大人気春秋戦国時代漫画キングダム、最新622話では、いよいよ信と龐煖が直接対決となります。
最初の馬陽、次は合従軍編の最期の蕞での戦いに続き、対決も三度目、力をつけてきた信と胡漸ジィに足を刺されたポンコツ龐煖。
羌瘣が指二本落としてくれたので信が楽勝かと思いきや、龐煖の最初の一撃でいきなり吹き飛ばされる信！
こりゃ一体どういうわけだ？まだ疲れてんのか信、では、待ちきれないキングダム622話をレビュー考察してみましょう。
※この記事はキングダム622話のネタバレが含まれる記事ですのでご注意ください。
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監修者
kawauso 編集長（石原 昌光）
「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。
コンテンツ制作責任者
おとぼけ（田畑 雄貴）
PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。
この記事の目次
キングダム最新622話ネタバレ「虫けらのように殺された仲間」
先行した信の元に尾平や崇原、渕さんが駆け付けます。遠くからでも見えた龐煖の巨体、やはり信一人に任せるのは不安でした。
しかし、そこで尾平が見たのは、龐煖に斬り刻まれた飛信隊の仲間の姿、真っ二つにされて転がっている去亥の半身もあります。
「なんじゃィこりゃあーーーー！！」
ジーパン刑事ばりに叫ぶ尾平無理もありません、馬陽から以後、重要な戦いでは必ず龐煖が出現して飛信隊をサクサク狩っているのです。
崇原や渕さんもガタガタ震えながら、怒りに震えています。
尾平が信に目を移すと、信は無言で羌瘣を抱きかかえて佇んでいました。そして信はぐったりした様子の羌瘣を尾平に託します。
信の雰囲気はナッパやベジータと初めて対峙した悟空に似ています、大事な仲間と最愛の女をグチャグチャにした龐煖への静かな怒りです。
尾平は、羌瘣でも勝てなかった龐煖に立ち向かうのを止めるように信を説得しますが、信は構わず動き始めます。
キングダム最新622話ネタバレ「ホーケン！お前は一体何なんだァ！」
信「ほおおけええええええええーーーーんん！！お前は一体何なんだァ！」
信が絞り出すような叫び声を挙げます。その時、信の脳裏には、「お前を守る」と言った羌瘣や、火を絶やすでないぞォと言い残した麃公。
そして、龐煖を追い詰めながら、一瞬の隙を突かれて龐煖の矛で胸を貫かれた王騎の姿が走馬灯のように駆け巡ります。
信「龐煖、お前は何なんだァァァァーーー！！」
再び、信は叫びます、信にとって龐煖の言う武神は奇怪な存在でした。無差別に人を殺し、地上最強の武を極める事に何の意味があるのか？
一方の龐煖も信を凝視します、すると王騎の矛を構える信の背後に、再び王騎のオーラが浮かび上がりました。
龐煖「ヴオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーッ！！」
王騎を見ると条件反射で飛び掛かる簡単仕様の龐煖は、信に向かって思い切り矛を振り下ろします。
ガッキイイーーン
スンゴイ圧ですが、信は顔を風圧で変形させながらも王騎の矛で龐煖の一撃をしのぎ、その勢いに吹き飛ばされます。
あれれれ、信が明らかに力負けしてしまいました。大丈夫でしょうか？
キングダム最新622話ネタバレ「人類代表龐煖？」
吹き飛ばされたとはいえ流石に信、体勢を崩す事なく地面に踏みとどまりました。そこには趙の騎兵がいましたが、あまりの事に仰天してゲッ？という顔をしています。結果的に信の判断は正解でした。猛り狂ったワレブさんはその後を追撃して、目前に迫っていたからです。
哀れなのは、たまたま信が飛ばされた場所に居合わせた趙の騎兵数名、龐煖のスヒンで胴が真っ二つにされたり、頭が半分になってしまいました。
そうです！龐煖は信以外は眼中になく、近くにいるものは敵だろうと味方だろうと巻き添えにして斬り殺すのに躊躇いがありません。
敵も味方も区別がない龐煖のタタリ神ぶりに、丘の上のカイネはビビります。
「あのブタゴリラって、一体何者なのですか？」
しかし、李牧は余裕綽々で涼しい顔です。
李牧「カイネ、信じられないかも知れませんが、龐煖は我々人の代表です」
煽り：ポンコツだなんだ言われながらも、蓋を開けてみれば羌瘣をボロゾーキンにし、信に対しても力で圧倒する龐煖。
そして、ここに来て、味方も敵も関係なくなり、味方の騎兵までスヒンしてしまうご乱行ぶりを見せる。
果たして、このまま信は龐煖相手に力負けしてしまうのか？ それとも信は様子を窺っているだけなのか？
謎が謎を呼ぶキングダム、最新623話が発売されるのを待て！！
キングダム623話kawauso大予想
今回は、キングダム622話のラストの柱が気になりました。その男はどこから来て、どこに行くのか武神とは一体何なのか？
さらに李牧は、龐煖を我々人の代表とも言っているので、それが何を意味するかも不思議です。龐煖はどう見ても人間代表というよりは、二本足で歩く熊という感じなんですが、、
もう一つ気になるのは、621話で龐煖が羌瘣を葬り去る時に、お前は宿す者ではないと言い放った事です。
宿す者とは何か？龐煖は宿す者を探していて信はその宿す者なのか？最終段階にきて、謎ワードが続々と出て来ましたね。
もしかして、623話では李牧の口から武神の正体が語られるのかも知れませんね。
一方で劣勢に見える信ですが、単に吹き飛ばされたというよりは、上手く龐煖の斬撃のエネルギーを逃がしているようにも思えます。
これは力負けというよりは、何かを掴んだ信の自信の表れではないでしょうか。元々、体格差がある両名であり、信も長々と戦える状態でもないので、龐煖が暴れるだけ暴れた、その隙に乗じて致命的な一撃を狙うのではないかと推測します。
※追記：キングダム623話が11月28日に発売されました。
今回は、李牧の口から龐煖の正体が明かされますが、正直、ここで書くのが大変な哲学的な内容なので↓から本編を読んで下さい。
ポイントとしては龐煖はただの殺人鬼ではなく、当人は大真面目に人類の救済を考えているという点です。
【次のページに続きます】
