顔斐(がんひ)とはどんな人?まるで三国時代の都民ファースト!民衆から慕われた魏の名太守


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魏・呉・蜀には様々文官がおります。

皆さんにあまり知られていないような人物だけが統治に優れていたのではなく、

皆さんが知らない文官が三国の各地を統治しておりました。

そこで今回紹介するのは民衆から慕われ続けていた太守である

顔斐(がんひ)という人物をご紹介していきたいと思います。

 

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曹操(そうそう)に召し出されて京兆の太守へ

 

曹操は丞相の時代に顔斐を召し出して仕えさせることにします。

彼は曹操に仕えると黄門侍郎(こうもんじろう)などの役職を転任した後に、

京兆(けいちょう)の太守に就任することになります。

彼が京兆の太守に就任した頃、

馬超と韓遂が関中の豪族達をかき集めて反乱を起こしておりましたが、

彼らは曹操軍の攻撃によって敗退。

馬超・韓遂連合軍と曹操軍は京兆の近く地で戦っていたこともあり、

この地の住民達は農業に励むことをしませんでした。

しかし彼の前の太守達はなんとか頑張って一時的にですが、

民衆達に農業を行うように説得して行わせることができたのですが、

一時的であったためすぐに彼らは農業を行うことをやめてしまいます。


顔斐の政策その1:荒れ果てた道路を舗装

 

顔斐は京兆に赴任するとすぐに自らが統治する県の役人達へ

「道路がしっかりと整備されていなから整備を急いでやるように」と命令を下します。

顔斐の命令を聞いた役人はすぐに動き始め、

京兆各地の県の道路はしっかりと舗装されることになります。

また道路を舗装する際に彼は果樹などを道路の周りに植えることを命令。

その結果見栄えのする美しい道路に進化することになります。

 

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顔斐の政策その2:二つの事を奨励

 

道路の舗装工事を行った顔斐は京兆各県の農村へ

「車を作る資材をとって車を作るべし。

車の作り方がわからないものは知っているものが教えるべし。

また牛を持っていない民衆には農業を行わない時期に犬と豚を飼って、

これを売って牛を買うべし」と奨励します。

民衆は最初この顔斐が奨励した政策を面倒でやりませんでした。

しかしぽつりぽつりと少数の農民がやり始めると他の農民も真似して行うようになり、

2年ほどで京兆の民衆達の全てが牛と車を持つようになり、

農業が盛んに行われていくことになります。

ついでに農業を行う際、麦や粟など穀物類を車を牛に引かせて歩くことで、

輸送効率がアップすることになります。


顔斐の政策その3:学問を施す

 

顔斐は上記二つの政策を行うと次に京兆の民衆達へ学問を施します。

役所の中に現在でいう図書館のような物を作り、

図書館の中にある本を希望するものには本来課せられるはずの仕事を免除して、

誰でも図書館に来やすいようにします。

また役人の仕事が繁忙期でない時には役所の近くを耕して野菜を育成し、

民衆達に分け与えておりました。

さらに彼は民衆へお米を施す際に、

無償で施すのではなく薪を持ってくるように要請します。

京兆では冬になると寒くて硯などが凍って使者に

色々と細かい指示を書き記すことが出ない状態でしたが、

民衆が持ってきた薪を使用して部屋の中を温かくしたことで硯などの凍結を防ぐことができました。

顔斐が行ったこれらの政策によって民衆は役所に迷惑をかけることなく過ごしていきます。

その結果、雍州10郡の内治安の良さ、土地の豊かさなど全ての点において、

トップの土地として讃えられることになります。


  

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

顔斐はその後平原の太守として異動を言い渡されます。

彼が平原に異動する事になったと知った民衆達は大いに悲しみ、

彼が乗っている車の周りに民衆達が集まりすぎていたため、

進むことができない状態でした。

これほど慕われていた太守は三国志の中でも、

かなりレアな部類に入るのではないのでしょうか。

現状の日本の政治家達にも見習ってもらいたい人物だと言えるのですが、

こう思うのはレンだけでしょうか。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書3 今鷹真・井波律子著など

 

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