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キングダム649話予想「邯鄲が包囲できたのは魏が衰えたから」
王翦でさえどうにも出来なかった趙の長城を迂回したか乗り越えた将軍が楊端和です。
紀元前229年に河内の兵力を率いた楊端和は、そのまま太行山脈を北上する事なく、まっすぐに進んで邯鄲を包囲、パニックになった幽繆王が郭開の讒言を入れて、李牧を殺害するのに一役かっています。
可能性としては、邯鄲の外側に巡らされている長城をよじ登ったとも考えられますが、おそらくそうではなく、魏の勢力が黄河の南に押し込まれてしまい、趙の長城を迂回している間に背後を突かれる心配がなくなったのでしょう。
漫画では触れられていませんが、楊端和は紀元前238年に衍氏の戦いで黄河周辺の魏の城を落として、黄河の南に魏を押し込んでいて、これが邯鄲の長城を迂回する伏線かも知れません。
あ、これは史実なのでキングダムでそうなるとは限りませんけどね。
キングダム649話予想「漫画に長城は出てくるのか?」
今後、邯鄲の周囲を取り囲む趙の長城は登場するのでしょうか?
kawausoは、出てこないんじゃないかと思います。
もし、出てくるのであれば、すでに何度か提示されている地図で長城を描くでしょうし、そうしないという事は、趙の長城については触れるつもりはないという事でしょう。
確かに、ようやく鄴を落としたと思いきや、その前面に邯鄲を取り囲む長城が存在しているとすると、なんだか窮屈な感じになりますし、まだるっこしいというか、スピード感はかなり損なわれる事になりますね。しかし、だとすると李牧の番吾に兵力を集中するようにという遺言はどのように処理されるのか興味津々ですね。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
今回は、扈輒の100倍頼りになる邯鄲を取り囲む趙の長城について解説しました。よく考えてみると、咸陽を守る為に函谷関があるように、邯鄲を守る為に長城があっても不思議ではないですよね。
参考文献:史記
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