大人気春秋戦国時代漫画キングダム、休載明けの655話では馬介を倒されて玄右に押し込まれた呉鳳明が、乱美迫や録嗚未まで動かして、戦術を変更しました。
それに合わせて騰も軍を動かしたのですが、呉鳳明の戦術とは、どんなものなのか?
イラストを元に予想していきます。
この記事の目次
キングダム656話ネタバレ考察「呉鳳明の主攻と助攻とは」
以下はイラストを見ながら解説致します。呉鳳明の指示により、千斗雲と激闘していた乱美迫は軍を二手に分離し、項翼を相手にしつつ、同時に満羽と激闘している蒙武の補助に入りました。
すると事情を察知した騰は項翼との対決を避けて、寿胡王を攻めに向かいます。kawausoは、前回、騰は玄右を攻めると書いていましたが、読者のみっちゃんさんのコメントを入れて変更します。
これにより、什虎軍の二つの核、①満羽、②寿胡王の2名を同時に攻める事が可能です。什虎城の城主である満羽を攻めるのが主攻、軍師の寿胡王を攻めるのが助攻です。
キングダム656話ネタバレ考察「録嗚未を捨て項翼をあしらう」
項翼については、乱美迫の別動隊で適当に牽制しつつ、満羽については、六将級の乱美迫と蒙武の二枚看板で攻めるので、秦魏連合軍の方が有利です。もちろんこれは、千斗雲の圧力で最悪、録嗚未が潰れてもいいと割り切った上での肉を切らせて骨を断つ戦術ですが、録嗚未が死んでも呉鳳明は痛くもかゆくもありません。
また、秦としても蒙武の武力をしても攻めあぐねていた満羽を乱美迫が共同で攻めてくれるので大きなプラスです。魏と秦の挟撃が潰れた今としては、呉鳳明の策は願ってもない事と言えるでしょう。
キングダム656話ネタバレ考察「寿胡王を人質に取る事で主導権を取る」
呉鳳明の策は、寿胡王を人質に取る形になるのがキモであると言えます。什虎軍は、寿胡王の守りが何故か薄いので、ここに騰が殺到する形になると応援を送らざるを得なくなるでしょう。
第一に、千斗雲を救援に向かわせたとすると、録嗚未の軍勢が背後を挟撃できます。仮に背後を取れなくても、フリーになった録嗚未軍は、さらに満羽を殺る為にダメ押しの追加部隊としても活動が可能です。寿胡王を人質に取る事により、フリーで動ける千斗雲の行動を縛る事が可能で、秦と魏のペースに楚を巻き込んでいく事になります。
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