満を持っていました。

この毛玠の態度を聞いた曹操は毛玠に激怒し牢屋へぶち込んでしまいます。

その後毛玠の罪に対して鍾繇(しょうよう)は厳しい追及を行いますが、

彼は鍾繇の追及に対してもすべて反論して決して屈することはありませんでした。

曹操は毛玠の態度にイライラしつつも彼の助命嘆願を行ってきた人物が、

いたことをきっかけに毛玠の官職をすべて剥奪した後牢屋から放逐して、

家に帰されることになるのです。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

その後毛玠は家に帰ることになるのですが、失意の内になくなってしまいます。

曹操は毛玠がなくなったことを知ると大いに悲しみ、

彼に柩・埋葬品・銭などを毛玠の家に渡して丁重に埋葬するようにと命令を下します。

そして毛玠の息子は郎中に取り立てられたそうです。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書2 今鷹真・井波律子著など

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:司馬懿を追い落として魏の政権を握った者達はどんな国家を目指していたの?

関連記事:民話に出てくる司馬懿がまるで昔話のいじわる爺さんレベル!

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 陳登と劉備 劉備が徐州を譲り受けるきっかけとなったのは陳登と孔融のエピソード…
  2. 司馬懿と曹爽 高平陵の変は名士代表・司馬懿と反名士・曹爽の対立だった!?
  3. おんな城主 直虎 【おんな城主・井伊直虎ネタバレ感想】第41話「この玄関の片隅で」…
  4. はじめての三国志 画像準備中 張儀(ちょうぎ)とはどんな人?合従策に対抗した外交策を立て歴史に…
  5. 韓信と劉邦 【劉邦暗殺計画】劉邦の態度のでかさに激怒した家臣達
  6. 出雲の麒麟児・山中鹿之助の青年期に迫る
  7. 曹操VSかく 偽撃転殺の計VS虚誘掩殺の計
  8. 沮授 沮授(そじゅ)とはどんな人?袁紹に献策するも採用されなかった悲運…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 蜀の魏延
  2. 君たちはどう生きるか?劉禅
  3. 邪馬台国と卑弥呼軍
  4. キングダム54巻amazon
  5. 曹操 孔明をチェック
  6. 袁紹にお茶を渡す顔良
  7. 文帝(前漢)

おすすめ記事

  1. kawauso編集長のぼやきVol.4「三国志はオモチャだ!」
  2. はじめての三国志チャンネル 第2回目 – 赤兎馬を飲む 【001】
  3. 陳寿は三国志正史で陸遜をどのように評価したの? 周瑜と陸遜
  4. 論語を覚えるには暗唱が大事!ノーベル賞受賞者も実践した素読とは? 孔子と儒教
  5. 三国時代のお酒は発泡酒レベルだった? お酒 三国志 曹操
  6. 剣と刀ってどう違うの?【いまさら聞けない三国志の大疑問】 陸遜 剣と刀

三國志雑学

  1. 孔明 vs 司馬懿
  2. 亡くなる周瑜
  3. 蒋琬(しょうえん)
  4. 張遼・楽進・李典


“ながら三国志音声コンテンツ開始" “はじめての三国志コメント機能" “はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 徐庶
  2. 嬴政(始皇帝)
  3. 関羽
  4. 真田丸
  5. キングダム53巻
  6. 司馬懿と曹操

おすすめ記事

韓遂の処世術が現代人にも参考になる!いつでもナンバー2!キングメーカー韓遂 大奥には入れ替えがあった?意外に知らない大奥 馬場信春(ばばのぶはる)とはどんな人?鬼と呼ばれた武田四名臣の一人 【シミルボン】人間の発想怖過ぎる!血も凍る三国志時代の処刑方法 張遼・楽進・李典 楽進を見出した曹操の人物観察力がスゴイ!! 陳羣 陳羣(ちんぐん)ってどんな人?画期的な人材採用法を確立させた魏の政治家 酒を飲む曹操と劉備と呂布 【シミルボン】驚愕!三国志の時代の酒のマナー 真・三國無双8 新キャラクターを大予想!西晋の新武将は、この二人で決まり!!

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志

ながら三国志音声コンテンツ
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志コメント機能"
PAGE TOP