袁術祭り
まだ漢王朝で消耗してるの?




はじめての三国志

menu

はじめての魏

顔斐(がんひ)とはどんな人?まるで三国時代の都民ファースト!民衆から慕われた魏の名太守

この記事の所要時間: 224




 

魏・呉・蜀には様々文官がおります。

皆さんにあまり知られていないような人物だけが統治に優れていたのではなく、

皆さんが知らない文官が三国の各地を統治しておりました。

そこで今回紹介するのは民衆から慕われ続けていた太守である

顔斐(がんひ)という人物をご紹介していきたいと思います。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:曹操軍の食料担当にはなりたくない!!その理由とは?




曹操(そうそう)に召し出されて京兆の太守へ

 

曹操は丞相の時代に顔斐を召し出して仕えさせることにします。

彼は曹操に仕えると黄門侍郎(こうもんじろう)などの役職を転任した後に、

京兆(けいちょう)の太守に就任することになります。

彼が京兆の太守に就任した頃、

馬超と韓遂が関中の豪族達をかき集めて反乱を起こしておりましたが、

彼らは曹操軍の攻撃によって敗退。

馬超・韓遂連合軍と曹操軍は京兆の近く地で戦っていたこともあり、

この地の住民達は農業に励むことをしませんでした。

しかし彼の前の太守達はなんとか頑張って一時的にですが、

民衆達に農業を行うように説得して行わせることができたのですが、

一時的であったためすぐに彼らは農業を行うことをやめてしまいます。




顔斐の政策その1:荒れ果てた道路を舗装

 

顔斐は京兆に赴任するとすぐに自らが統治する県の役人達へ

「道路がしっかりと整備されていなから整備を急いでやるように」と命令を下します。

顔斐の命令を聞いた役人はすぐに動き始め、

京兆各地の県の道路はしっかりと舗装されることになります。

また道路を舗装する際に彼は果樹などを道路の周りに植えることを命令。

その結果見栄えのする美しい道路に進化することになります。

 

三国志の武将に特化したデータベース「はじめての三国志メモリーズ」を開始しました

 

顔斐の政策その2:二つの事を奨励

 

道路の舗装工事を行った顔斐は京兆各県の農村へ

「車を作る資材をとって車を作るべし。

車の作り方がわからないものは知っているものが教えるべし。

また牛を持っていない民衆には農業を行わない時期に犬と豚を飼って、

これを売って牛を買うべし」と奨励します。

民衆は最初この顔斐が奨励した政策を面倒でやりませんでした。

しかしぽつりぽつりと少数の農民がやり始めると他の農民も真似して行うようになり、

2年ほどで京兆の民衆達の全てが牛と車を持つようになり、

農業が盛んに行われていくことになります。

ついでに農業を行う際、麦や粟など穀物類を車を牛に引かせて歩くことで、

輸送効率がアップすることになります。

 

顔斐の政策その3:学問を施す

 

顔斐は上記二つの政策を行うと次に京兆の民衆達へ学問を施します。

役所の中に現在でいう図書館のような物を作り、

図書館の中にある本を希望するものには本来課せられるはずの仕事を免除して、

誰でも図書館に来やすいようにします。

また役人の仕事が繁忙期でない時には役所の近くを耕して野菜を育成し、

民衆達に分け与えておりました。

さらに彼は民衆へお米を施す際に、

無償で施すのではなく薪を持ってくるように要請します。

京兆では冬になると寒くて硯などが凍って使者に

色々と細かい指示を書き記すことが出ない状態でしたが、

民衆が持ってきた薪を使用して部屋の中を温かくしたことで硯などの凍結を防ぐことができました。

顔斐が行ったこれらの政策によって民衆は役所に迷惑をかけることなく過ごしていきます。

その結果、雍州10郡の内治安の良さ、土地の豊かさなど全ての点において、

トップの土地として讃えられることになります。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

顔斐はその後平原の太守として異動を言い渡されます。

彼が平原に異動する事になったと知った民衆達は大いに悲しみ、

彼が乗っている車の周りに民衆達が集まりすぎていたため、

進むことができない状態でした。

これほど慕われていた太守は三国志の中でも、

かなりレアな部類に入るのではないのでしょうか。

現状の日本の政治家達にも見習ってもらいたい人物だと言えるのですが、

こう思うのはレンだけでしょうか。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書3 今鷹真・井波律子著など

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:あなたが実際に兵士として戦場に行軍してみたらどれだけ大変なの?

関連記事:三国志の兵力は実際にどこまで本当なの?魏呉蜀の兵力の真実に迫る!

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 荊軻(けいか)とはどんな人?伝説の暗殺一家ゾルディック家もびっく…
  2. 孫資(そんし)と劉放(りゅうほう)の綱渡り!曹叡の側近達による命…
  3. 取次制度って何?違った角度から戦国時代を見てみよう!
  4. 「垂沙の戦い」がきっかけで孟嘗君は天下に実力を認めさせた!
  5. 黄崇(こうすう)と蒋斌(しょうひん)はどんな人?蜀の名将・黄権の…
  6. 信長ジェラる?高松城水攻めからの甲州征伐の流れが完璧すぎる
  7. 朱霊(しゅれい)とはどんな人?曹家に仕えて30年のベテラン将軍!…
  8. 劉曄(りゅうよう)の進言に従っていれば魏の曹丕が天下統一をしてい…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【呉の猛将・太史慈】相手の隙をついて包囲網を突破:意外と知らない彼の知略エピソード
  2. 【諸葛亮孔明の心に残る名言】「好尚同じからずと雖も公義をもって相取る」
  3. 張裔(ちょうえい)とはどんな人?あぶねぇ~もう少しで呉の文官になりかけた政治家
  4. 吉川元春(きっかわもとはる)がスゴイ!敵と味方から恐れられた戦の達人
  5. 強力な曹操の脅威に呉・魯粛と蜀・孔明の思惑が一致
  6. 玉(ぎょく)が大好きな中国人

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

徐盛(じょせい)ってどんな人?人生を戦いの中で過ごした呉の将軍 【キングダムの主人公】飛信隊の信は悲惨な最期を遂げる? 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース36記事【4/2〜4/9】 【三国志作家】伴野朗のとんだ災難、事実は小説より奇なり? 程普(ていふ)ってどんな人?孫家三代に仕え、数々の戦を戦った孫呉の重鎮 三国時代の税金の種類と分類をわかりやすく解説!税制がわかると三国志もよく分かる! 荀攸(じゅんゆう)とはどんな人?曹操と生涯仲良し綺麗事を言わない荀彧の甥 旧約聖書の創世記に出てくるノアの方舟の元ネタは古代中国にあった?

おすすめ記事

  1. 【子龍一身これ胆なり】趙雲はどのような活躍をして劉備に褒められることになったの?
  2. 黒田官兵衛は本当に息子の活躍を苦々しく思っていたの?
  3. 袁術の側室・馮氏(ふうし)の憐れな偽装死にも気づかなかった鈍感・袁術エピソード
  4. 【キングダムの主人公】飛信隊の信は悲惨な最期を遂げる?
  5. 暴走しているオヤジを追放して当主に就任した武田晴信(たけだはるのぶ)
  6. 三国志時代の兵士の給料と戦死した場合、遺族はどうなってたの?
  7. 趙雲(ちょううん)ってどんな人?蜀の五虎将軍の中で寿命を全うした猛将
  8. 表向き武力を用いない王朝交代劇「禅譲」、曹操と荀彧の思惑は?

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP