こちらは2ページ目になります。1ページ目から読む場合は、以下の緑ボタンからお願いします。
監修者
kawauso 編集長（石原 昌光）
「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。
コンテンツ制作責任者
おとぼけ（田畑 雄貴）
PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。
この記事の目次
キングダム637話ネタバレ予想「閼与経由が史実に近い」
史実で見ても、秦の趙攻略は太行山脈を抜けるケースなんですよね。列尾という国門は現実にはないわけで、今後は不用になるものです。今後の戦いでは、太行山脈を中心にしたものに話の内容が変化していくわけですから、閼与を落として咸陽と鄴と直接結ぶのは、歴史的には正しい方策と言えるのです。
また、閼与は王翦の師である公孫胡傷が趙奢に敗れた因縁の土地でもありますし、この逸話と補給をリンクさせるのも大いにありかなと思うのです。王翦は次代の六大将軍、趙奢は李牧の前の三大天でありこれもひとつの因縁です。
キングダム637話ネタバレ予想「王翦が取りに出るか？」
史記には、閼与については王翦が獲ったとされている事から、頃合いを見て、王翦が飛び出して蒙武と会同するかも知れません。李牧が列尾と遼陽をブラフだと気がつき、急いで、閼与に向かいますが、すでに王翦が先についていたというオチです。
もう一つの可能性は、趙の悼襄王が急に病死して喪に服する為に、全軍に攻撃中止が命令され趙軍を撤退させるしかなくなるという歴史的な縛りを使ってくるのかも知れません。この場合だと、閼与を落として進軍する蒙武を前に手も足も出ない李牧という様子も見られるかも知れません。
【次のページに続きます】
