戦犯・馬謖!もしも街亭の戦いをラーメン店に例えたらこうなりました

2019年4月18日


 

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曹操

 

三国志(さんごくし)はゲームやマンガでも漢字が多く敬遠しがちです。

ここでは街亭の戦い(がいていのたたかい)を「ラーメン店」に置き換えてわかりやすく解説していきます。

耳慣れた用語が多いので、初めての人でも読みやすいでしょう。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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外資系企業・張郃チェーンが街亭に進出!

劉備

 

ラーメン店を展開する劉備(りゅうび)社長。

激戦地・街亭に外資系の張郃(ちょうこう)チェーンが出店するというニュースを聞き、大慌てです。

 

張郃チェーンは優秀な料理人を率いているとのこと。もしかしたら、街亭での売り上げが落ち込んでしまうかもしれない。何としても出店を阻止しなくては。

 

 

諸葛亮部長、 課長の馬謖を街亭へ

株式会社三国志で働く劉備と孔明

 

そこで部長の諸葛亮(しょかつりょう)馬謖(ばしょく)課長を派遣します。

どうにかして張郃チェーンをエリア外に追いやってほしいと…。

 

しかし、馬謖課長はイタリアン料理の出身。パスタやピザに詳しいですが、ラーメンは食べたこともなかったのです。

 

蜀の魏延

 

他の社員もチャーシューがうまいと評判の魏延課長を推します。しかも魏延課長は過去に出店経験があります。

ここは誰もが魏延課長が適任だと口にします。

 

王平は四龍将

 

しかし、諸葛亮部長は課長代理の王平(おうへい)を付けるからと馬謖課長を強引に派遣するのです。

 

朝まで三国志201 観客2 モブでブーイング

 

これには社内でも不満が続出。

ブーイングを浴びながら馬謖課長は街亭へタクシーで向かいます。

 

一方、馬謖課長と会社を出たところでタクシーで行くか電車で行くか口論になった王平。新入社員の女の子を連れて、堅実に電車で街亭へと向かいます。

 

道すがら「絶対、電車の方が早いよな」と女性社員にグチをこぼします。

女性社員も「そうですよねー」と同意。意気投合して改札を通り抜けるのでした。

 

呂布対項羽

 

 

張郃チェーン、道路を封鎖

張コウ 張郃

 

ライバル社の馬謖が街亭の道路事情に疎いと直感した張郃チェーン。

 

警察と組んで、街亭へと続くブリッジを封鎖。賄賂をもらった警察は事故が起きたとウソをつきます。

 

馬謖、渋滞にハマる

山頂に陣を敷いた馬謖

 

困ったのは馬謖課長。

 

タクシーに閉じ込められ、にっちもさっちもいきません。目の前にある橋が事故で封鎖され、進むことも戻ることもできなくなってしまいました。

やがて、夜になりタクシーを降りるも周辺のコンビニはすべて閉店。同行した平社員は空腹のため牛丼屋を探す始末。

 

そこで、電車で迂回していた部下の王平にメッセージアプリで連絡します。

「先に街亭へ行っててくれ」

 

メッセージを送信すると馬謖課長は一人で橋のそばまで向かいます。

 

もちろん徒歩です。何かあれば連絡すると伝え、スマホの電源を切ってしまうのです。

 

 

課長代理の王平は電車で現地へ

 

馬謖課長から連絡を受けた王平は、もうすぐ街亭へ到着する頃でした。

 

「了解です」と返信する王平。顔には不満の色が浮かんでいます。

 

しかし、街亭に着くとすでに張郃チェーンが新しい店舗を建設していたのです。関係官庁への書類提出も済み、法的にも退去させることができなくなりました。

王平は飛行場でヘリコプターを借り、橋の上で右往左往している馬謖課長を拾って本社へと戻ります。

 

懲戒解雇

 

渋滞にはまる可能性がありながら、タクシーで現地に向かうとは言語道断。

 

馬謖課長は減給どころか、諸葛亮部長にクビを宣告されるのです。結局、ラーメンに詳しい魏延課長がライバル店の張郃チェーンに勝る新メニューを開発。

なんとか激戦地・街亭での売り上げを維持することができました。

 

しかし、禍根が残ります。諸葛亮部長は交通費の支給を渋ると思った魏延課長。

仕事の合間を縫って、転職活動を始めます。こうして魏延課長の心は徐々に起業、独立へと傾いていくのです。

 

三国志ライター上海くじらの独り言

三国志ライター 上海くじら

 

街亭の戦いをラーメン店の出店競争に例えてみました。

 

扱っている商品こそ違いますが、似たような状況が三国時代にも起こりました。ラーメン店の出店競争と領土争いは似たような側面があります。戦乱の世は殺し合いのイメージが強いですが、かなりの比率で心理戦が繰り広げられていたのは事実です。

 

外でラーメンを食べる機会があったら、1800年前の街亭の戦いに思いを馳せてみるのもいいでしょう。

 

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上海くじら

三国志との出会いは高校生の頃に読んだマンガの三国志。 上海留学中に『三国志演義』の原文を読む。 また、偶然出会った中国人と曹操について語り合ったことも……。 もちろんゲームの三国無双も大好きです。 好きな歴史人物: 曹操、クリストファー・コロンブス 何か一言: 覇道を以って中原を制す

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