毎週木曜日はキングダムの発売日、そのように考え木曜日の午前0時以降にコンビニに飛び込んでヤングジャンプを探し、キングダム休載の事実を知って悲しみに打ちひしがれるであろう皆さん。どうか嘆かないで下さい。
今回は、キングダム単行本作業にリソースを割くための休載、ファンとしては我慢しないといけません。その代わりと言ってはアレですが、はじ三ではキングダム休載スペシャルで、誰が秦の六大将軍になるかを大予想しますよ。
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この記事の目次
秦国六大将軍とは?
キングダムで度々ワードが出てくる秦国六大将軍、これは戦神と呼ばれた昭襄王の時代、王から軍を自由に動かす権限を与えられ、思うがままに六国の領地を削り取った大将軍、白起、王騎、公孫胡傷、摎、王齕、司馬錯の六名の異名です。
秦国六大将軍は、一人一人が龐煖みたいなバケモノじみた強さでしたが、何しろ権限が強大過ぎるのと彼ら六名が昭襄王のカリスマ性に従っていたので、昭襄王の死後に短命の秦王が続いた事で自然消滅し、最後まで残っていた王騎も馬陽戦役で龐煖に討たれた事で半ば伝説と化してしまいました。
しかし、秦王政が即位し、中華統一を秦の国是とした時に、蒙武が秦国六大将軍の復活を直訴、これを政が受け入れて、数十年ぶりに復活が決まったのです。今の所、秦国六大将軍は空席ですが、鄴攻めの戦功を受けて、新しく任命されるのはほぼ確実で、それはつまり鄴攻めに参加した将軍から選ばれる事になります。では誰が選ばれるのか?kawausoの独断と偏見で戦功などを加味しつつ予想します。
秦国六大将軍ランキング予想前半
漫画では、まだ鄴攻略戦は終っていませんが、作者が十五日で決着が着くとナレした以上これ以上の新展開は無いと断定してよいでしょう。
飽くまで予想ですが、最後は信が龐煖を斬るか退けるかし、切るカードが無くなった李牧は鄴の陥落か、邯鄲で悼襄王が死んだかを理由に和睦を持ち掛け、王都エリアに撤退して王翦の勝利で終るとして締めくくります。
その上で、鄴攻めの手柄などを加味してみるとランキングは以下の通りです。
・1位:総大将王翦
「信が1位に決まってんだろ」という読者ちゃんをいきなり裏切りますが、やはり1位は総大将である王翦だと思います。別に王翦が有力な敵将を斬ったわけではありませんが、そういう手柄は王翦の部下がやるべき猟犬の手柄であり、王翦の手柄とは比較できません。
第一の功績は補給路としての国門列尾の脆弱性を見て取った時、鄴城の様子を見て難攻不落を判断し城攻めではなく、鄴城周辺の九城の住民から食糧を取り上げて鄴に追い立てて、兵糧攻めにする事で持久戦を可能にした手柄です。
並みの将軍なら、列尾から咸陽に退却すべきところを、敢えて敵地深く入り込み鄴を兵糧攻めする手並みはお見事でした。
第二は、鄴に避難民に紛れさせて決死の伏兵を用意し、鄴の食糧庫を全て焼くという周到さで、鄴陥落を確定的にした事でしょう。
まあ、持久戦を選んだ結果、当人含め秦軍将兵が三日間絶食のロング断食ダイエットを強制的に継続する羽目になりましたが・・こちらを鮮やかに解決できればキングダム屈指の名将だとは思います。秦国六大将軍筆頭は、王翦でウッドボール!(木・まり)
・2位:副将楊端和
楊端和の手柄は犬戎族を倒した事というより黒羊や閼与の後詰の役割を果たしていた公孫龍と舜水樹を犬戎王ロゾ諸共に撃破して、列尾まで退却させた事です。特に公孫龍は10万とかいう大軍を擁していて、そのままでは閼与も黒羊も容易には落ちない所でしたが、楊端和と壁の連合軍が退けた事で閼与も黒羊も兵力の後詰が弱まり、また朱海平原に新しい趙軍が出現するのを防げています。
犬戎族との交戦は戦略上不要で、まんまと舜水樹に誘導されたものでしたが、その強大な戦闘力を吸収した事は今後の戦いでは生きてくる事でしょう。
・3位:楽華隊蒙恬
「ウキー!kawausoは信が嫌いなだけなんだろー!」みたいな声が聞こえてきそうですが、これも拙者の独断と偏見なのでご容赦願いたい。いやでもね、蒙恬の機知が無かったならば、秦軍は初日で左翼の総大将である麻紘を李牧ワープで殺害されて左翼が崩壊。
王翦本陣は離眼勢と中央の李牧本営に挟撃されて甚大なダメージを受けた可能性があります。王翦としても、それはピンチだと思ったからこそ、蒙恬を仮の左翼総大将にしたのでしょう。
第二は鄴攻めの終盤、馬南慈に奇襲されて絶体絶命な王翦を救い、馬南慈の右目を奪い王翦を無事に逃がした手柄です。これは大手柄です。王翦死んだら戦争終わりですし、さあ、残るはあと3名ですが、ここで後半戦に続きまーす。
秦国六大将軍ランキング予想後編
では、引き続き秦国六大将軍ランキング予想を続けます。
・4位:飛信隊信
ここでやっと出てきました主人公信、しかし、王賁とどっちが5位かで正直迷いました。
理由ですか?信は岳嬰、趙峩龍、徐林、等々、名だたる趙の部将を斬っていますが、それが大きく戦況を動かしたというわけではないからです。
戦術的には大手柄、戦略的には微妙というのが信のポジションですね。じゃあ龐煖を討てばランキングTOPに行くかというと実はそれも微妙です。
確かに龐煖はかつて、摎、王騎、麃公を殺戮した男ですが、以前と違い鄴攻めでは何の軍勢も率いていません。今回は単独出現のバーサーカですから、倒したところで迷惑な武神が一人減るだけです。なので龐煖を斬ったとしても4位が確定するだけで、3位の蒙恬のランクにも上らないでしょう。
ああ!読者ちゃん怒らない怒らない、あくまでも戦略的に見てのランキングですよ。
・5位:玉鳳隊王賁
というわけで5位は信と僅差で王賁です。
王賁は堯雲を討っていますし、亜光軍を翻弄しがちだった趙峩龍や馬南慈の攻撃を未然に把握して阻止するなど若い癖にいぶし銀な行動が多いのですが、完全に崩壊した左翼を立て直した蒙恬に比較すると窮地を救うまでにはいきません。
惜しいですね、亜光軍が崩壊寸前まで行ってから救い出せばもっと目立ったのですが、また雷雲隊の少人数の襲撃を防げずに攻めこまれ、堯雲により瀕死に追い込まれるなど防御面に脆い部分があります。これらの要素を加味すると5位が妥当ではないかなと思う次第です。
・6位:副将桓騎
こちらは、特に異論はないと思います。
理由はこれという手柄がないからであり、鄴を包囲するという地味な任務を与えられたので仕方がない事でもあります。それなら、六大将軍もダメじゃないかとも思いますが、今回の戦いは鄴を陥落させる事なので、繰り返される趙兵のちょっかいを阻止しながら、あらくれ者ばかりの野盗を抑えて鄴を開城させるのは大金星です。
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