曹操のガードマン・典韋。彼は曹操のために自らの命を捨ててまで曹操を守りきったセコムを超える守備力を持った人だと言えるでしょう。
さて日本にも君主を命懸けで守った人物が歴史上何人もいますが、その中でも一番有名なのは武蔵坊弁慶でしょう。彼もまた源義経を守るために自らの身を犠牲にしたガードマンと言える人で、二人には多くの共通点がありましたので紹介しましょう。
この記事の目次
典韋と弁慶の共通点その1:ゴリゴリマッチョの肉体!!
典韋と弁慶の共通点その1としてはゴリゴリマッチョな肉体を持っていることでしょう。典韋は正史三国志によると筋力は人並み外れて優れ、飲み食いは人の二倍だったと有ります。典韋は人並み外れて筋力に優れ、人の二倍以上食べていた事から80斤(48キロ)もの重さのある戟を片手で軽々と振って戦っていたそうです。
このことから典韋がゴリゴリマッチョの人物だということがお分かりになると思います。武蔵坊弁慶もゴリゴリまっちょな人物であったと言えるでしょう。その証左として彼が持っていた鉄杖ですが、大錫杖と小錫杖があるのですが大き杖はなんと90キロオーバーの代物らしいのです。
それを弁慶は使っていたそうなのです。90キロ以上の重さがある杖を弁慶が使っていたそうですが、これだけ重たいものを動かせる弁慶であればゴリゴリマッチョの肉体を持った人物と言えるのではないのでしょうか。
典韋と弁慶の共通点その2:忠義心の塊
典韋と弁慶の共通点その2としては両者共に忠義心の塊と言える人物だったことです。典韋は降伏した張繍軍の奇襲攻撃を受けた際、曹操を守るため、敵軍に包囲されながらも孤軍奮闘し、曹操を逃がす時間を稼ぎます。弁慶も主君義経を守るために己の身を犠牲にして一人で奮闘した後に亡くなってしまいます。二人共逃げてもいい状況なのに逃げようとせず、君主のために命を投げ出すことのできる忠義心の塊ともいえる人物でした。
典韋と弁慶の共通点その3:ふたりの死に様
典韋と弁慶の共通点その3としてはふたりの死に様です。典韋は曹操を逃すために少ない部下と一緒に戦いますが、最後は大量の弓矢を己の身に突き刺して亡くなってしまいます。弁慶も義経を守るために一人で敵兵を薙ぎ倒しつつも、最期の時は敵兵の大量の弓矢をその身に受けて亡くなったそうです。そして弁慶の最後は後世に残り「弁慶の立ち往生」と呼ばれて語り継がれることになります。典韋の壮烈な死も曹操や曹操の配下の諸将たちに語り継がれた事でしょう。典韋と弁慶は死んだ時の状況もそっくりであったと言えるのではないのでしょうか。
典韋と弁慶の共通点その3:キャラ化されると可愛らしくなる
典韋と弁慶の共通点その3としてはマンガだとちょっと可愛らしい部分がある点です。典韋と弁慶はゴリゴリマッチョでいかついイメージがあると思いますが、マンガのキャラクターで描かれるとちょっと可愛らしい部分出てくるのです。
例えば典韋はキャラ化されると恋姫無双や一騎当千に登場しているようにかわいいキャラクターに変化。また弁慶も某パズルゲームでキャラ化すると美少女へ変身し、とっても可愛いキャラクターとして登場します。キャラ化されると史実のようなゴリゴリマッチョの二人もかなりかわいいキャラクターとして登場しているのが共通点の一つと言えるのではないのでしょうか。
三国志ライター黒田レンのひとりごと
典韋と弁慶の共通点を今回は紹介しました。典韋と弁慶の共通点が多く、もしかしたら典韋の生まれ変わった姿が弁慶なのかもしれません。もし典韋の生まれ変わりであったならば、弁慶との類似点との説明も付くのではないのでしょうか。
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