キングダム雑学「可哀想な公子嘉は将来王として即位する?」


 

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献帝

 

キングダム646話で一番悲惨だった人物と言えば、公子嘉(こうし・か)でしょう。

 

悼襄(とうじょうおう)が死んで当然の如く、自分が王になるものと思っていたら直前で悼襄王が遺言を書き換えていた事実が発覚して王位を公子遷(こうしせん)に奪われ、さらには邯鄲(かんたん)を追われてしまいました。

 

育ちが良い人で打たれ弱いのか、逃走途中で部下に涙ながらに謝罪し、部下の士気まで下げるお茶目な一面を見せていましたが、可哀想な公子嘉は史実ではどんな人生を歩んでいくのでしょう。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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趙の滅亡後、代に亡命政権を建てる

内容に納得がいかないkawauso様

 

公子嘉が史実に登場するのは紀元前228年で、趙が王翦(おうせん)により滅ぼされ李牧(りぼく)も、幽繆王(ゆうぼくおう)に誅殺された後の事です。捕えられた幽繆王は房陵(ぼうりょう)に流罪になりますが、生き残った公子嘉は一族100名あまりを引き連れて、趙の北辺である代に移動し、趙の大夫達に推戴されて代王嘉として即位します。

 

キングダム時間から考えると8年後の事ですから、そこまでには聡明だけど打たれ弱い性格からは脱却するんでしょうね。

 

代とはいかなる国か?

長安(俯瞰で見た漢の時代の大都市)

 

代とは、趙国の北にある土地で、中原とは異なる民族で構成された国でしたが、周の初期には周王に認められ、分封された歴史の長い国です。

 

紀元前458年に、趙国の祖である晋の趙無恤(ちょうむじゅつ)が、代への使節を夏屋山に送り代王を宴席に招待して、そのまま官人に銅の柄杓で代王を撲殺させ、さらに兵を派遣して代を滅ぼして版図に組み込み、紀元前403年に趙が諸侯になった後も引き続き趙国の一部でした。

 

趙には、舜水樹のように匈奴との混血のキャラもいますが、そういうキャラの出身地が代なのかも知れません。

 

キングダムネタバレ考察

 

燕王喜と連携して秦に対抗する

士燮

 

代という土地は燕の都である(けい)に近く、その関係で代王嘉は燕王喜と結んで秦に対抗する事になります。

 

燕にしても趙が滅んだ事で秦の脅威をまともに受ける事になり、どこかと連携する必要がありましたが、斉は秦と組んで中立状態、楚は燕からは遠く、韓と魏は瀕死状態であり組めるのは代しかなかったのです。

キングダム 戦国七雄地図

 

しかしながら代王嘉は、相当くじ運がない人らしく、燕と盟約を結んだ事で秦との抗争に巻き込まれるのです。

 

燕代連合軍が秦軍に撃破される

敗北し倒れている兵士達a(モブ)

 

この燕王喜の太子は丹と言い、昔、趙へ人質として送られ秦王政と親しくしていた人物でした。ところが、その後、燕の太子となった丹は秦に使節として向かい秦王政に挨拶しましたが、政には冷たく対応されました。

 

太子丹は、その事に衝撃を受け、秦は燕に禍をもたらすと国だと恨み帰国したのです。紆余曲折の末、太子丹は暗殺者荊軻を雇い、秦王政の暗殺を謀りますが失敗、怒った政は荊軻を八つ裂きにした上で燕に侵攻します。この事態に同盟関係だった代王嘉も援軍を燕に派遣しますが、易水の西で王翦と辛勝の軍に撃破されました。

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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