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日本史ライターkawausoの独り言
日本の商社は零細だった輸出業者が外国商人の巨大資本に搾取されるのを防ぐ為に、豪商や藩から出資を募り輸出産業を一元管理して、日本の富の流出を阻止する為に考案されたと言えるでしょう。
坂本龍馬や小栗忠順が頓挫した商社構想は、その後、三井や三菱に引き継がれ総合商社になって結実します。総合商社は政府と結託し財閥化していく事で、資本を集中、蓄積していき、徐々に外国勢力を駆逐、大正時代までには不平等な商習慣は全廃される事になりました。
参考文献:土地と財産で読み解く日本史 大村大次郎、他
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