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小田原城とはどんなお城?難攻不落の城の秘密や楽しみ方


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小田原城とはどんなお城?(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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悲願の大河ドラマへ。「北条五代観光推進協議会」

 

歴史好きな小田原市民の夢、それは「NHK大河ドラマの舞台を小田原に誘致する」ことなのかもしれません。平成25年5月には、北条五代観光推進協議会の総会が行われました。北条氏の領国経営にフォーカスし、北条氏の魅力を最大限に生かした内容で大河ドラマ化を進めていくことを誓い合い、「北条五代観光推進宣言」が満場一致で採択されました。また、同日に開催された小田原北條五代祭りの北條ふるさとサミットでは、加盟市町の首長が「北条五代観光推進宣言」を宣言しています。地域の歴史押しの熱意は半端じゃありませんね。

 

北条早雲

 

当初は「北条早雲(ほうじょうそううん)」の生涯を題材とした大河ドラマを実現しようとしていたのですが、NHKの反応は冷ややかで、「立派な人物ではあるが、大河ドラマとして一年間放送するには面白みに欠ける」と言われたのだとか。そこで北条五代観光推進協議会は方向転換して、戦国の世にあって親兄弟争うことなく五代百年にわたり関東を治めた北条5代を題材とした内容を押しています。今までの大河ドラマは、あるひとりの主人公の人生を表現してきたわけですので、もしこれが実現すれば大河ドラマの王道を覆す、画期的な内容となります。脚本的には非常に難しいのではないかと思うわけですが、ぜひ実現してほしいです。

 

※北条五代観光推進協議会とは、北条氏にゆかりのある12市2町(岡山県井原市、大阪府大阪狭山市、静岡県沼津市、三島市、伊豆市、伊豆の国市、神奈川県横浜市、相模原市、鎌倉市、小田原市、箱根町、東京都八王子市、埼玉県川越市、寄居町)の行政及び観光協会が連携し、北条氏のさまざまな偉業や魅力を活用した観光事業を展開することにより、北条氏ゆかりの地として歴史や文化を広く全国に紹介し、地域の活性化を図ることを目的とした団体です。

 

参考記事:北条五代観光推進協議会(外部リンク)

 

「小田原・小田原城」のご当地キャラは「梅丸」

 

2015年10月、岐阜県大垣市で行われた全国城サミットのゆるキャラ集合ステージにも出演している「梅丸」は、正式なキャラクターです。

 

生まれは1990年、ゆるキャラという存在がなかった頃「ときめき小田原夢まつり」のキャラクターとして誕生しました。彦根城に「ひこにゃん」が生まれたのが2006年ですから、16歳も年上です。時代を先取りした取り組みが行われ、市役所の壁画や歩道に絵が飾られたり、市役所の封筒やハガキなどにも描かれたり、人形ははんぺんなども販売されるようになる。もちろん着ぐるみも製作された。しかしあまりにも時代を先どってしまったこの活動は定着することもなく、市民に一度は忘れ去られてしまった。

 

2013年になり、市民から復活させたいという動きが出てきます。ゆるキャラブームの到来で、「そういえばなんか昔、小田原にもいたなぁ」って感じになったのでしょうか。まち歩き観光のキャラクターに採用され、翌年には着ぐるみも復活しました。そして前述した全国城サミットへの出演とつながっていきます。時代を先取りしすぎて受け入れられず、一度は忘れ去られてしまったご当地キャラの「梅丸」の活躍を期待してしまうのは私だけでしょうか。

 

関連記事:小田原市キャラクター『梅丸』(外部リンク)

 

戦国時代ライターかずさんの独り言

戦国史ライターかずさん

 

いかがでしたか。

 

戦国時代までの日本の歴史はどうしても天皇が中心で、都である「京都」を中心に展開されています。甲斐の武田氏、上越の上杉氏より東の国々は、一般の人々が学ぶ歴史の表舞台には登場しません。但しそれは、都から遠いということだけでなく、外からの侵入を許さない、強固な土地であったことも影響しているのではないか、と今回の調査を終えて感じました。その玄関口に位置し、何度も外敵の侵入を蹴散らした「小田原城」は難攻不落の城として、関東地方を守ってきました。。そしてその過程において、「小田原城」が持っていた様々な技術が、後々の街づくりに活かされていきます。

 

今回、小田原城を知ることで、金沢にもう一度行ってみたいと思いました。さらに、東京に住んでいる著者は外堀を一周してみたいとも思いました。新しい何かを知るということは、また新たな知識欲を刺激します。知識が増えれば増えるほど、今まで見えてきた景色とは違ったモノが見えるようになってきます。「小田原城」とはそんな刺激が詰まった土地です。一度訪問したことがある方も、ぜひ様々な知識武装をして再訪してみてください。

 

参考URL:

・平成の大改修(外部リンク)

・北条五代観光推進協議会(外部リンク)

・石垣山一夜城(外部リンク)

 

はじめての戦国時代

 

 

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かずさん

かずさん

ライター自己紹介: 歴史との出会いは小学生の頃、図書館にあった日本の歴史に関する「漫画」でした。その後、ベタですがNHKの大河ドラマが好きすぎて「戦国時代」と「幕末」にはまっていきました。最近では城郭考古学者である千田先生の影響で「城」に一番の興味を持っています。先陣をきって攻めている足軽の気持ちになっての城散策が最高に楽しいです。 好きな歴史人物: 土方歳三、前田慶次、山本勘助、北条早雲、関羽雲長 etc 何か一言: 教科書で習ったイメージと事実とのあまりにも大きなギャップに驚きを隠せない今日この頃です。

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