三国志はゲームやマンガでも漢字が多く敬遠しがちです。
ここでは街亭の戦いを「ラーメン店」に置き換えてわかりやすく解説していきます。
耳慣れた用語が多いので、初めての人でも読みやすいでしょう。
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外資系企業・張郃チェーンが街亭に進出!
ラーメン店を展開する劉備社長。
激戦地・街亭に外資系の張郃チェーンが出店するというニュースを聞き、大慌てです。
張郃チェーンは優秀な料理人を率いているとのこと。もしかしたら、街亭での売り上げが落ち込んでしまうかもしれない。何としても出店を阻止しなくては。
諸葛亮部長、 課長の馬謖を街亭へ
どうにかして張郃チェーンをエリア外に追いやってほしいと…。
しかし、馬謖課長はイタリアン料理の出身。パスタやピザに詳しいですが、ラーメンは食べたこともなかったのです。
他の社員もチャーシューがうまいと評判の魏延課長を推します。しかも魏延課長は過去に出店経験があります。
ここは誰もが魏延課長が適任だと口にします。
しかし、諸葛亮部長は課長代理の王平を付けるからと馬謖課長を強引に派遣するのです。
これには社内でも不満が続出。
ブーイングを浴びながら馬謖課長は街亭へタクシーで向かいます。
一方、馬謖課長と会社を出たところでタクシーで行くか電車で行くか口論になった王平。新入社員の女の子を連れて、堅実に電車で街亭へと向かいます。
道すがら「絶対、電車の方が早いよな」と女性社員にグチをこぼします。
女性社員も「そうですよねー」と同意。意気投合して改札を通り抜けるのでした。
張郃チェーン、道路を封鎖
ライバル社の馬謖が街亭の道路事情に疎いと直感した張郃チェーン。
警察と組んで、街亭へと続くブリッジを封鎖。賄賂をもらった警察は事故が起きたとウソをつきます。
馬謖、渋滞にハマる
困ったのは馬謖課長。
タクシーに閉じ込められ、にっちもさっちもいきません。目の前にある橋が事故で封鎖され、進むことも戻ることもできなくなってしまいました。
やがて、夜になりタクシーを降りるも周辺のコンビニはすべて閉店。同行した平社員は空腹のため牛丼屋を探す始末。
そこで、電車で迂回していた部下の王平にメッセージアプリで連絡します。
「先に街亭へ行っててくれ」
メッセージを送信すると馬謖課長は一人で橋のそばまで向かいます。
もちろん徒歩です。何かあれば連絡すると伝え、スマホの電源を切ってしまうのです。
課長代理の王平は電車で現地へ
馬謖課長から連絡を受けた王平は、もうすぐ街亭へ到着する頃でした。
「了解です」と返信する王平。顔には不満の色が浮かんでいます。
しかし、街亭に着くとすでに張郃チェーンが新しい店舗を建設していたのです。関係官庁への書類提出も済み、法的にも退去させることができなくなりました。
王平は飛行場でヘリコプターを借り、橋の上で右往左往している馬謖課長を拾って本社へと戻ります。
懲戒解雇
渋滞にはまる可能性がありながら、タクシーで現地に向かうとは言語道断。
馬謖課長は減給どころか、諸葛亮部長にクビを宣告されるのです。結局、ラーメンに詳しい魏延課長がライバル店の張郃チェーンに勝る新メニューを開発。
なんとか激戦地・街亭での売り上げを維持することができました。
しかし、禍根が残ります。諸葛亮部長は交通費の支給を渋ると思った魏延課長。
仕事の合間を縫って、転職活動を始めます。こうして魏延課長の心は徐々に起業、独立へと傾いていくのです。
三国志ライター上海くじらの独り言
街亭の戦いをラーメン店の出店競争に例えてみました。
扱っている商品こそ違いますが、似たような状況が三国時代にも起こりました。ラーメン店の出店競争と領土争いは似たような側面があります。戦乱の世は殺し合いのイメージが強いですが、かなりの比率で心理戦が繰り広げられていたのは事実です。
外でラーメンを食べる機会があったら、1800年前の街亭の戦いに思いを馳せてみるのもいいでしょう。
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