
大人気春秋戦国時代漫画キングダム。642話からは新章に突入という事で連載は3週間お休みという事になりました。
そこで今回は鄴攻めの最大の功労者である王翦が、今後どう動くかを考えてみます。王翦は王になるという野望を捨ててはいませんが、その野望達成はある意外な方法なのです。
この記事の目次
キングダム642話ネタバレ予想「猛毒!大将軍王翦の野望」
鄴陥落の功績の大きさを考えても、王翦が六大将軍になるのは間違いない所です。そればかりか、六大将軍の筆頭になってもおかしくはないでしょう。ま、六大将軍に序列があるわけではないので、筆頭なんてないのかも知れませんが・・・
しかし、読者の皆さんは忘れていませんか?今回の王翦の起用は毒をもって毒を制すという極めて危ない賭けの上に成立している事を、王になりたいという野心を持ち続け、それが故に実力がありながら遠ざけられたのが王翦です。
それでも、短期間で六国を滅ぼすという秦王政のプランを実行できる大将軍は、王翦以外にはないので、渋々起用されたのが王翦であり、そうである以上、王翦も王への野心を前面に出してくる事でしょう。
キングダム642話ネタバレ予想「王翦は静かに暮らしたい」
今回、派手な活躍を見せた王翦ですが、史実の王翦の足跡は紀元前236年から紀元前229年までぱったりと途絶えてしまいます。本来なら今後も大活躍し、趙以外にも列国を平らげる活躍をしそうな王翦が活動を停止する。
まるで、JOJOの吉良義影のような「王翦は静かに暮らしたい」ですが、もちろん王翦から王に成りたいという野望が消えてしまうわけではありません。ではどうして王翦は、足跡を消してしまうのでしょうか?それって、こんな風に考えられないでしょうか?
キングダム642話ネタバレ予想「桓騎や騰を見殺す王翦」
王翦は頭の良い男ですから、突然自分の領地で反乱を起こして独立するような暴挙には出ません。そんな事をすれば討伐の大義名分を秦王政に与えてしまうだけです。では、どうするか?これは簡単です。自分の有能ぶりを秦王政に認識させて、軍事に関しては王翦に依存させればいいのです。
でも、現実には秦では王翦以外の将軍も存在しているわけですから、中々王翦ひとりに依存という事にはなりません。ならば、どうするか?そのような有能な将軍達には秦から出て行ってもらうか、あっさりと死んでもらえばいいのです。
例えば、鄴を陥落させて、きっと六大将軍に昇進する桓騎は、恐らく死んでも王翦の犬にはならないでしょうから、おだてて趙攻略をアシストしてやり、李牧の逆襲が予測できる段階で見殺しにしてしまいます。
また、騰のような大将軍も王翦の配下になる可能性がないので見殺しに近い形で敗死する方向に導いていくでしょう。もちろん、これは巧妙かつ細心の注意の下で行われ、まさか王翦がそれらのライバルを排除していようとは、ほとんど誰も気づかないのです。
キングダム642話ネタバレ予想「王翦の秦乗っ取り計略」
次第に居なくなっていく秦の大将軍に比例して、王翦の重要度は上昇していきます。どこの国でも軍権を握るか、財政を握る人物が、その国の事実上の支配者になるのは当然のなりゆきです。日本でも戦国武将の朝倉宗滴は朝倉宗家の家督を奪う事には失敗しましたが、軍奉行として朝倉家の戦争を取り仕切り、勝利を重ねる事で事実上の当主となりました。
kawausoは、王翦の性格のモデルは、戦国武将の朝倉宗滴だと睨んでいるので、同じ事を王翦はやると見ています。
そして、紀元前228年、王翦は計略を用いて李牧を誅殺させ排除する事に成功し、邯鄲を落とす事に成功、もはや秦に並ぶ者がない軍の重鎮に上り詰めます。
秦王政は紀元前226年、燕を滅ぼした返す刀で楚まで併呑しようと王翦に出陣を命じます。この時、王翦の目が光りました。そして、秦の対外遠征に動員できるほぼ全員である60万人を与えてくれれば、楚を滅ぼしてみせますと返答するのです。
実はこれこそ、王翦の非常に回りくどい謀反の狼煙でした。
すでに、韓と趙は滅び、燕も魏も滅亡寸前、ここで60万の大軍を受けた王翦は函谷関を出る直前で反旗を翻し、秦王政に穏便に退位を願い出て、自身が王に即位する腹づもりです。
王翦の忠勤に丸め込まれている群臣は、少しも謀反に気が付いていません。危うし秦、一体どうなるのか?
キングダム642話ネタバレ予想「李信が王翦の奸計を挫く」
しかし、ここで、先の燕討伐で太子丹の首を挙げた李信が王翦を遮ります。そして、自分なら20万で楚を討伐して見せると豪語したのです。燕討伐では自分の配下として活躍した李信の発言が王翦には誤算だったのです。
これにより王翦の野望は一度は挫けます。屈辱の王翦は、老いぼれは去り行くのみですと言い、その日以来隠居してしまうわけです。もちろん李信は、一連の王翦の行動から本能的に王翦の野心を感じ取り、クーデターを阻止するつもりで無謀な提案をしたのでしょう。いずれにせよ、この時点で秦は王翦のクーデターを回避する事に成功します。
キングダム642話ネタバレ予想「李信の敗北!」
李信は、蒙恬を副官として楚に攻め込みますが、連戦連勝したのは最初だけで、やがて逆襲してきた項燕に散々に撃破されて20万の大軍の大半を失い、咸陽に敗走します。勢いに乗った項燕は今度は、攻める側に回り函谷関に向けて驀進しました。
本来なら、敗戦した李信と蒙恬は処罰されるべきですが、それが王翦のクーデターの野望を阻止する為だった事を知っている秦王政は、二人を責めませんでした。史実でも、2人が処罰された様子はないので、ここは史実ベースになります。
しかし、その間にも項燕の大軍は函谷関に迫ってきます。ここで秦王政は王翦との一対一の戦争へと身を投じていくのです。
キングダム642話ネタバレ予想「本当の主」
秦王政は隠居した王翦に会いに行きます。丁重に秦王政を迎える王翦に、政は平伏して王翦の提案を蹴った事を謝ります。そして、秦を救う為に、もう一度指揮を執って欲しいと王翦を説得しました。当然ながら老齢を理由に辞退する王翦、それでも頼むと頭を下げる政に、王翦は
ならば、60万の大軍を預けて下さい出来ますか?もしかしたら、私はそのまま函谷関を出ずに秦の王になるかも知れません。それでも、私を信じて全軍を預けられますか?と問います。
秦王政は、私にその力がない以上は、そなたに託すしかないと言います。
第一に、王の責務は咸陽の人民を楚の蹂躙から守る事だと、その力が自分にない以上、王翦に全てを託し祈る以外に自分の出来る事は無いと言うのです。王翦はその熱意に天下万民の為に、地位も命も投げ出す本当の主の姿を見て、己が王となる野望を棄て去るのでした。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
王翦は心に闇を抱えているのだと感じます。それは何なのか?
まだ、分かりませんが、上がアホなら国は滅びると言う言葉に、支配階級への強烈な不信感を感じ取りました。そんな王翦の人民への対応は、戦略に利用する事はあっても無暗に虐殺する事は無い穏当なもので、それが人気取りの下心か、元々からの慈愛の表れかは不明です。
でも、どこかで本当に天下万民の王に相応しい人物に会えたら、そこで惜しげもなく、己の野心を諦める、そういう展開だったら面白いかなとは思います。
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