中国が舞台になったゲームといえば
皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
やはり
『三国志』がモデルになった
テレビゲームでしょうか?
最近では『キングダム』のスマホゲーム
なんかも出ていますよね。
しかし、
そういったテレビゲームやスマホゲームだけではなく
ボードゲームも存在するのです。
地味にアナログゲームブームが来ている昨今、
アナログゲーム好きの中で
ちょっぴり噂になっている
中国が舞台のボードゲーム、
その名も「漢(ハン)」!
その名前から想像するに
どうやら漢代の中国を舞台にした
ボードゲームなのでしょうが、
ドイツ語の説明しか無いので
正直よくわかりません。
今回はこの謎のゲーム「漢」について
頑張ってご紹介したいと思います。
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「王と枢機卿」のリメイクの「チャイナ」をさらにリメイク
この「漢」というボードゲームは
どうやら「王と枢機卿」のリメイクゲームである
「チャイナ」というボードゲームを
更にリメイクしたゲームなのだそう。
「王と枢機卿」というのは
ヨーロッパの地図上で繰り広げる陣取りゲームで、
「チャイナ」というのは
中国の地図上で繰り広げる陣取りゲーム。
「漢」もおそらく「チャイナ」と同様
中国の地図上で陣取りゲームをするのでしょうが、
周辺の異民族と陣取りを演じるのでしょうかね?
とにもかくにも
リメイクにリメイクを重ねた
ボードゲームということで
「なかなか完成度の高いものなのでは?」
と期待が膨らみます。
地図は…戦国時代?
ではさっそく
ボードゲームの中身を確認してみましょう。
「漢」を開けてみると
色とりどりのコマのようなものと
たくさんのカードと
両面に地図が描かれているボードが出てきます。
コマのようなものは
青・赤・緑・黄色・紫の
二重の三角屋根の家の形をした「家」と
青・赤・緑・黄色・紫の
円柱に円錐の屋根がくっついた形をした「使節」、
黒の灯台のような形をした「皇帝」
黒くて丸いコースターのような「評価石」
黒くて四角いコースターのような「マーカー」
といった内容になっています。
カードは6種類で
「Lu(魯)」「Zhao(趙)」と書かれたオレンジ、
「Wei(魏)」「Shu(蜀)」と書かれた赤、
「Han(韓)」「Yan(燕)」と書かれた緑、
「Chin(秦)」「Qi(斉)」と書かれた黄色
「Chu(楚)」と書かれた紫と
カラフルな「カードポイント」があります。
そして地図が描かれたボードには
オレンジの部分には「Lu(魯)」「Zhao(趙)」
赤の部分には「Wei(魏)」「Shu(蜀)」、
緑の部分には「Han(韓)」「Yan(燕)」
黄色の部分には「Chin(秦)」「Qi(斉)」
紫の部分には「Chu(楚)」の文字が…。
皆さんもカードの紹介をしたときに
既に「ん?」と思ったことでしょう。
このボードゲームの舞台、
絶対に漢代ではありません。
多分
春秋戦国時代を意識して作っています。
おそらくこのボードゲームを作った
ドイツの会社の人たちは
中国の代名詞的な気持ちで「漢」と名付けただけで、
漢代のことなど別に意識していなかったのでしょうね。
ルールはざっくりこんな感じ
「漢」は2~5人で遊べるボードゲームです。
ボードは2~4人マップと4~5人マップがあります。
皇帝のコマをスタートプレイヤーが持ち、
ボードの横に表にしたカードを4枚、
裏を向けた山札をセット。
それぞれ
3枚の手札を持ってレッツスタートです。
手札にあるカードと同じ色の国に
自分の「家」や「使節」のコマを
置くことができます。
ただし
1ターンに2個までコマを置けるそうですが、
初めてコマを置く国には1つしか置けません。
ちなみに
同じ色のカードが2枚あった場合には
どの色の国にも
「家」や「使節」のコマを置けるそうです。
最終的には
置いた「家」と「使節」の数を
それぞれ数えて計算し、
総合点の高さを競います。
「要塞」「港」「国境の街」
といった要素もあるので
単に「家」や「使節」を
置きまくっておけばいいというわけではありません。
意外と頭を使うゲームでもあるので
皆さんも是非遊んでみてくださいね。
三国志ライターchopsticksの独り言
漢王朝時代のゲームかと思いきや
春秋戦国時代のゲームっぽい「漢」。
今回は紹介しきれませんでしたが
細かいルールがたくさんあって
やりごたえのあるゲームのようです。
「漢」はアマゾンで購入できるので
この機会にぜひお試しください。
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