大人気春秋戦国時代漫画キングダム、第583話では王翦と田里弥、倉央が飛信隊の覚醒について気になる会話をしていました。
それによると覚醒には段階があり、それは困難を克服していく事で上の段階へと進歩するというのです。
これは漫画キングダムに従来から登場していた本能型や知略型武将とは違う概念で今後の漫画の行方を占う上で重要な要素ではないかと思うのです。
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この記事の目次
キングダム584話ネタバレ予想 王翦が右翼を放置した本当の理由
王翦と言えば、朱海平原に展開してから、ろくに動こうともせずに右翼を放置し多大な被害を与えた事で不信感を持たれていますが、
それも覚醒というキーワードから導く事が出来ると思います。
つまり、王翦にとっては鄴攻めは、蒙恬や信を適当に追い詰めて極限状態にし覚醒した武将を産み出す為の実験場に過ぎないのでは?という事です。
もちろん、勝てなければ覚醒もクソもないのですが、敢えて楽勝などせずに適当なハードルを意中の武将に課す事で覚醒を起こさせていき急成長させ
る。
その上で王翦軍に引き込んでいき、王翦の念願である王国建設に役立てるこれこそが王翦が今回の鄴攻めを引き受けた本当の狙いだという事です。
キングダム584話ネタバレ予想 王翦が昌平君に出した条件とは
さらに、王翦の王国という点から考えると、王翦が昌平君に約束させた条件も見えてきます。
それは領地や金ではなく「この戦いで覚醒した武将を王翦軍に加えさせてくれ」そんな条件ではないでしょうか?
或いは、もっとピンポイントで「蒙恬や信を自軍にくれ」だったかも知れません。
王翦が秦の正規軍を上回る武力を得るには、信や蒙恬のような覚醒者を大勢引き入れて量より質によって秦を圧倒する必要があるからです。
昌平君としては痛し痒しですが、速やかに六国併呑を実現するには有力な武将を王翦に与える事になっても、
鄴攻めは優先するという事ではないかと思います。
キングダム584話ネタバレ予想 田里弥や倉央も覚醒者?
これまでの話の流れにおいて、秦国六大将軍はいずれも覚醒者である事が分かりました。
堯雲や趙峩龍も、信や王賁が覚醒を繰り返す事により六大将軍に近づく事を察知していて手に負えなくなる前に自分達で始末しようと
しているようです。
それはキングダム世界では、よく知られている事であるようで、田里弥や倉央も普通に口にしていました。
そこで考えて見ると、知略だけで六大将軍入りできるとされた王翦は覚醒者でしょうし、田里弥や倉央もどうも大した事はなさそうですが
参謀タイプとしての覚醒者かも知れません。
キングダム584話ネタバレ予想 誰もが覚醒者になれるのか?
しかし、覚醒者というのは何でしょうか?誰でもなれるものでしょうか?
これまでの王翦の様子を見る限りは、そうではなさそうです。
というのも、王翦が興味を持つ武将とそうではない武将がいるようだからです。
王翦の武将選びの基準は、覚醒する素質があるタイプのようです。
漫画では語られていませんが「覚醒者は同じ覚醒者を認識する」的な能力もあるかも知れません。
もしかすると圧倒的な力量差を越えて、犬戎王ロゾを討ち取った壁将軍も覚醒者の素質を持っているのかも知れませんよ。
キングダム584話ネタバレ予想 今後は覚醒者同士のハイパーバトルに
キングダムがこのように覚醒者を扱うのは、よりファンタジー要素を強める伏線かも知れません。
これまでは、化け物は龐煖一人でしたが、大勢の覚醒者が誕生する事により敵の動きの一歩先が読める能力や、兵士の力を限界まで引き上げる能力、
兵士の防御力を覚醒により高く引き上げる能力が登場し、キングダムはより多様な展開とファンタジー要素を強めるのではないでしょうか?
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
覚醒者という設定を新しく持ってきた理由は、ここから先の単調な展開を変えるそのような意図があると思います。
覚醒ではありませんが、春秋戦国時代の楽器の名手には楽器の音色により労働者の集中力を高め、普通に積むと何日もかかる城壁を
一日で完成させたような名手がいた事が記録されています。
キングダムでは以後、目に見える衝撃波こそ出さないものの、兵士の力を自在に引き出すような能力者的なキャラクターが
大勢登場してくるのではないでしょうか?
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