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キングダム647話ネタバレ予想「公子嘉が郭開の人質になる」

2020年7月8日


 

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亡くなる李牧

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、趙の王位継承争いは生き残る為には手段を選ばない郭開(かくかい)公子遷(こうしせん)のタッグに軍配が上がった模様です。惨めなのは公子嘉(こうしか)の一派と李牧(りぼく)で、李牧サンは疲れたと弱音を吐くわ。

 

公子嘉は部下に己の不甲斐(ふがい)なさを泣きながら謝るわで、全体的に沈滞ムードが漂っていました。しかし、史実で李牧は趙の総大将として秦を撃退し武安君に封じられる人物です。では、ここからキングダムではいかなる逆転現象が起きるかを考察してみましょう。

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム647話ネタバレ予想「郭開に統治能力がないのは覆らない」

秦檜(しんかい)

 

究極の内弁慶ぶりを発揮して軍を動かし、公子嘉の一派を大半粛清した郭開ですがこれで安泰とはいきません。何しろ、邯鄲の外には王翦が率いる秦軍が退却中とはいえ情報収集している状態です。

 

統治能力皆無の幽繆王と、腰巾着の郭開が再び趙のトップに座ったと聞けば、王翦は再び軍を取って返すに決まっています。一応、天下無敵の王都軍が邯鄲を守っているとはいえ、李牧抜きで王翦の侵攻を跳ね返すのは不可能でしょう。

兵士 朝まで三国志

 

逆説的ですが、郭開の身の安泰には李牧が必要です。しかし、李牧を最高司令官につけてしまうと公子嘉も求心力を回復してしまいます。だからと言って公子嘉を殺害してしまえば、李牧は希望を失い公子遷に仕えよと言っても拒否してしまうでしょう。

 

キングダム647話ネタバレ予想「公子嘉を幽閉して生かし李牧を取り込む」

献帝

 

そこで郭開は閃きます。李牧を幽閉したように公子嘉を捕えて幽閉して人質にしてしまおうと言うのです。

 

そして、李牧に対しては公子嘉の命の安全と引き換えに、趙軍の最高司令官として桓騎と対決してもらう。もちろん、李牧が何かオカシイ動きをしたら、その時には公子嘉の命は保証できないと脅しを掛けます。

 

李牧は、この条件の受け入れを拒否しますが、己の無力を思い知った公子嘉は、李牧の人生を活かし趙を救う僅かな希望として、自ら人質になる事を受け入れるのです。決死の決意の公子嘉の前に、忠臣李牧は郭開の条件を飲むしかありませんでしたという展開が考えられます。

 

キングダムネタバレ考察

 

キングダム647話ネタバレ予想「似た展開は北斗の拳にもある」

梁興

 

この公子嘉人質説の元ネタは、北斗の拳の天帝編にあります。ケンオウ死後の世紀末では、天帝を盟主とする元斗皇拳(げんとこうけん)が勢力を伸ばしていますが、実際に天帝軍を指揮しているのは、総督ジャコウという人物であり、このジャコウが天帝ルイを幽閉して人質とする事で、金色のファルコのような元斗皇拳の使い手に言う事を聞かせているのです。

 

人質は、卑劣と言えば卑劣な手ですが、ジャコウに負けず劣らず気が小さく悪知恵が回る郭開では、そうでもしない限り李牧をコントロールする自信を持つ事は出来ないでしょう。

 

キングダム647話ネタバレ予想「公子遷は政治に興味がない」

劉禅

 

悼襄王を小さくしたような公子遷は、悼襄王と同様に政治に関心がなく、全ては郭開に丸投げという事に終始するでしょう。逆に言えば李牧としては、郭開さえ納得させる事が出来れば、再び、秦軍の総指揮を執り今度は王都軍も投入して、秦を追い出す為の戦略を練る事が出来ます。

剣を持ち戦う李牧

 

あれだけ期待を懸けていた公子嘉が郭開に人質に取られてしまうのはガッカリポンですが、それも、趙が存続できればの事です。ここは、生き残って再び趙軍の指揮を執れる幸福を噛み締めつつ、秦軍を趙の領土から追い出す事に全力を尽くすしかないでしょう。

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kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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