キングダム588話休載スペシャルvol2「キングダムの結婚式はどんな?」

2019年1月30日


 

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キングダム53巻

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、残念ながら1月31日のキングダムは休載です。

そこで、今回のはじめての三国志もキングダム休載スペシャルとして、春秋戦国時代の結婚式について、リアルに解説してみます。

気がついてみれば、すでに秦王政には子どもがいて、信も河了貂(かりょうてん)羌瘣(きょうかい)も結婚適齢期です。

実際に彼らが結婚するとして、実際の歴史ではどんな手順を踏むのか?

色々と妄想しながら、楽しんで下さいウヒョ!

 

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キングダム588話休載スペシャルvol2 結婚は媒酌人を通す

 

さて、漫画ではどのように見えても、当時は自由恋愛や同棲等というのは、(けもの)の振る舞いと嫌われているので、

お互いに(家同士が)結婚してもいいかなと思ったら、間に媒酌人(ばいしゃくにん)を立てないといけません。

媒酌人を立てないでウヒョ!に及び、儀式をすっ飛ばして結ばれてしまうと野合(やごう)として一部の例外を除き(最期で説明します)

激しい非難にさらされるのです。

 

さて、周の時代から春秋時代にかけては、媒氏(ばいし)の官と言う役人がいて、男女の願いを聞いて結婚を認めたり

結婚したいけど、恥ずかしがって相手がない男女や、連れ合いを亡くした男女にも適当に縁談を持ってきて結婚させていたようです。

春秋戦国の頃には、さすがに媒氏という専門の役人はいなくなり、新郎の側が人を媒酌人に立てて、済ませるようにしていました。

 

当時の婚礼は、周の六礼というやり方に則っていました。

まず媒酌人をもって婚姻の意志を相手の家に通じさせた後、贈物を送って采択の礼を行います、これが「納采(のうさい)」です。

納采では、当時お土産に(かり)の肉を持っていったそうですよ。

次に新郎の家の主人が書をそなえた使者を使わせて、その娘の生母の姓氏を問うことが「問名(もんめい)」となります。

この問名の後、新郎の家で先祖の廟において占いをして、大丈夫というお告げが出ると、相手の女性の家に告げて初めて

婚姻のことを決める「納吉(のうきち)」が行われます。

 

その後、新郎から新婦の家に贈り物をして婚約成立の証しとします「納徴(のうちょう)」です。

この後、新郎の家から新婦の家へ向かいにゆく日取りを決めます「請期(せいき)」と言います。

一番、最期、新郎が新婦の家に馬車を連ねて迎えにいくのを「親迎(しんげい)」と言いました。

 

参考ブログ

http://www.ogasawara-ryu.gr.jp/lessons/reihou/LifeEvent/wedding/rokurei.html

 
 

 

キングダム588話休載スペシャルvol2 夜中に新婦を迎える新郎

 

新郎は新婦の家の許可を得ると、親迎という儀式を行います。

これは、夜になってから馬車で新婦を迎えにいくというなかなか素敵な儀式です。

ただ、あまりイケてないのは、新婦を迎えに行く新郎の一行は黒づくめという事。

これは、陰陽思想(おんみょうしそう)で男は陽で女は陰であるので、新婦を迎えるのは陰が強くなる夜が善いという理由なのだそうです。

 

新婦を迎えに行く前、新郎の父は新郎に酒を注いで勧めて送り出します。

これも新郎が太陽、新婦が月なので太陽が月を追う形になるのが、陰陽に合致するという意味が込められています。

 

新郎側の黒づくめは徹底していて、新郎の衣服も冠も黒、花嫁を迎える馬車も黒、それに従う従者も二台の車も黒塗りでした。

そして、夜なので当然、一行は松明を焚いて進んでいきます。

こうして、黒づくめの不気味な姿で新郎は新婦の家に行くのです。

 

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キングダム588話休載スペシャルvol2 履を二足と玉が贈物

 

新婦の家に来ると、新郎は贈物である玉と履物二足を贈ります。

新郎は新婦の母の前で

「母が私に粗末な玉と履物を持たせて夫人と息女に贈らせました」と言い

新婦の母は

「娘の教育も十分には出来ていないが、嫁いでは必ず慎んで仕えるでしょう」と答え

玉を受け取り、受け取った履を娘に履かせます。

 

そして、「よく舅姑に仕えて真心を尽くし帰ってはなりませぬ」と新婦に告げ新婦の手を引いて新郎に渡します。

これが、新婦と新婦の母の別れという事になります。

 

新郎は新婦の手を引いて、屋敷を出ると新婦の母に挨拶し新婦を黒塗りの馬車に乗せ自身は馬の手綱を取り、車輪を三回転させます。

すると、新郎は馬車の運転を従者と替わって、自分の馬車で一足先に自分の家に帰宅します。

   

 

キングダム588話休載スペシャルvol2 新郎の家ではウヒョを連想させる儀式ばかり

 

新郎は新婦の馬車が到着すると、その手を引いて家に導き入れます。

そして、新郎が持参した雁の肉を共に食べるという共同作業をし、次には、ひとつのヒョウタンを二つに割ったもので仲良く酒を飲みます。

二つに裂いたヒョウタンから酒を飲むのは、二つを一つにするという夫婦交合の隠喩(いんゆ)で、つまりはウヒョ!を意味するのです。

 

お酒を飲むと、次には新郎新婦で寝室に向かいます。

これには新郎と新婦の従者も従って寝室に入りベットメイクを手伝います。

 

ここでは、寝室で新郎が上着を脱ぐと、それを新婦の従者が受け取り、新婦が服を脱ぐと新郎の従者が服を受け取ります。

それから、お互いの従者が新郎と新婦の臥席を敷きます。この時、新郎の臥席は必ず新婦の東側に敷き、足はいずれも北を向かせます。

理由は書いていませんが、新郎が陽の象徴であるので太陽の昇る位置を新郎の寝床のポイントにしたのかも知れません。

 

最期に新郎が新婦の装身具を降ろすと、従者は火燭を持って寝室から出て新郎の従者は新婦の残り飯を食い、新婦の従者は新郎の残り飯を食います。

これら一連の行為は、すべて男女の交合、つまりウヒョ!を暗示しています。

また、従者たちはそのまま帰らずに、寝室の窓の下で夫婦の睦言を聞いて面白がるという風習もあったのだそうです。

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

このように、新婚初夜を終えた翌朝に新郎新婦は揃って舅姑(しゅうと・しゅうとめ)に挨拶します。

色々の贈物を持って挨拶し、甘酒を酌み交わしたり食事を勧めたりして新婦は、新郎の家の婦として認められる事になります。

一方で娘を送り出した新婦の家では、三日間は夜も蝋燭をともさず、音楽も奏でず、ひたすら悲しんで過ごす決まりでした。

現在では、結婚式を非常におめでたい事だとしてますが、昔は、そうではなく新婦の家では悲しい出来事だったのです。

 

さて、ここまで書いて、困った事に気づいてしまいました。

考えてみると、信も羌瘣も河了貂も親も兄弟もいない天涯孤独です。

どちらにも家族という存在がないじゃないかぁ・・

しかし心配は無用です。当時の取り決めによると、仲春(ちゅうしゅん)の時期は、結婚に最適の時期であるとされ、この時期に結婚すれば

上に書いたような六礼を省いてウヒョ!に及んでもOKでした。

仲春というのは草木が芽吹き、動物が求愛する時期なので、若い男女が何だかムラムラしてウヒョに及んでも大目にみよう

そのような意味だったようです。

 

参考文献:中国社会風俗史 東洋文庫 尚秉和

 

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