武田信玄の好物とは?戦が強かったのは好物が影響していた?


真田丸 武田信玄

 

今回は武田信玄(たけだしんげん)の好物として、ほうとう・煮貝・信州みそを取り上げます。後半では武田信玄の戦での実績と好物との関係に注目します。武田信玄は餅が好物だったという記録は残されていて山梨県では信玄餅が名物となっていますが、信玄餅は20世紀に発売されたものです。よって、戦国時代に信玄餅はないことからこの記事では取り上げません。

 

自称・皇帝
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武田信玄の好物とは?

武田信玄

 

まず、ほうとうについて紹介します。小麦粉を練って麺を太く長く切ります。みそで煮込み、太く長く切った麺や野菜・海産物を入れた鍋料理です。現代では、細い麺があったり、野菜だけでなく肉を入れたりします。

 

次に、煮貝について取り上げます。武田信玄は甲斐国の戦国大名で、海に面していませんが、隣国の駿河国にある駿河湾から海産物が入っていました。煮貝は駿河湾で獲れたアワビを加工したものです。アワビを醤油付けにして木の樽に入れて運ばれていました。馬の背に載せて甲斐に運ぶことで、醤油がアワビに染み込んでいて、甲斐に着く頃にはよい味になっていたといわれています。現在も煮貝は山梨県の名産品として販売されています。

 

次は信州みそです。信州みそが誕生したのは武田信玄が信濃に侵攻してからです。信濃国は米の育ちにくい土地であるため、信玄は米の代わりに大豆の生産を奨励しました。みそには塩分が豊富で、甲斐と信濃の両国は海に囲まれていないことから塩は貴重でした。みそは塩分が豊富であることから塩の備蓄にも使われています。

 


 

武田信玄の戦での実績と好物との関係

武田信玄

 

武田信玄は父・武田信虎(たけだのぶとら
)
を追放し、甲斐の戦国大名となりました。信玄が戦国大名になった頃、独立心の強い家臣団で結束力がありませんでした。武田信玄は諸国を浪人していた山本勘助を家臣として取り立てます。山本勘助から戦をすれば家臣は結束するはずという意見を受けて、信濃に進出します。信濃国での戦いについては村上義清に2回負けたことを除けばほとんど連戦連勝で、川中島で上杉謙信と戦いを挑むまでに勢力を伸ばしました。

 

信濃に戦に向かう際、食料が気になります。戦の保存食の代表的なものとして、信州みそが有名です。戦で行軍するとき、豆を煮てすりつぶし、こうじを加えて団子にしたものを腰に下げます。行軍している間に発酵してみそとなり、保存食として用いられていました。

 

煮貝については武田信玄がアワビの栄養価に注目して戦の保存食にしたといわれています。ほうとうについても武田信玄が陣中で食べたと伝えられています。ほうとう・煮貝・信州みそについて、武田信玄の好物だけでなく、戦のときの保存食としても効果があることが分かります。戦の保存食として信玄が奨励したことから甲斐の国中に広まったのかもしれません。


 

戦国時代ライターオフィス樋口の独り言

三国志ライター オフィス樋口

 

今回は武田信玄の好物としてほうとう・煮貝・信州みそを紹介しました。この記事の前半では、それぞれの料理の特徴について述べました。後半では、今回注目した信玄の好物が戦の保存食として用いられたことや信玄が奨励したことで甲斐の国中に広まったことが分かりました。

 

今後、戦国武将と食との関係に関心があります。例えば、料理が得意なことで有名な伊達政宗、武田信玄と同様にみそを奨励した徳川家康や織田信長にも注目したいと思います。

 

最後に、今回紹介した武田信玄の好物について、戦の保存食として奨励したことによって広まりました。現在、ほうとうや煮貝は山梨県の名産品となっていますが、保存食として奨励したことがきっかけで広まっています。2018年の日本は災害が多かったことから戦国時代の戦での食事をヒントに保存食について考えるのもアリかもしれません。

 

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【無敵の騎馬隊を率いて天下を夢見た武田信玄の生涯】
武田信玄

 

 

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