三国志の武将と日本の戦国時代の武将が同じ時代に登場したらいったいどうなるだろう?
というIfは想像してみるとなかなか面白いものです。
今回は三国志を代表する義の武人・関羽と
戦国時代の革命児・織田信長を同じ時代にタイムスリップさせてみましょう。
関連記事:周倉(しゅうそう)と関羽はどんな関係だったの?三国志の上司と部下事情
旧石器時代にタイムスリップ
それでは思い切って旧石器時代までタイムスリップさせてみましょう。
およそ2万5千年前です。
この頃の日本は本州・九州・四国が陸続きで、冬には津軽海峡が凍り付き北海道まで徒歩で渡れました。
北海道と樺太も陸続きで、さらに大陸とも繋がっています。
朝鮮半島も水路の先といった距離感です。
ちなみに現生人類とは別の人類・旧人類も別に存在しています。
我々ホモサピエンス・サピエンスとは異なるクロマニヨン人などですね。
敵か味方か!?
タイムスリップした関羽と織田信長は敵対するのでしょうか?
それとも主君・家臣の関係になるのでしょうか?
残念ながらこの時代の人間たちは戦争をしていなかったようです。
稲作も普及しておらず定住化していません。
土地や領土という感覚がないのです。
身分差もなかったようですね。
問題はそれよりも食糧確保です。
今では絶滅したマンモスなどの大型哺乳類を狩猟するために転々と移住する生活になります。
2万年前が最終氷河期のピークですから、
この過酷な自然環境の中で生存するだけでも大変です。
敵か味方かとか言ってる場合じゃありません。
国風文化の時代にタイムスリップ
それでは、二人の時代の間をとって国風文化あたりがいいのでしょうか。
清少納言や紫式部が活躍した頃ですね。
ちょうど二人ともバツイチなので、その夫として対立するという構図が面白いかもしれません。
「をかし」という知的な面白さを創造し追求した清少納言の相手に革新的な織田信長はぴったりです。
ただ清少納言の性格はキツそうですから夫婦円満とはいかないかもしれません。
波乱含みですね。
一方で「もののあはれ」という無常観を表現した紫式部の相手には関羽がぴったりかもしれません。
本居宣長も、もののあはれを知ることは人の心を知ることに等しいと言っています。
義を重んじる関羽と共感する部分がきっとありそうです。
どちらが幸せな家庭を築くのかという勝負であれば、
関羽&紫式部に軍配が上がりそうですね。
戦争してほしい?
いやそうじゃなくて戦争してくれないと盛り上がらないんだけど……
という方は、「乱闘三国-戦国武将が大乱入」というゲームアプリがありますので、
そちらで楽しんでみてください。
織田信長と関羽が、敵対した場合、共闘した場合、
どんな感じになるのか体験できるのではないでしょうか。
曹操と織田信長は共通点がたくさんありますので、織田信長と関羽の相性も良いと思います。
ただ織田信長に曹操ほどの包容力があったかというと難しいでしょう。
出会い方によっては互いに強く意識し合うライバル関係になっていたかもしれませんね。
三国志ライターろひもと理穂の独り言
実際のところ時代が違ったとしても戦人同士であれば接触してもそれほどの化学反応は起きないと思います。
ですから戦争したらどっちが強いかということより、
タイムスリップした時代の文化と融合するとどちらが勝者となるのかを考えた方が楽しいですね。
それこそこのグローバルな競争社会である現代にタイムスリップして、
どちらがいかに充実した価値ある人生を過ごすのか想像してみるのも面白いと思います。
ビジネスシーンでは織田信長に分がありそうですね。
宇宙ビジネスで人類統一の野望を持って、
アメリカ・ロシア・中国などを手玉に取ってのし上がるかもしれません。
連日大ニュースです。
そうは言っても関羽も商売の神様ですからね。大逆転劇もあるかも。
思いもよらない展開になりそうですね。
もちろんビジネスだけで人生の価値は決まりませんが。
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