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「パチ感」の意味と曹豹が一騎討ちで張飛に勝つ方法

2018年6月28日


 

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はじめての三国志編集長kawauso

 

先日「出師の表(ごすいしのひょう)」真作説の記事を書いたところ、編集長に「【パチ感満載】後出師の表を堂々パクった諸葛恪(しょかつかく)!」というタイトルを付けて頂きました。耳慣れない「パチ感」という言葉。今回は「パチ感」の意味と、それにちなんで、曹豹(そうひょう)が一騎討ちで張飛(ちょうひ)に勝つ方法を考えてみました。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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「パチ感」とは?

始皇帝と李斯

 

googleで「パチ感」を検索したところ、「2018年度第28回全国パチンコ・パチスロファン感謝デー」の情報が出てきました。2018年11月16日(金)~18日(日)だそうです。「パチ感」という言葉は普及していないようですが、おそらく「パチっているような感じ」という意味でしょう。

 

「パチる」とは、関西の方言で「盗む」という意味だそうです。偽造品を意味する言葉「パチもん」からの派生語であろうと思います。「パチもん」については、『現代用語の基礎知識2018』に、「モノホン」の対義語として「パチモン〔偽物〕」と書かれています。「パチ」というのは、おそらく「嘘っぱち」の「ぱち」でしょう。以上から、「パチ感」という言葉は、盗作、まがいもの、嘘っぱち、というニュアンスが含まれる言葉であろうと思います。

 

関連記事:どうして張飛は士大夫に卑屈なの?

関連記事:愛されすぎてことわざになった人・張飛(ちょうひ)編

 

 

「パチ感」から見る編集長の価値観

kawauso編集長

 

「【パチ感満載】後出師の表を堂々パクった諸葛恪!」というタイトルの意味は、“諸葛恪ぅ、後出師の表をパクったでしょ?ってか後出師の表もチミ(君)が捏造(ねつぞう)した偽造文書なんじゃないの?”といったところかと思います。私は真作説の記事を書いたつもりでしたが、タイトルは捏造疑惑になっている……?きっとそこが編集長のツボにはまったんですね。ほっこり。

 

 

ゲーム用語の「ぱちる」

囚われる呂布

 

三国志大戦で「ぱちる」と言えば、呂布が伏兵を踏むような現象を指す言葉かと思います。一騎討ちでありえない負け方をするという意味もあるでしょうか。強い武将がなんでもない相手との一騎討ちで撤退なんてことになるとキョトンというかガックシというかトホホですが、その逆に、至弱をもって至強に勝てれば嬉しいですよね。ということで、次の段落では往年の最弱武将伝説の持ち主である曹豹(※)が張飛に勝つ方法を考えてみたいと思います。

 

※曹豹は歴史シミュレーションゲーム三國志Ⅱで全ての能力値が百点満点中二十以下であり、兵糧の輸送を任せるとほとんどを賊に奪われてしまうという愛されキャラでした。

 

 

曹豹が一騎討ちで張飛に勝つ方法

曹豹

 

〔じょしゅうじょう〕

へいし「そうひょうさま! た、たいへんです!

そうひょう「どうした?

へいし「ちょ、ちょうひしょうぐんが・・・・・・うわぁぁぁ~!

そうひょう「・・・・・・?

(あわてて はしりさる へいし。つづいて じひびき)

 

ちょうひが あらわれた。

 

曹豹のゲーム画面

 

そうひょう

HP:13

MP:0

Lv:94

 

ちょうひは おたけびを あげた!

そうひょうは たちすくんでいる。

 

ちょうひは おたけびを あげた!

そうひょうは たちすくんでいる。

 

 

 

 

ちょうひは おたけびを あげた!

ミス! そうひょうは みみが ばかになって きこえない。

そうひょうの こうげき!

ミス! ちょうひに ダメージを あたえられない!

 

 

 

 

ちょうひは おたけびを あげた!

ミス! そうひょうは みみが ばかになって きこえない。

そうひょうは つよいさけを つかった!

ちょうひは ふかいねむりに おちた!

 

 

 

 

 

ちょうひは ねむっている。

そうひょうの こうげき!

ミス! ちょうひに ダメージを あたえられない!

 

 

 

 

 

ちょうひは ねがえりを うった!

そうひょうは 732の ダメージを うけた!

そうひょうは しんでしまった!

 

そうひょう「なんという やつだ。

このまま なきねいりには できん。

いまに わが むこ リョフが・・・・・・ぐふっ!

 

(そうひょうは たからばこを もっていた。

ちょうひは ひしょうリョフしょうかんふを てにいれた)

 

ちょうひ「むにゃむにゃ・・・・・・なんだ これは?

しんあいなる わが むこ ほうせんどの?

おおい、だれか これを リョフに とどけてやれ。

ひっく。むにゃむにゃ。」

呂布

 

(ひしょうリョフしょうかんふが しようされた。つづいて じひびき)

へいし「りょ、リョフだー!

 

三国志ライター よかミカンの独り言

よかミカンの独り言

 

曹豹は命と引き替えに発動するアイテム「飛将リョフ召喚符(しょうかんふ)」を使って張飛を倒すようです。召喚したら一騎討ちじゃないし、曹豹自身は負けてしまっていますね。HP13ではやはり無理だったようです。

 

この対戦の元ネタは、三国志演義で徐州城を守っていた張飛が宴会を開いた際、張飛の酌を辞退しようとした曹豹に張飛が怒った話です。曹豹が酒を断るさいに「婿の顔にめんじてかんべんして下さい」と言ったことが、曹豹の娘婿・呂布を憎んでいた張飛の逆鱗(げきりん)に触れ、張飛は曹豹を鞭打ちました。これを恨んだ曹豹が呂布に連絡をとり、呂布に徐州城を奪わせました。

 

「なんというやつだ」「このまま泣き寝入りにはできん」は横山光輝(よこやまみつてる)さんの漫画「三国志」のせりふです。表現様式は曹豹が最弱武将だった時代のドラゴンクエストのオマージュです。以上、パチ感満載でお届けいたしました。

 

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魏のマイナー武将列伝

 

 

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よかミカン

よかミカン

三国志好きが高じて会社を辞めて中国に留学したことのある夢見がちな成人です。 個人のサイトで三国志のおバカ小説を書いております。 三国志小説『ショッケンひにほゆ』 【劉備も関羽も張飛も出てこない! 三国志 蜀の北伐最前線おバカ日記】 何か一言: 皆様にたくさん三国志を読んで頂きたいという思いから わざとうさんくさい記事ばかりを書いています。 妄想は妄想、偏見は偏見、とはっきり分かるように書くことが私の良心です。 読んで下さった方が こんなわけないだろうと思ってつい三国志を読み返してしまうような記事を書きたいです!

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